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こんなにいろいろあったんだ? ドレッシングを50本常備するマニア激推しの「ご当地ドレッシング」を食べ比べてみた

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ご当地ドレッシング座談会

こんにちは。ライターの斎藤充博です。

野菜、食べてますか? 僕はテキトーに刻んだ野菜にドレッシングをかけたサラダをよく食べています。

改めて考えてみると、ドレッシングってものすごく便利ですよね。だって、サラダなどにかけるだけで味がビシッと決まり、料理が一品できてしまうじゃないですか。僕が好きな「それだけで味が決まる調味料」の一つです。

※「それだけで味が決まる調味料」が好きなので過去にはこんな記事も書いています

いつもは目に付いたドレッシングを買っているだけですが、素材にこだわりまくったいいドレッシングを使えば、超うまいサラダを毎日食べられるんじゃないだろうか……。

聞くところによると、地元の食材をふんだんに使用したり、販売ルートが限られていたりする「ご当地ドレッシング」もたくさんあるらしい。わざわざ取り寄せてでも食べたい! と思えるおいしいものが多いのだとか。

というわけで、料理研究家にして「ドレッシングマニア」でもあるMICHIKOさんに、おすすめの「ご当地ドレッシング」を教えていただきました。

MICHIKOさんはこれまで1,000本以上のドレッシングを食べてきており、50本くらいのドレッシングを常備しているというすごい人です。

調味料
自宅にある調味料を数えたところ300種類を超えていたそう(MICHIKOさん提供)

MICHIKOさん ドレッシングを選んだ人:MICHIKOさん
料理・調味料研究家、野菜ソムリエプロ、調味料ソムリエプロ。
「調味料」に造詣が深く、中でも「ドレッシング」が大好物でこれまでに1,000本以上を食べ比べてきた。
その知識を生かし、ドレッシングマニアとして「ヒルナンデス!」「バゲット」「ウワサのお客さま」などテレビ番組に多く出演し、おすすめのドレッシングを紹介している。

今回は、読者の皆さんにお取り寄せしてほしいドレッシングをセレクトしていただきました。「これにかけてほしい」素材や料理も教えてもらったのですが、サラダだけじゃなくて、肉や魚にそのまま使ってもいいそうですよ!

そして僕を含め、日常的にドレッシングを使っている3人で食べ比べてみます。

\ 「ドレッシング座談会」参加者の皆さん /

斎藤さん斎藤充博
指圧師、ライター。よく家で食事を作るが、料理は苦手。うま味が強いものが好き。酸味が強いものは苦手。好きなドレッシングは「叙々苑 野菜サラダのたれ」。

ぶち猫さんぶち猫さん
料理ブロガー。以前はドレッシングを手作りしていたが、最近は何かと忙しく、購入することも多い。好きなドレッシングは神保町のビアホール・ランチョンの「トマトのドレッシング」。
Twitter:@buchineko_okawa

せこなおさんせこなおさん
ぬいぐるみデザイナー。家庭では2人の息子の母として食事を作る。とにかく手早く食事を用意することを信条としている。好きなドレッシングはキユーピーの「キユーピー ノンオイルごまと香味野菜」。
Twitter:@sekonao / HP:https://www.sekonao.com/

※順不同

ご当地ドレッシング座談会

斎藤さん
今日は「ご当地ドレッシング座談会」にお越しいただきまして、ありがとうございます。

せこなおさん
ドレッシングを品評できる自信がないのですが……。私でいいんですかね。

ぶち猫さん
私も詳しくはないですね。

斎藤さん
大丈夫です! 今回はドレッシングマニアのMICHIKOさんにきちんとした解説付きで選んでいただいております。それで情報量は担保できているかと。

せこなおさん
なら、記事としてはそれだけで十分なのでは……?

