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スマホで操作できるIoT乾電池「MaBeee」で目覚まし装置を作ってみた

工作大好きな爲房(ためふさ)さんが、スマホから操作できるIoT乾電池「MaBeee」で快適な朝の目覚め装置を作りました。

こんにちは、爲房(ためふさ)と申します。普段は“むだなもの”を作る活動をしており、「デイリーポータル Z」などでよく工作しています。


最近は「IoTだなんだ」と言って、いろんなものがインターネットを経由して操作できるようになってきました。ニュースでもさまざまなIoTアイテムが新製品として取り上げられるのを目にします。

ただ正直、全然分かりません

そんなこんなで今日はですね、皆さんに見てほしいものがあるんですけども。これ、ご存じですか?


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IoT乾電池の「MaBeee」というもので、スマホから操作できる乾電池なんです。

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電池を操作するってなんだなんだという感じですね。

このMaBeee〈乾電池〉にはBluetoothが内蔵されていて、スマホと接続することができます。そして、スマホを経由して電源のON/OFFを切り替えたり、出力の大きさを変えたりすることが可能とのこと。
(※僕の説明じゃよく分からないよ! という人はこちらをご覧ください)


つまりはMaBeeeを使えば、離れたところにあるミニ四駆を走らせたりLEDを自分の好きなようにだんだんと明るくしたり暗くしたり、ということがスマホを操作するだけでできるんです。

何これ、魔法っぽくてかっこよくないですか?
せっかくなら実用的なことに活かしたい……
工作欲が湧いてきた……


というわけで、今回はこのMaBeeeを使って「IoT目覚まし」を作ったのでご紹介します! 皆さまに画期的な朝の目覚めを提供します。


MaBeeeを使ってみよう

まずはMaBeeeを使う準備をしましょう。


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単4電池をMaBeeeに入れます。電池に電池を入れるってなんだか変な感じですね。


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そして専用のアプリを使います。「MaBeeeはマビーとよみます!」という表示がいいですね。子どもが使うことも考えて平仮名がたくさん使われているので、かわいさもあります。

このアプリを使うことで、接続したMaBeeeのON/OFFを切り替えられたり、出力の大きさを変えたりすることができます。

まずは画面上のスイッチ部分をタップして、MaBeeeをオン。そして一番単純な「スイッチ」というモードで、試しに転がっていたモーターにつないでみました。


ちょっと回転が速すぎてわけが分からなくなりましたが、ちゃんと連動して回ってますね!

それでは実際にMaBeeeを製品に入れて使ってみましょう。電池を入れてスイッチを入れたら動くシンプルなおもちゃなどが向いています。

今回は3つ用意してみました。

身のまわりのアイテムを動かしてみよう

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まずは「あかちゃんビーグル」です。手乗りサイズで歩いたり吠えたりします。で、これにMaBeeeを使うと、


か、かわいい……!

なんだこのかわいさ。反則では?
MaBeeeの紹介なのにあかちゃんビーグルの紹介になってしまいそうです。みんな買おう。

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続いて昔に買った「きかんしゃトーマスのプラレール」を久々に出してみました。


力強い走りを見せてくれます。でも、なんか怖い……。
夜に見たら泣いてしまうかもしれません。
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最後は「懐中電灯」です。


光ります。終わりです。
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さて3つ用意したのは理由がありまして、MaBeeeの特徴の一つに「1台のスマホで複数のMaBeeeを操作できる」というものがあるんですね。


なので、スマホを傾けるにつれて出力が大きくなる「かたむき」モードを使うと、このように3つ同時に動かすこともできます。

「かたむき」モードはその角度に応じてMaBeeeの出力が0から100に変わります。ゆっくり傾けると連動したおもちゃはじわじわ動くし、懐中電灯は徐々に明るくなっていきます。一気に傾けるとこのようにいきなり出力MAXになるんですね。


