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子供の「防災対策」は何をすべき? けがや迷子など、身近なトラブルに備えてみよう

3.11で被災を経験したイラストレーターのアベナオミさんが、家で実践している「子供のための防災アイデア」を紹介します。難しく考えなくても、病気やけが、迷子など子供にまつわるよくあるトラブルに備えれば、そのまま防災対策になるんです。

こんにちは! 宮城県出身・在住のイラストレーター、アベナオミです。私は2011年3月、長男が1歳7カ月のときに、東日本大震災で被災しました。その経験をもとに、SNSやブログ、本などを通じて、防災に役立つ知識を紹介しています。

前回「それどこ」には、子供がいる家庭にオススメしたい「食にまつわる防災アイデア」について寄稿しました!

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今回は、2男1女を子育て中のわが家で実践している「子供のための防災アイデア」について、さらにご紹介します。病気やけが、迷子など、子供にまつわるよくあるトラブルに備えることが、そのまま防災対策になりますよ!

「小さな災害」に備えることが、防災の大きな力になる

「防災対策をしなくちゃ」と思っていても、毎日の子育て・家事・仕事に忙しいママ・パパには、なかなか難しいもの。だからこそ、身近でよくある「小さな災害」に備えるのがオススメです。

■ 子供がいる家庭でよく起こる「小さな災害」とは?

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小さな災害とは、例えばこんな場面です。

<日常でよく起こる、小さな災害の一例>

  • 急な用事で夕食の買い出しができなかった
  • 朝に子供が「あ、今日お弁当だった」と爆弾発言!(←超困る)
  • 子供がやんちゃで、けがばかりする
  • 車で帰省中、大渋滞の最中に子供が「トイレ行きたい……」発言!
  • 家庭内で感染性胃腸炎やインフルエンザが流行! 誰も買い物に行けない
  • ママが出産で入院。その間、家では上の子とパパだけで生活しないといけない
  • 子供が緊急入院! ママは付き添いで何日も帰宅できず、家には食事などの用意が何もない

などなど

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ささいなことから家族の一大事までありますが、地震などいつ起こるのか分からない大災害よりも、自分たちの身に何が起こるか想像しやすいですよね。

■ 小さな災害のために準備しておきたいもの

では、そんな小さな災害に備えるとしたら、何を準備しますか? きっと、下記のようなものが思い浮かぶのではないでしょうか。実は大きな災害が起きたときも、必要になるものは大体同じなんです。


<小さな災害に向けて備えておくと、大きな災害時にも役立つもの>
  • 食事の準備ができないときや、買い出しに行けないときへの備え
    • 簡単に調理できるレトルト食品や冷凍食品の買い置き
    • オムツやおしりふきの買い置き
    • ティッシュやトイレットペーパー、ゴミ袋など日用品の買い置き
  • 子供のけがへの備え
    • 救急セット
  • 車中で突然トイレに行きたくなったときへの備え
    • 携帯トイレ(車内に何個か置いておく)
  • 感染症への備え
    • 汚物を入れる防臭袋、消毒薬、消毒スプレー

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もう少し防災目線で考えるなら、下記のようなポイントも押さえておくといいでしょう。


<小さな災害に備えるとき、プラスαで重視したいポイント>
  • 冷凍食品は、停電時でも食べられる自然解凍タイプを
  • 断水対策を兼ねて飲料水は“箱買い”しておく
  • レトルトカレーは温めなくてもおいしいタイプを
  • お出かけ時、ガソリンの残量は半分より上をキープする

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わが家でも、次男が肺炎で緊急入院した時や、私が第三子出産のために入院した時、夫がストック食材や買いだめしていた日用品を活用して乗り切ってくれました。また、家族にアレルギーがある場合は、アレルギー対応食品をストックするのも大切です。備蓄品のストック方法についての詳細は、前回の「それどこ」記事で詳しく紹介しています。

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特に子育て中は、突然小さな災害が発生します! ちょっとだけ備えておくと、と〜〜〜〜っても役に立ちますよ!