斎藤さん
専門家じゃない人の意見もあった方がいいかなと思いまして。

ぶち猫さん
それは確かにそうですね。

斎藤さん
あと、うまいドレッシングをみんなと食べ比べてみたいし……。

ぶち猫さん
本音が出ましたね(笑)。私も今日は楽しみにしていました。

いつもと違う味ばかり。7種類の「ご当地ドレッシング」を食べ比べてみた

【野菜編】

これから食べ比べるのはこの7種類。気になる商品名をタップするとそこに飛べます。

<食べ比べたドレッシング>

「ご当地ドレッシング7選」
▲紹介する「ご当地ドレッシング」一覧▲

【1】「桷志田(かくいだ) 黒酢ドレッシング 柚子塩」まるでマーマレードのような甘み

地域:鹿児島県
主な素材:黒酢、柚子果汁、氷砂糖など
MICHIKOさん解説
  • 江戸時代から代々黒酢を作り続けている醸造元のドレッシング
  • 熟成した黒酢にはまろやかなうま味があって、黒酢で漬け込んだ柚子の香りがさわやかさを感じさせてくれる
  • 食卓に手放せなくなる一品、今回のセレクトで「イチオシ」
サラダの具材はこれがオススメ:トマト、グリーンアスパラガス、アーモンドスライス、鯛(刺身用)
その他のオススメ:刺身、ソテーやグリルした肉や魚

斎藤さん
まずはMICHIKOさんの「イチオシ」というこのドレッシングから。

ぶち猫さん
材料は黒酢と柚子なんですね。正直、いまの段階では味の想像がつかないです。

せこなおさん
ポン酢みたいな味かなと想像しました。ポン酢なら何でも合うし。

「黒酢ドレッシング」

斎藤さん
香りがすごくいいですね。食べてみましょうか。

「黒酢ドレッシング」

斎藤さん
ああー。ぜんぜんポン酢ではないですね。黒酢特有のコクのある酸味、柚子の苦みを含んだ柑橘の香り、そして甘みが強いです。

せこなおさん
マーマレードみたいな感じがします。野菜にかけずにペロペロなめてもおいしそう……。

ぶち猫さん
黒酢と柚子でどうしてこんなに甘くなるんだろう? と思ったんですが、説明を読んでみると氷砂糖を入れているみたいですね。だからマーマレードみたいなのかも。

斎藤さん
ジャムみたいにパンに塗るのはどうだろう? ……いや、野菜を挟んでサンドイッチにした方がいいかな。

「黒酢ドレッシング」

ぶち猫さん
焼いた肉にマーマレードを入れたソースを使うことがありますが、このドレッシングをソースみたいに使ってもおいしそう。牛の赤身肉をレアに焼いて、そこに野菜ものせて、このドレッシングをかける。料理の完成度が高くなりそうですね。

※ぶち猫さんが低温調理で牛肉を調理している写真はこの記事で見られます

斎藤さん
ゴージャス! うまそう。

せこなおさん
ドレッシングなんてそんなに普段使っているものと差がないだろうと思っていたんですが、これは全然違いますね。1本目から予想もつかない味……!

「黒酢ドレッシング」イラスト

【2】「有機ノンオイルドレッシング さんしょう」“醤油2.0”と呼ばせてほしい

地域:兵庫県
主な素材:醤油、山椒、タマネギなど
MICHIKOさん解説
  • 兵庫県で創業1910年の醤油蔵のノンオイルドレッシング
  • 醤油はもちろん、材料の一つ一つが吟味されている。山椒は地元で手間をかけて作られたもの、タマネギは有機栽培されたもの
  • 豊かな香りと辛味で極上の味わいに仕上がっている
サラダの具材はこれがオススメ:大根、みょうが、かいわれ大根、カツオ(刺身用)
その他のオススメ:肉料理、魚料理、パスタやお豆腐にも

ぶち猫さん
山椒を使った醤油ベースのドレッシングなんですね。

せこなおさん
しかも老舗醤油蔵のいい醤油を使っている。

「有機ノンオイルドレッシング さんしょう」

斎藤さん
これは醤油味で分かりやすくうまい! 激うま醤油汁というか、「醤油2.0」というか、「醤油デジタルリマスター版」というか。言いたいこと分かりますか?