こちらは出力30の場合。愛でたくなるかわいさがありますね。


こちらは出力100の場合。意外と早歩き。

スマホを傾けるという単純な操作だけでいくつもの機器を動かせるので、これは結構面白いです。

IoT目覚ましを作ってみる

しかしIoTと言いつつスマホのアプリとしか接続できていないですね。
そこで、もうちょっとインターネット感を出すために、手を加えてみました。


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まずはこんな装置を用意します。真ん中にあるモーターが動くと、左にあるつっかえ棒が倒れて上に載ったスマホが傾きます。

このスマホにはMaBeeeのアプリが入っているので、スマホが傾くことでMaBeeeを入れた製品が連動して動くというわけです。


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そこで、先ほどの装置にあった真ん中のモーターを動かすために、ブラウザ上のボタンを自前で用意しました。このボタンを別のスマホから押すと、


こんな感じにモーターが動き装置に載ったスマホが傾きます。

そう、「別のスマホからブラウザ上のボタンを押すことによりモーターが動き」 → 「その場にいなくてもMaBeeeのアプリが入ったスマホを動かし」 → 「それに連動してMaBeeeが入った製品を操作できてしまう」のです。めちゃ便利ですね。

ピタゴラスイッチを小学生が10分で作ったような出来栄えですが、気にしてはいけません。

大事なのはここから。便利な仕組みが出来てしまったので、やはり日常生活に役立つようにしてみたいものです。
そこで、目覚ましに活用してみることにしました。こんな感じです。


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なかなかにぎやかな枕周りになりました。
目覚まし時計が鳴っても起きないときに、先ほどのブラウザ上のボタンを別の誰かに押してもらって起こしてもらおうという寸法です。この他人任せな計画、完璧だ。

それでは目覚ましの模様を動画にしてみたのでご覧ください。



時間がない人はこちらで。


まず、まぶしい! 懐中電灯の強力な光に目がやられます。いきなりの先制パンチです。
なんだなんだと思っていると、あかちゃんビーグルがワンワン言いながら近づいてきます。か、かわいい〜〜。

しかしかわいさに油断しているとトーマスが迫ってきます。こわい。ホラーだ。


朝からこんな光景に出くわしたら目が覚めますよ。いい装置が出来ました!!
※編注:装置の配置やアイテムの動くスピードを十分に確認して使用しましょう

複数台動かしてみよう

ピンときていなかったIoTアイテム。今回使ってみて思ったのは、インターネットを経由して操作することで、モノの使い方の幅が広がり、より魅力が引き出されるということです。

ただ電池を入れ、スイッチをONすると走るだけのおもちゃでも、離れたところから電源を入れられたり速さを変えられたりするだけで、今までとは違うように感じられますよね。他のIoTアイテムも試してみたい。

ちなみに今回使ったMaBeee、アプリも子どもを想定して作られているので、初心者向けのデバイスではあります。でも、個人的には電子工作に慣れている人に手伝ってもらい複数台使ったほうが、より楽しみが増えるのではないかと思いました。

あとIoTアイテムに限らず、何かを同時に複数動かすときって配線が面倒なものですが、MaBeeeならそんなに手間じゃないので、思ったよりも自由度が高いのではと思います。

というわけで、身の回りにあるおもちゃの電池をMaBeeeに入れ替えるだけで遊べるので、特にお子さんがいる家庭にはいいのではないでしょうか。今回はスマホを傾けて操作しましたが、声を出したりスマホを振ったりして操作できるので、組み合わせ次第でいろいろと楽しめるでしょう。お子さんと一緒に考えても良さそうですね。

僕はあかちゃんビーグルをスマホで操作しつつ戯れようと思います。あ~かわいいな~。

著者:爲房新太朗

爲房新太朗

1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲食店の予約をするのが悩みです。
むだな ものを つくる 爲房新太朗 の記事いちらん:デイリーポータルZ:@nifty

社会的責任[CSR]