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おかずやお酒のつまみに。缶詰博士オススメの「これは食べてほしい!」と思う激ウマ缶詰10選

世界50カ国・数千缶を食している世界一の缶詰通・缶詰博士こと黒川勇人さんが、「ぜひ食べてほしい!」とオススメするおつまみにもピッタリな缶詰を10缶紹介します。

カンにちは! 缶詰博士の黒川です。みなさん、缶詰食べてますか?

私は缶詰博士として「缶詰blog」で世界中の缶詰を紹介したり、メディア出演をしたりしていまして、自宅には約4,000缶・1,000種類の缶詰がストックされています。

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自宅にある缶詰のほんの一部。毎日食べているものの、いつのまにかこんな状態に……

私と缶詰の出会いは、忘れもしない4歳の頃。

私の家族と知り合いで一緒にキャンプへ行ったとき、大人たちが五目めしの缶詰を湯煎しているのを目撃したのがきっかけです。

このころはまだ「缶詰」というものの存在を知らず、湯煎をしただけで、中からホカホカの五目めしができることに、幼心に衝撃を受けました。しかも、美味しい!

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缶詰にのめり込むきっかけとなった、サンヨー堂の「五目めし」

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キャンプでの一件以来すっかり缶詰に夢中になり、「なぜ缶詰は長期保存ができるんだろう?」「他にどんな缶詰があるんだろう?」とどんどん探求していくように。その結果、今では日々缶詰を食し、そして缶詰にまつわる仕事をし、生活しております。


そして、かつてはアウトドアや非常用の保存食のイメージが強かった缶詰も、今ではご馳走にもなる「日常食」へ進化しています。モノによっては「もうこれ、レストランの一品じゃん!」というようなグルメな缶詰もどんどん登場しています。

今回は、たくさんある缶詰の中から缶詰博士である私が絶対にオススメしたい激ウマ缶詰を紹介いたします。おかずの一品としてはもちろん、どれもお酒との相性がバッチグー(古いな)なので、家呑みのおつまみにも最高ですヨ。

1. 定番の“鯖缶”を選ぶなら 「うまい!鯖味噌煮」

黒川さん
定番の「鯖缶」で選ぶなら、SSKセールス株式会社「うまい! 鯖味噌煮」がイチオシ。1缶150円前後とリーズナブルなのに、そのお値段からは考えられないほど上質な鯖を使っているんだよなあ。SSKセールスの買付担当は、「魚の顔を見ないと寝られない」というほどの魚マニア。鯖の味噌煮缶は、生の切り身と調味液を入れて、そのままフタをして密閉しちゃう。だから、元の素材がよくないと青魚特有の臭いを閉じ込めることにもなるんだよね。いい魚の目利きがいるっていうのはすごく重要なんです。
黒川さん
味噌も、仙台味噌の老舗「ヤマカノ醸造」の仙台味噌を使用するというこだわりっぷり。そのまま食べてももちろん美味しいけど、ちょっとひと手間かけるなら温めてごま油、刻みねぎをかけると日本酒にバッチグー(やっぱり古いな)ですよ。

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2. 炭火で焼いた本格派やきとり「やきとり柚子こしょう味」

黒川さん
スーパーなどで、誰もが一度はホテイフーズの「やきとり缶詰」を見たことがあるはず。たれ味、塩味、ガーリックペッパー味など、数あるホテイフーズのやきとりの中でも、博士が個人的に一番好きなのがこの「やきとり 柚子こしょう味」。
黒川さん
「柚子こしょう」と銘打っているだけあって、缶を開けた瞬間から柚子こしょうの香りがすごい! そして、国産鶏を使用しもも肉とむね肉を半分ずつ入れているので、1缶で2つの食感が楽しめる。ホテイフーズの「やきとり缶詰」シリーズは、発売開始からずっと変わらず、ホントに炭火で焼いているんです。なんでも発売当初は、従業員総出で七輪で焼いてやきとりを作っていたのだそう。現在も炭火で焼く工程があり、そこで炭焼き職人が、朝から晩まで炭の面倒を見ているんですよ(しかもその炭焼き場は、1年を通じて平均42〜43度あるという暑さ!)。

