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老若男女を受け入れてくれる「スガキヤ」の懐の深さが好きだ|あのローカルチェーンの味、楽天で買えちゃいます #4

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特定の地域だけで展開されており、地元の人々に愛されている「ローカルチェーン」の飲食店。中には楽天市場で購入できるものもあるのです!

地元のローカルチェーンをこよなく愛す方に「楽天市場で買える“地元の味”」を自宅で楽しんでもらいつつ、その魅力を語っていただく本連載。第4回は愛知出身のライター・米田梅子さんに、愛知県民にこよなく愛されている「スガキヤ」の魅力を紹介してもらいました。県民にとっては「マクド行く? それともスガキヤ?」というくらい、当たり前の選択肢として存在しているそうです。

あのローカルチェーンの味、楽天で買えちゃいます連載

🍜 🍜 🍜

さまざまなご当地グルメが有名な愛知県。ひつまぶし、みそカツ、みそ煮込みうどん、あんかけパスタ、手羽先などの個性的なメニューが存在している。

それゆえかローカルチェーン店も数多く展開されているが、特に地元の老若男女に広く愛されているお店が「スガキヤ」である。

愛知県に本社を置くスガキヤは、県内に180以上の店舗をもつ。県内では繁華街やショッピングモールはもちろん、大学構内や図書館にもあるため全国チェーンだと信じている愛知県民も多いが、出店エリアは愛知・三重・岐阜の中京エリアが圧倒的に多く、あとは滋賀などの関西エリアや静岡にちらほらあるのみ(2022年7月現在)。

「ココイチ(CoCo壱番屋)」や「コメダ珈琲」など、愛知を発祥としながらも現在は全国展開する飲食店が増えているが、まだ(ギリギリ)「愛知のローカルチェーン」と評せる存在だ。

「スガキヤのラーメンが食べたい」という欲を満たせるのはスガキヤだけ

小さい子からお年寄り、おとなしそうな人からちょっといかつい人まで、老若男女さまざまな人が訪れる「スガキヤ」は、「今日マクド行く? それともスガキヤ?」というくらい、県民にとってごく身近で当たり前の選択肢だ。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
筆者も上京前はスガキヤで友達と一緒に腹を満たしながら、課題の話やオタクトークをしていた

その証拠に、店舗数はとても多いのにどの店舗に行っても基本混んでいて、閑散としていることはあまりない。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
各務原イオンモール店にあるスガキヤ店舗の様子。老若男女がレジに並ぶ

「スガキヤ」といえば、「ラーメン」だ。

とんこつ系&魚介系のスープをブレンドした和風とんこつ味のラーメンは、シンプルながらボリューミー。そして一杯360円(2022年7月時点)と学生も気軽に食べられる価格帯なので、間食や軽食の選択肢として頻繁にその名があがる。

しかし「スガキヤ」の一番の魅力は、「スガキヤのラーメン」という唯一無二のジャンルを確立している点にあると考える。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
スガキヤの「ラーメン」

正直、飛び抜けておいしいラーメンというわけではない。「おいしいラーメン」が食べたいのであれば、他の店が選択肢としてあがるだろう。

しかし、スガキヤのラーメンには「スガキヤのラーメンが食べたい」と思わせる中毒性があり、その欲求を満たせるのはスガキヤだけなのだ。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
ややひねくれた愛知県民は「スガキヤってそんなにおいしくないんだけど〜」と前置きした上で「無性に食べたくなるときがあるんだよね」と言ったりする。ツンデレなのかもしれない

スガキヤのラーメンは楽天で買える

さて、スガキヤの魅力を知っている方と、これから知る全ての方に覚えておいてほしい。

前述の通りスガキヤの出店エリアは限られているが、遠く離れている場所に暮らしていても、スガキヤラーメンの購入は可能である。

そう、楽天市場で。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
生めん6食セットは1,543円(2022年7月現在)。一杯約250円とおどろきの安さ

今回筆者が購入したのは、「生めん6食セット」と「メンマ」。

段ボールの中からのぞく、親の顔と同じくらい見覚えがあるイラストにほっとする。スガキヤのマスコットキャラクター、スーちゃんだ。ウェルカムトゥ東京。

就職を機に上京したあと、スガキヤラーメンを食べる機会が激減し、喪失感に襲われていたあの頃の私に「楽天で買え」と教えてやりたい。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介

箱の中身は個包装された生めんと液体スープ、そして「ラーメンこしょう」。作り方が書かれた紙も同封されている。とはいえ調理はかんたん。麺をゆでて、熱湯で溶かしたスープに入れるだけ。スガキヤの店員さんになったつもりで作ろう。

仕上げに一緒に注文したメンマと、近所で買ったカットネギを乗せて、あとはチャーシューを……と、このセット、実は「チャーシュー」が付いていないのである。

スガキヤのラーメンといえばの、あのチャーシューがないとどうもテンションが上がらない……!!