わが家で役立った「小さな災害への備え」

食品や日用品のストック以外にも、小さな災害に備えてできることがあります。わが家で実践しているアイデアの一例をご紹介します。

■ わが家で見つけた、意外な防災アイテム

防災対策というと「防災グッズコーナー」にある物に目がいきがちですが、実は防災グッズ以外でも、災害時に役立つものはたくさんあるんです。普段も使えて災害時にも役立つアイテムを用意すれば、無駄にもなりにくいですよね。

チョコフォンデュセットでご飯が炊ける?

わが家では以前、子供が「チョコフォンデュをしてみたい」と言うので、ティーライトキャンドルで温めるタイプの「フォンデュセット」を購入したのですが、「これ、電気やガスが止まったときに使えるのでは……?」とひらめいたんです。

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チョコやチーズをフォンデュするものでしょ〜? と侮らないでください。使い方によっては、ご飯も炊けるしパスタだって作れちゃうんですから!

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「マンションのキッチンが狭くて、カセットコンロなんて置いておけない……」という場合でも、小さいフォンデュセットなら置きやすいですよね。

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停電時にも役立つ、ガーデニング用ライト

庭やプランターのデコレーションに使う、ガーデニング用の「ソーラーガーデンライト」も便利です。その名の通り太陽光で充電できるので、停電時の明かりとして使用できます。

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モバイルバッテリーはスマホの台数分用意しよう

災害時の情報収集に欠かせないスマートフォン。電源が確保しにくい状況では、1、2回充電できるだけでも本当にありがたいものです。モバイルバッテリーの価格は以前に比べると下がってきているので、スマホの台数分用意しておくと安心です。

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■ 「迷子」になったときを想定して、子供の防災力を上げる

子供にまつわる小さな災害といえば「迷子」があります。わが家では、長男は親にぴったりとくっついて歩くタイプでしたが、次男はもうおかまいなし! 親の姿が見えなくても平気で突き進むタイプで困っています……。

迷子に備えるポイントは、子供が自分で身元を証明できるようにしておくこと。子供の年齢によって、備え方が変わります。

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<子供が自分で身元を証明するための工夫>

  • 未就学児の場合
    • 服や靴など身に着けているものに名前を書く。自分の名前が言える年齢なら、フルネームで言えるようにしておく
  • 小学生の場合
    • 小学校低学年なら自分の名前と両親のフルネームを、小学校中学年以上なら両親どちらかの電話番号、住所を言えるようにしておく

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また、小さな子供が迷子になったとき、「ママはどんな人?」と聞かれても、なかなか正確に答えられないですよね。自分でリュックを背負えるようになったら、パスケースなどに連絡先を書いた紙と家族写真を入れて付けておくのもオススメです。

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子供が小学生の場合、ランドセルのチャック付きポケットに両親の連絡先を記載している方も多いと思いますが、連絡先カードの裏に家族写真を貼っておくのも良いです。

災害は、子供が親と離れているときに起こる可能性も十分にあります。2011年に東日本大震災が発生したのは、ちょうど小学生の下校時間。放課後に遊びに行くような時間でした。ささいなことですが、子供が友達と遊びに行くときには、毎回行き先を聞くのも大事です!

春は、子供の防災を考えるチャンス!

防災グッズをせっかく購入しても、災害時しか使えず無駄になってしまうのは嫌ですよね。日常の延長で起こる小さな災害に備えれば無駄にもなりにくく、消費と備蓄を繰り返すことで、家計への影響も小さくて済みます。

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春は保育園や幼稚園への入園、小学校への入学など生活が大きく変化する季節です。新生活がスタートした今が、親子で防災を考えるのにぴったりのタイミング。ぜひ親子で小さな災害に備えてみてくださいね!

著者:アベナオミ

アベナオミ

1985年生まれ。宮城県出身、在住のイラストレーター。日本デザイナー芸術学院仙台校を卒業後、地元情報誌のデザイナーを経てイラストレーターに。コミックエッセイを中心に活動中。現在は3児の母。長男が1歳のときに東日本大震災を経験し、防災に関するイラストとコミックがライフワークの一つ。2016年12月には防災士の資格を取得。著書に『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』(学研プラス)、『マンガでわかる! 妊娠・出産はじめてBOOK』(KADOKAWA)など。

ブログ:うさぎとお絵描き 【Illustratorアベナオミの日記帳】 Twitter:@abe_naomi_

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