以前、工場を見学した際、「やきとりはどんな存在ですか」とその職人に聞いたら「う〜ん、孫だな」と笑顔で仰っていました。そんな愛情込められたやきとりが、美味しくないわけないですよね!!!
黒川さん
博士的には温めて食べるのが好きですが、「そのままの方が美味しい」という人も。タレが煮こごり状態になっていて、それがいいんだそうな。こればっかりは好みですね。ほかにも、缶に残った汁をそばちょこに入れてお湯で割り、刻みネギとごまをサッと加えるだけでうまみたっぷりのスープにもなる。飲んだあとの〆にもピッタリです。

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3. お酒との相性もバッチリ! 「とりつくね」

黒川さん
こちらもホテイフーズの一品、「とりつくね」。まず、つくねが入ってるってすごくないですか。よくぞ入れてくれたなって感じですよね! ホテイのやきとりとつくねが一緒に味わえて、1缶で二度美味しい。
黒川さん
つくねが2つ、ごろりと入っております。甘辛のタレで、ビールやハイボールが進む進む。寒い時期には、熱燗もいい! 意外とボリュームもあるので、これ1缶あれば小腹も満たせるんじゃないかな。

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4. タレまで残さず食べたくなる「木の屋いわし醤油味付け」

黒川さん
宮城県に本社がある木の屋石巻水産は、新鮮な魚を使った缶詰・加工品の製造で知られています。中でも博士がオススメしたいのは「木の屋いわし醤油味付け」。缶詰に使用する真いわしは、旬の時期に地元漁港に早朝買い付け、そのまま工場に運ぶのだそう。つまり刺身で食べられるレベルの新鮮な真いわしを、買い付けたその日のうちに缶詰にしちゃうんです。

原材料は真いわし、醤油、砂糖のみ。保存料なども入っていない

黒川さん
わかりますか? 新鮮ないわしのよさを生かすため、味付けも醤油と砂糖のみ。まさに「素材の味」が楽しめる缶詰なんです!

それと、このいわし缶に限らず言えることですが、缶詰というのは保存料が使われていません。中身を詰めて密封した後、缶詰ごと加熱殺菌するため、中は言わば無菌状態に近い。だから常温でも数年間の賞味期間があるんです。
黒川さん
ほっこりやさしい味わいのタレに、いわしがこんもり。いわしから滲み出た油には、健康にいいとされるDHAとEPAも豊富に含まれています。密封された状態なので、油が開けるまで酸化しないのもイイ。そのまま酒の肴にするのもよし、グリルで表面を軽く炙って大葉を添えてもよし。熱燗との相性もバツグンです!

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※「木の屋いわし醤油味付け」は記事公開時点でラベルリニューアルをしており、写真のラベルと異なります

5. パリッとした食感がクセになる「燻製粗挽きチョリソー」

黒川さん
ソーセージの缶詰って、今では珍しくなっているけど、昔は酒屋さんでよく売られていたんだよね。酒屋の一角で呑む「角打ち」の代表選手でもあった。そんな「呑みの相棒」とも言えるソーセージ缶詰を今楽しむなら、明治屋「おいしい缶詰 燻製粗挽きチョリソー」はどうだろう。
黒川さん
缶を開けると、チョリソーがぎっしり! 豚肉100%で、肉のうまみを堪能できます。ピリ辛のチョリソーなので、お酒が進む進む。燻製の香りもしっかりしていたり、天然羊腸を使用していたりと、そのこだわりもすごい。一口食べると、止まらない!

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6. アレンジも自由自在な「めんツナ」

黒川さん
明太子で知られる「ふくや」がブランド展開している鱈卵屋で2017年9月に登場したばかりの「めんツナ」。明太子を作るときに欠かせないピリ辛の漬け込み液でツナを浸し、さらに明太子の粒もたっぷり。十分に「明太子」感を堪能できるんだよなあ。1缶180円前後で購入でき、日常使いもしやすい缶詰です。
黒川さん
甘じょっぱくてピリ辛で、ワインやビールとの相性もバッチリ。そのままでも美味しいけど、ちょっと一手間加えるなら、大根と人参を千切りにして、めんツナを和えれば、はい、おつまみサラダの出来上がり! お酒のおつまみでも野菜を摂りたいって人にオススメ!