せこなおさん
分かります(笑)。

ぶち猫さん
本当にその通りですね。醤油味のドレッシングですが、素材の良さが伝わってきて、全体のレベルが高い

せこなおさん
山椒の粒が入ってるんですが、これをかじると一気に山椒の風味が広がりますね……!

ぶち猫さん
……本当ですね。最初は山椒の香りがそこまでしないかな、と思ったんですが、粒をかじると変わる。

斎藤さん
サラダにもいいんですが、ステーキのタレとしても使えそうな味です。

「有機ノンオイルドレッシング さんしょう」

せこなおさん
合いそうー! 醤油ダレのステーキですね。

ぶち猫さん
酸味がなくて、甘みもなくて、ノンオイルなので、私たちが普段イメージするドレッシングからはちょっと遠いですよね。その分、何にでも使えそう。
例えば、お刺身にかけるのもいいかもしれません。ちょっと時間がたって、そのままだとイマイチかなってお刺身を野菜の上にのせて、このドレッシングをたっぷりかけてあげる。

斎藤さん
「刺身2.0」って感じですね。……すいません、「2.0」って言いたいだけですが。

「有機ノンオイルドレッシング さんしょう」イラスト

【3】「お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング」常に野菜の味を引き立ててくれる新感覚の味

地域:島根県
主な素材:米、米麹、塩麹、甘酒、米酢
MICHIKOさん解説
  • お米だけでつくったドレッシング
  • 砂糖の代わりに甘酒、塩の代わりに塩麹を使用、角がなく全体がマイルドな深みのある味わい
  • お米の力で野菜本来の甘味をぐっと引き立てる
サラダの具材はこれがオススメ:コンビーフ、ズッキーニ、キドニー豆
その他のオススメ:蒸し野菜や蒸した鶏肉、肉や魚のガッツリ系にも

斎藤さん
材料が米、米麹、塩麹、甘酒、米酢……。本当に米だ。

ぶち猫さん
米だけで作っているってすごいですね。

せこなおさん
徹底している……。

斎藤さん
それにしても、味の想像がつかな過ぎて、店頭にあっても手に取らないかも。

ぶち猫さん
発酵系の味わいなのかな……。私は塩麹をミキサーにかけてタレみたいにして使うことがあるんですが、おいしいですよ。

「お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング」

せこなおさん
やわらかい味わい……。

斎藤さん
MICHIKOさんの解説に「マイルドな深み」ってありますが、その通りだと思いました。

ぶち猫さん
おいしいと思いますし、味がもの足りないというわけでもない。ただ、ドレッシングがあまり主張してこないので、「何味?」って聞かれると、答えるのが難しいですね。なんて説明したらいいんでしょうか……。

斎藤さん
新感覚ですよね。

せこなおさん
味がぼんやりとしているというわけでもない。

ぶち猫さん
酸味も塩味も甘味もあって、バランスがいいんですよ。でも決して前面には出てこない……。

斎藤さん
令和のモテる男子像ってこういう感じなのかもしれない

せこなおさん
何の話ですか?

斎藤さん
いまの関係ないので忘れてください。

ぶち猫さん
たくさんかけても、やっぱり前面に出てこない。常に野菜の味を引き立ててくれるドレッシングですね。

斎藤さん
それって、材料が「米」だからですかね。ごはんとおかずを一緒に食べると、おかずの味が引き立つみたいな。

ぶち猫さん
そうかもしれません。

斎藤さん
……いま思いついたんですが、このドレッシングをごはんにかけるとどうなるんだろう? ごはんの味が引き立つのかな?

せこなおさん
やってみてください。

「お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング」

斎藤さん
あっ! これはすごく酢飯の味がします!!!

ぶち猫さん
なるほど……。

斎藤さん
納得しました。甘み、酸味、塩味があり、ごはんの味が引き立っている。酢飯です!