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
これこれ

というわけで今回は、生ラーメン&メンマと一緒にカップ麺タイプも買い、そこから移植した。こちらにはかやくとしてチャーシューが付くのだ。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
オペ開始

そうして完成したのがこちらである。

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お店で提供されるものに似せて盛り付けてみた

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白濁したスープがお布団のよう。ここで寝たい

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
ズッ

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
は〜

この味! 実家のような安心感。まったりと優しい味わいのスープに「ラーメンこしょう」のジャンキーなパンチ。この凸凹感がクセになるのだ。しかしこのセット、店の味の再現度が半端ない

メンマはしょっぱめの濃い味付けで、単体で食べるのもよさそう。家だと店舗メニューにはない食べ方を考えたくなる。

ただし薄いサラミのようなこのチャーシューは、お店で食べられるものとはやはり異なる。あくまで気分だけ味わおう。

ちなみに楽天では、チャーシューブロック付きの「肉入りラーメンセット」や、デカいチャーシューが特徴の「プレミアムラーメンセット」もあるのだが、どちらも数量限定&出荷日が限定されており、執筆のタイミングでは買えなかった。無念。


\運が良ければ買えるかも……?/

さてここで、スガキヤのラーメン感を増幅させる重要アイテムを紹介したい。スガキヤ独自のカトラリー「ラーメンフォーク」である。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
名前の通りスプーンとフォークが融合した形状

店舗に必ず置かれており、全愛知県民が使ったことがあるであろうフォーク。実は高級食器で有名なノリタケと共同開発されており、MoMA(ニューヨーク近代美術館)のショップでも扱われているそうだ。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
麺を持ち上げたり、スープをすくったりできる

箸とレンゲの役割を一本で担う便利アイテム。うーんサステナブル。店舗には普通の箸とレンゲも置かれており、筆者は気が済んだら箸に持ち替えている。

……と、ここでちょうど神奈川出身の友人が自宅に来ていたので、スガキヤのラーメンを食べてもらった。スガキヤを知らない県民以外の人に、この味を体験してみてもらいたかったのだ。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
最初はもちろん、ラーメンフォークで

味わいを聞いてみると「あっさりとんこつ、ダシ強めだね」とのこと。

スガキヤのラーメンはあくまでスガキヤのラーメンであり、通常のラーメンらしい観点でスガキヤと向き合ったことがなかったので的確な分析に衝撃を受けた。

彼女は帰りがけ、今回買ったスガキヤのカップ麺を持って帰った。「不思議と繰り返し食べたくなる魅力」に魅了されたに違いない。

愛知県民とスガキヤラーメンの関係

スガキヤラーメンを食べ終えたあとは、ソフトクリームが食べたくなる。というのも、スガキヤはラーメンのほか、スイーツも豊富なのだ。ラーメンの「しょっぱい」からの「あまい」のコンボは最高としかいいようがない。

店舗には「スガキヤまるごとミニセット」というミニサイズのラーメン、五目ごはん、サラダ、そしてカップに入ったソフトクリーム付きの豪華なセットがあり、学生の頃はよく食べていた。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
スガキヤまるごとミニセット(提供:スガキコシステムズ)

要注意なのが、購入時に何も言わないとラーメンや五目ごはんと同じタイミングでソフトクリームが用意されることだ。

これだと溶けるソフトクリームを眺めながら急いでラーメンをかき込むことになるので、注文時に「あとでソフトクリームを取りに来ます」の一言を忘れてはいけない。

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
この失敗は今もやってしまう

溶けるアイスを眺めながら思い出すのは、まだ保育園に通っていた頃のこと。

母や祖母とよく買い物に行っていた近所のスーパーにも、スガキヤがあった。

しかしわが家は近所で外食をしないタイプの家だったので、その店舗を利用することはなかった。ただただ毎回ラーメンやソフトクリームを売っている様子を眺めては「いいな〜」と思っていた。

あの経験から、食べられないもどかしさと我慢、そしてスガキヤに対する渇望を学んだのかもしれない。そして、中学生の頃に念願かなって、初めてスガキヤを食べた日のことは今でも忘れられない。スガキヤは、愛知県民の人生と共にあるのだ

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
自我の芽生えよりも、スガキヤとの出会いのほうが早かった可能性がある

……とここまで書いて、無性にスガキヤに行きたくなってきた。

しかしすぐに愛知に行くわけにもいかない。家スガキヤで乗り切ろう

愛知県出身ライター・米田梅子が「スガキヤ」の魅力を紹介
まさに「名古屋といえば、この味で決まり!」である


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【楽天市場】寿がきや食品

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著者:米田梅子

Webライター時々イラストレーター。本業はデザイナー会社員。地元 愛知がとても好き。

Twitter:@umeruko

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今回紹介した商品

「スガキヤ ラーメン」を詳しく見る
「スガキヤ メンマ」を詳しく見る
「カップSUGAKIYAラーメン 1箱(12食入)」を詳しく見る
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『スガキヤ FAN BOOK』を詳しく見る