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7. 激辛注意!香辛料が効いたチキンケバブ

黒川さん
辛党にぜひ食べていただきたいのが、マルハニチロの「ASIAN ASI チキンケバブ」。これ、缶詰に「激辛注意」と記載されているほどなんです。魚介系の缶詰メインというイメージを持っていたマルハニチロの印象が一気に変わった一品でもあります。以前工場見学に行った際に、スパイスがズラリと並んでいる部屋があったのが印象的。何でもスパイス担当の人が、生産する度に調合しているんだとか。
黒川さん
一口食べると、飛び上がるほどの辛さ! でも、ただ辛いだけではない、フレッシュなスパイスの香りとチキンのうまみに驚きます。味がしっかりしているので、ビールと合います。あ〜、思い出すだけでも汗が出てくる(笑)。

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8. パクチー好きにはたまらない! 「パクチーチキン」

黒川さん
何とパクチーブームが缶界(缶詰業界)にも到来! ヤマモリの「パクチーチキン」は、 炭火焼きした塩味やきとりにパクチーがどーんと香ってます。販売元のヤマモリは、「タイと日本の食の架け橋を、ヤマモリで」といった想いがあるほど、タイとの関係をすごく大事にしている会社。レトルトパウチのタイカレーなどを販売するなど、タイ料理の知見も豊富。
黒川さん
実は、博士はパクチーがちょっと苦手。でも、このパクチーチキンは、「さすがヤマモリ」とでもいいますか、味付けのバランスが絶妙。生のときに感じるパクチーの強烈な香りはかなり抑えられているので、パクチー初心者にもピッタリ。だからといって香りが全くないという訳ではなく、パクチー好きも満足できる一品。


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9. そのままでも、アレンジしても◎「ガパオチキンバジル」

黒川さん
パクチーチキンに続き、いなば食品株式会社の「ガパオチキンバジル」も、タイ料理が好きな人にオススメしたい一品。いなば食品は「タイシリーズ」缶詰を何種類も出していて、どれも本格派の味わいになっています。
黒川さん
本場タイで製造しているという点を生かし、日本では使えないスパイスを調合しているということもあって、香りの複雑さに驚きます。酒のアテとしてちょっとずつつまむのもよし、ご飯にかけて目玉焼きをのせれば、それだけでガパオライスが完成しちゃいます。

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10. 〆のご飯に添えたい「たまごかけごはん専用コンビーフ」

黒川さん
「缶つま」シリーズなどを販売する国分グループは、「コンビーフ」といった畜産缶詰も得意。そんな国分グループから「たまごかけごはん」のためだけに開発されたコンビーフが登場! その名も、「K&K たまごかけごはん専用コンビーフ」。そのままですね。
黒川さん
ほぐれやすく、かつお&昆布だしで卵にあう味付けがしてあるので〆のご飯にモー最高。「専用」と銘打ってはいるけど、そのままでも、マヨネーズと和えてつまみにしても最高ですよ!!!

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缶詰をより美味しく食べるコツ

そのまま食べても美味しい缶詰ですが、ひと手間加えるとさらに世界が広がります。基本的には肉、魚、お総菜の缶詰は湯煎で缶詰ごと温めたほうが美味。含まれている脂分が全体に溶け出し、口に入れた瞬間の香り、食感が全然違います。言わばその料理の「出来たて」状態を再現するわけです。

そして、缶詰に入っていた汁は食材のうまみをたっぷり含んでいるので、お湯で割ってスープにしたり、別の食材を合わせたりしてもいい。季節の野菜を添えればさらに缶詰上級者。全体のボリュームもアップするので、仲間同士でわいわい呑むときにもいいですヨ。ぜひいろんな缶詰で家呑みを楽しんでください。缶謝多謝!

著者:缶詰博士/黒川 勇人

黒川さん

公益社団法人・日本缶詰協会公認の「缶詰博士」として、様々なメディア出演や執筆活動で活躍。世界の缶詰を紹介する「缶詰blog」を2004年から執筆中。世界50カ国・数千缶を食している世界一の缶詰通。新著に「旬缶クッキング」(春風亭昇太氏共著・ビーナイス)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」等多数

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