「お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング」イラスト

【4】「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」ビールを飲みたくなる辛さ

地域:岡山県
主な素材:発酵唐辛子、だし醤油、なたね油など
MICHIKOさん解説
  • 3年熟成発酵させた「姫とうがらし」を使ったドレッシング、姫とうがらしは岡山県北部奥津温泉地域の特産品
  • だし醤油やごま、昔ながらのなたね油を使っている
  • ピリリとした濃厚な辛さがクセになり、思わずリピートしたくなるはず
サラダの具材はこれがオススメ:焼き豆腐、キュウリ、ニラ、サラダ用チキン
その他のオススメ:冷ややっこ、餃子、カツオのたたき、卵かけごはんにも

斎藤さん
見た目は完全に「餃子のタレ」です。

ぶち猫さん
ラー油のような雰囲気がありますね。

「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」

斎藤さん
サラダなのに、餃子を食べている気分です(笑)。ビールが飲みたくなる。卵かけごはんにもいいらしいですよ。

ぶち猫さん
ここまでで一番パンチがありますね。

せこなおさん
でも単なる餃子のつけダレじゃなくて、鰹節のうま味が強いです。ゆっくり食べると結構複雑な味わい……。

ぶち猫さん
MICHIKOさんの説明にもありましたけど、発酵唐辛子って味わいが複雑になるんですよね。けっこう辛いので、小さいお子さんは要注意。そんなにものすごく辛いというわけではないんですが、「ピリ辛」の一つ上の辛さです。

斎藤さん
なんだろう、いまどきのラーメンみたいな多重構造の味わいがある気がします。

せこなおさん
実際に油そばのつけだれにしてもいいかもしれない。

「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」

斎藤さん
あまりにも餃子のタレっぽいので、餃子を用意してもらいました。

せこなおさん
おいしいんですが、餃子のタレにしちゃうと違和感がなさ過ぎる

「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」

斎藤さん
そうですよね。違和感がなさ過ぎて、餃子に使っちゃうのはちょっともったいなく感じる。
……その一方で餃子のタレを生野菜にかけても、きっとここまでおいしくはならないわけですからね。不思議です。

「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」イラスト

【5】「京都九条のねぎ塩ドレッシング」ネギの風味とうま味が舌の上で遊ぶ!

地域:京都府
主な素材:九条ネギ、ゴマ油など
MICHIKOさん解説
  • 京都伏見で伝統野菜といわれている「九条ネギ」を使用。九条ネギは葉ネギの王様と呼ばれ、香りの高さが有名
  • 市販でよくある中華風味や、韓国風味のものとは違い、和風で塩ベースのあっさりした味わい
  • 九条ネギの風味とうま味が舌の上で遊んでいるかのよう、魚や肉との相性も抜群
サラダの具材はこれがオススメ:豚の冷しゃぶ、バナナ、ゴーヤ
その他のオススメ:カツオのたたきやカルパッチョ、冷ややっこ、唐揚げ、豚の冷しゃぶ、焼いた豚バラにそのまま

せこなおさん
解説の「九条ネギの風味とうま味が舌の上で遊んでいる」って表現すごくないですか。

斎藤さん
本当に遊ぶんだろうか……。食べてみましょう。

「京都九条のねぎ塩ドレッシング」

せこなおさん
これは……遊んでますね

ぶち猫さん
遊んでます、遊んでます

斎藤さん
僕はこれ、かなり好きです。ネギとゴマ油とニンニクの味

ぶち猫さん
ネギだけじゃなくてニンニクもきいていますよね。……それにしてもネギの風味が強いです。どうやってこんなに九条ネギの風味を出すんでしょうね?

斎藤さん
「九条ネギをペーストにしている」って書いてあります。そういえば、九条ネギって、普通のネギとどこが違うんですか?

ぶち猫さん
九条ネギは京野菜で、そもそも普通のネギとは品種が違います。普通のネギは白いところの方が多いですが、九条ネギは全体が青くて、香りも強いんです。

せこなおさん
へー。京野菜と思うと、京都のはんなりした雰囲気もあるような気もする……。

斎藤さん
MICHIKOさんは「焼いた豚バラに」と言っていますが、絶対に合いますね。なんならもう、豚バラ定食注文して、豚バラ本体は食べ終えて、その付け合わせの野菜をいま食べているような気分になっています!

ぶち猫さん
豚バラを食べた気になれるのは、ダイエットにいいかもしれない(笑)。

「京都九条のねぎ塩ドレッシング」イラスト

【6】「宗田だし小夏ノンオイルドレッシング」スッキリで上品、おしゃれな味

地域:高知県
主な素材:宗田節(そうだぶし)、小夏など
MICHIKOさん解説
  • 高知県土佐清水市で獲れたマルソウダガツオを原料とした、濃厚なコクとうま味で知られる「宗田節」を使っている
  • 同じく高知県で収穫したさわやかな酸味と甘みのある柑橘「小夏」を加えている
  • 宗田節のだしがしっかりきいた香り高い味わいと、小夏の上質なうま味と上品な甘み、さわやかさが相性ピッタリ
サラダの具材はこれがオススメ:オイルサーディン(缶詰)、オクラ、モッツァレラ
その他のオススメ:油分を含む食材とよく合う、肉料理にもおすすめ

ぶち猫さん
宗田節に小夏。……どっちも個性がすごい素材ですね。

せこなおさん
見た目はジュースみたい

斎藤さん
見た目は相当おしゃれですが……食べてみましょうか。

「宗田だし小夏ノンオイルドレッシング」
透明なので分かりにくいですが、かかっています

斎藤さん
これは……味の方も相当おしゃれですね。

ぶち猫さん
私もおしゃれだと思いました。宗田節の味はあるのに、魚臭さはゼロ

せこなおさん
雑味がなくてクリアな味がします。ジュースみたいな見た目だけど、本当に飲めそう。飲んでもいいですか?

斎藤さん
いいですけど、写真撮らせてください。こっそり飲むのはダメです。

「宗田だし小夏ノンオイルドレッシング」

せこなおさん
ツンとこないですね。飲める。

「宗田だし小夏ノンオイルドレッシング」

斎藤さん
ほんとだ。全然飲める。余談ですが、「飲めるドレッシング」って、「食べるラー油」みたいな日本語ですね……。

ぶち猫さん
サラダのときはクリアな印象が強かったんですが、飲んでみると味の複雑さが分かりますね。

斎藤さん
宗田節や小夏だけじゃなくて、タマネギやニンニクも入っています。

せこなおさん
このクリアで透明な中にそんな食材が入ってるとは……。

ぶち猫さん
こんなにバラバラの食材なのに味に統一感があって、食べても違和感がない。かなり高度なスキルですね。

「宗田だし小夏ノンオイルドレッシング」イラスト

【7】「雪下にんじんドレッシング」和風でも洋風でも使いやすそうな味わい

地域:福島県
主な素材:雪下にんじん、トマト、タマネギなど
MICHIKOさん解説
  • 地元産の野菜をふんだんに使ったオリジナルドレッシング
  • 雪下にんじんは越冬させているため、甘みが強いのが特徴
  • 雪下にんじんとタマネギの甘みと酸味が生きた、ストレートなおいしさ
サラダの具材はこれがオススメ:生ハム、マッシュルーム、くるみ、サラダ菜
その他のオススメ:市販のキャベツサラダをこのドレッシングで和えて、にんじんとキャベツのサラダに、レーズンプラスで

斎藤さん
にんじん100%みたいな色合いですが、トマトやタマネギも入っています。

せこなおさん
これも色がかなりきれいですね。

「雪下にんじんドレッシング」

ぶち猫さん
にんじんのドレッシングと思って食べてみると、タマネギやトマトの方を強く感じます

せこなおさん
トマトとタマネギでパスタソースみたいな味

ぶち猫さん
確かにパスタに良さそうです。

斎藤さん
さっぱり系かと思いきや、かなりがっつりした味わいですね。

せこなおさん
イタリアンを食べたあとみたいなボリューム感。

ぶち猫さん
和風でも洋風でもいける味わいですね。どっちにも合わせられるし、使いやすそう!

「雪下にんじんドレッシング」イラスト

【豆腐編】

斎藤さん
以上で全てのドレッシングを食べ比べました。最後にそれぞれの好きなドレッシングをあげていこうと思うのですが……。

その前にソレドコ編集部から、「豆腐にドレッシングをかけて食べ比べてみてほしい」と要望がありまして。確かにMICHIKOさんの解説に「冷ややっこに合う」とされていたものが3つありました。

ぶち猫さん
いいですね! 私も家で豆腐にドレッシングかけますよ。

せこなおさん
今日食べ比べたドレッシングを使ったら、本当に「料理」って雰囲気が出そうですよね。

斎藤さん
というわけで「有機ノンオイルドレッシング さんしょう」と「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」と「京都九条のねぎ塩ドレッシング」を冷ややっこにかけてもらいました。

「豆腐に合うドレッシング」

せこなおさん
おしゃれな前菜みたいなのが出てきた。

斎藤さん
3種類のドレッシングがかかっているの、アガりますね。

せこなおさん
これだけバリエーションがあったら毎日家族に冷ややっこ出しても「また?」なんて言われなさそう。

「豆腐に合うドレッシング」

斎藤さん
それぞれが食べてみて「どれが豆腐に一番合うか」を言っていくことにしましょうか。

……僕は「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」が一番好きですね……。豆腐の淡白な味に、複雑な辛味が映える気がして。

ぶち猫さん
私は「京都九条のねぎ塩ドレッシング」がいいなと思いました。これは豆腐の味を引き立ててくれますよね。すごく料理として完成されていると思います。

せこなおさん
私は「有機ノンオイルドレッシング さんしょう」かなあ……。このドレッシングは醤油感覚で使えるじゃないですか。基本的にはいつもの冷ややっこなんだけど、それがグレードアップした、みたいな。

「豆腐に合うドレッシング」

斎藤さん
見事に割れました

せこなおさん
どうしましょう。

斎藤さん
これは……。もう3人で殴りあって決めるしかないか……。

ぶち猫さん
それ以外に手段がないのならば仕方がないのかもしれません……。

せこなおさん
えっ……。殴りあいは決定なんですか?

(みんな言っているだけで、実際に殴りあいは行われず、「みんな違ってみんないいね」ということになりました

「ナンバーワンドレッシング」

冷蔵庫に常備したい! みんなの「No.1ドレッシング」発表

斎藤さん
では、全てのドレッシングの中から全員のNo.1を発表しましょうか。今日の結論です。

ぶち猫さん
豆腐に関してはすぐに出たけど、今日食べた全てのドレッシングの中から選ぶとすると悩みますね……。

せこなおさん
No.1じゃなくて、No.2まで出していいことにしましょう。

(3人しばし考え中)

斎藤さん
それでは僕からいきますね。「冷蔵庫のドアポケットに2本入れるならこれかな」という軸で選んでみました

「ナンバーワンドレッシング」

1位が「京都九条のねぎ塩ドレッシング」。さっきも言いましたが、「焼いた豚バラ肉」の幻覚が見えてしまったので、これは相当強いドレッシングだなと。

2位は「辛美人奥津唐辛子ドレッシング」です。野菜だけじゃなくて、ごはんにも合いそうなんですよね。卵かけごはん、やってみたくてしょうがないです。きっと最高なんじゃないでしょうか。

どっちも分かりやすい味で、使い道が想像しやすいのがいいなと思いました。

ぶち猫さん
私は「素材の味が生きている」ドレッシングを2つ選んでみました。

「ナンバーワンドレッシング」

1位は「京都九条のねぎ塩ドレッシング」。ネギの味がすごく強くて、純粋においしいです。サラダにもいいし、豆腐にもいいし、斎藤さんみたいに豚バラもいいですね。この季節だったら、私は冷しゃぶにかけたいですね。本当に何にでも使えそうです。

2位は「宗田だし小夏ノンオイルドレッシング」。これは意外性が強くて、まったく私が想像もしていないような角度から作られているドレッシングでした。和風にも洋風にも使えそうで、しかもおしゃれな味になるのはすごいです。

せこなおさん
みんな説得力がすごくて、聞いているとブレそうになる……。私は「個性的な味わい」という視点で選んでみました

「ナンバーワンドレッシング」

1位は「桷志田(かくいだ) 黒酢ドレッシング 柚子塩」です。甘くて酸っぱくて、すごく好きな味でした。いままで食べたことのない味のドレッシングで、インパクトが強い。

2位は「お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング」ですね。麹が使われているので、好き嫌いが分かれそうな気がしますが、やっぱりクセになります。

「ナンバーワンドレッシング」

野菜にかけるだけじゃない! ドレッシングの奥深さを知ってしまった

斎藤さん
今回、7種類食べましたが、本当にいろんなドレッシングがあってびっくりしましたね。味が全然違う。

せこなおさん
こんなに幅広くドレッシングを作れるんだな、という気持ちになりますね。生産者さんがすごく工夫しているのはよく分かりました。

ぶち猫さん
それに「お米」みたいに意外な食材が使われているのに、ドレッシングとして成立していて、ちゃんとおいしいのも驚きです。

せこなおさん
ドレッシングをかける対象は野菜だけじゃなくてもいいっていうのは発見ですよね。

斎藤さん
そうですよね。卵かけごはんにドレッシングとか、あまり想像したことなかったです。

せこなおさん
そのぶん「ドレッシング」って一体何だろう……? っていう定義の部分に疑問が湧いてはきましたが。

ぶち猫さん
もっといろいろな料理に試してみても面白いのかもしれません。

🥕 🥬 🍅

というわけで、ドレッシングの世界の奥深さを思い知った我々でした。ドレッシングは手軽に使えて、食卓がレベルアップするので、もう購入不可避です。知る前にはもう戻れません……。

「ドレッシングはドアポケットに2本まで」と決めていたんですが、もっともっと冷蔵庫の中がドレッシングで増えることになりそうです。

最後に今回の食べ比べでは紹介し切れなかった、MICHIKOさんのおすすめをどうぞ!

【おまけ1】「北海道302トマトドレッシング」トマトをそのまま食べているような感覚

地域:北海道
主な素材:サンマルツァーノトマト・タマネギ、セロリ、ワインビネガーなど
MICHIKOさん解説
  • 江別産のサンマルツァーノトマト(加工用のトマト)など原材料の約93%が北海道産
  • トマトをそのまま食べているような具だくさんドレッシング
サラダの具材はこれがオススメ:焼きナス、枝豆、トウモロコシ、ローストビーフ
その他のオススメ:肉や魚によく合う、炒め物に

【おまけ2】「加賀野菜 金時草ドレッシング」ピンク色で幸福感を感じる

地域:石川県
主な素材:金時草など
MICHIKOさん解説
  • 加賀野菜の一つである金時草の赤紫色の葉の特徴を生かしたピンク色のフレンチドレッシング
  • 色鮮やかなだけでなく、クセがなくて食べやすい
サラダの具材はこれがオススメ:ワカメ、マッシュルーム、サラダほうれん草、ホタテ(刺身用)
その他のオススメ:肉や魚、海藻類(ワカメなど)にもよく合う、パスタとからめてソースにも

【おまけ3】「バーニャカウダ 信州味噌ドレッシング」濃厚なコク、食材によく絡まる

地域:長野県
主な素材:信州味噌、醸造酢、醤油、タマネギなど
MICHIKOさん解説
  • 信州松本で創業百十余年の味噌醤油蔵がつくるドレッシング
  • トロミがしっかりあるので、なめらかで柔らかな舌触り、食材によく絡まる
サラダの具材はこれがオススメ:好きな野菜に
その他のオススメ:バーニャカウダ、ソテーした肉や魚料理

おまけも気になる~! 皆さんも、ネットでいろいろなドレッシングを探してみると楽しいかもしれませんよ。

\最後にCMです/
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ほかにもあります! こんなに便利な調味料

著者:斎藤充博

指圧師・ライター・マンガ家などをしています。昼寝とビールが好きです。

Twitter:@3216

撮影:小野奈那子

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今回紹介した商品