それどこ

推しに会う顔がない……悩めるオタク女子が現場ごとにメイクを変えてみたよ

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推し活をしている人が「これ良い!」と思ったものを紹介しています


みなさん、こんにちは。ひらりさ(@sarirahira)、という名前で活動をしているオタク女子です。

サークル『劇団雌猫』の一員として、「インターネットで言えない話」がコンセプトの同人誌『悪友』や書籍『浪費図鑑』の発行もしています。

mesuneko.hatenablog.com


24時間BLに費やしていた女、「コスメ沼」で溺死寸前

「生まれは東京、育ちはボーイズラブ(BL)」と言っても過言ではないほど、あらゆるBL小説・マンガに私財を投じ、腐女子道を邁進(まいしん)してきた半生でしたが、社会人になってからは、少しお金に余裕ができたのもあり、映画やライブ、舞台など、「現場」で体験するエンタメに足を運ぶ機会が増えてきました。


そして現場に頻繁に足を運ぶようになって意識しはじめたのが、「自分」のこと


せっかくとっておきの現場に行くんだから、自身もその場所にふさわしいよう身だしなみをととのえていきたい! しかし哀しいかな、20代前半まで24時間365日BLのことばかりを考えていたせいで、何をどうすればいいかがまったくわからない……。


そんなとき、銀座の資生堂サロンで開催しているプライベートメイクレッスンに参加してみたのがきっかけで、「コスメ沼」にもぴちゃぴちゃ浸かるようになりました。

zerokkuma.hatenablog.com


しかし……BLが自分の萌えに合致しているかどうかは、表紙を見ればなんとなくわかるけど、コスメについては相変わらず全然わからない! コスメカウンターは楽しいけど毎度利用してると出費がやばい! たまには冒険してみたいけど市場に存在するコスメの量はあまりにも膨大すぎる!


ランダムガチャを引いてるみたいな「RAXY」

そんな私にRAXY(らくしー)というコスメボックスの使用レビューを書いてほしい」という嘘のような依頼がきたので、タダで使わせてくれるならいっかと、即答でOK。

(一介のオタク女がコスメのサービスをレポートして大丈夫なのか!? と頭をよぎりましたが、瞬殺で脳内から消し去られました)

どうやら「RAXY」は、月額1,980円(税込)で、毎月テーマに合わせてプロがセレクトしたコスメの詰め合わせが自宅に届くというサービスとのこと。ふむふむ。


というわけで我が家にもボックスが届きました。


ドキドキ……


なんかおしゃれなメッセージが入っている!


「I'm very definitely a woman and I enjoy it.(私は女だし、女であることを楽しんでるわ。)」!?!?
マリリン・モンローの名言らしい(解説してあった)。なるほど。


さらに開くと……どーん!


コスメが登場。梱包を少しずつ紐解いている間は、ランダムガチャを引いたかのようなワクワク感がありますね。

ラインナップはこちら。テーマは「遊び心、夏メイクセット」らしい。

  1. アヴァンセ ジョリ・エ ジョリ・エ リキッドアイライナー<ネイビー>
  2. ダズショップ アリュールド シングル アイシャドウ<ファンタジア12>
  3. メイベリン ニューヨーク ビビッドマットリキッド<MAT2>(口紅)
  4. VO5ヘアデザインクリエイター エアリーメイキング(ヘアスプレー)

ふとアイシャドウの価格をネットで調べたところ、1アイテムだけで「2,000円」と書いてありました。え、大丈夫なの!?


コスメ玄人の方だと、「あ〜なるほど、この組み合わせね」「私なら、あっちにするけどなあ」とかいろいろ自分なりの感想があるのだと思いますが、初心者なので、とにかくすべてが「ランダムガチャで出た☆5のレアアイテム」に見えます。これならボスを倒せそう!!!


ひとつひとつのアイテムを検分してみても、自分では手にとらないブランド・色合いで、テンションが上がってきました。ネイビーのアイライナーとか、使ってみようと考えたこともなかったよ……。

☆5アイテムを使って、コミケに行ってみた

というわけで、コスメを使っていきます。

(先に言っておきますが、ここから自撮りが苦手すぎるアラサーオタク女の自撮り満載でお届けしていくので、どこから石が飛んでくるかわからず不安でいっぱい。どうか温かい目で見ていただけるとうれしい……)


スキンケアをして、ベースメイクをして、実際にアイテムを使ってみると……


このようになりました。


わりといいかんじなのでは!?

ネイビーやマットなピンクは「顔から浮いてしまうのでは……」と不安でしたが、意外とそんなことはなく、夏感がちょうどよく表れた出来になった気がする。これが遊び心というやつか?

ちなみにメイク方法を説明する動画があって、おしゃれなBGMに合わせてメイクをしていると、たしかに「I'm very definitely a woman and I enjoy it.(私は女だし、女であることを楽しんでるわ。)」という気持ちになってくるわ。

www.youtube.com


というわけで、女であることを楽しむために、さっそくこのメイクでコミケ(現場)に行ってきました。


素人なので、自撮りの角度が一定なのと、目が死んでいるのは許してくれ。


りんかい線に揺られながら、東京ビッグサイトに到着。人混みに流されるままに会場まで歩き、『劇団雌猫』の同人誌『悪友』の委託先を訪問してきました。ありがたいことに完売してた!!


写真の通り、コミケともなると汗ダラダラで、さすがに徐々にメイクがとれていってしまいましたが、遊び心効果もあってか、いつもよりも積極的にコミケを楽しむことができた気がするぞ。


毎月変わるボックスで、「現場」ごとにメイクを変えてみた

毎月テーマに合わせてお買い得セットが送られてくるということで、特別に、別の月のボックスも試すことに。メイクを変えて、二つの「現場」に行ってみました

目力向上メイクで登壇イベントへ

まずは、8月22日に東京カルチャーカルチャーで行われた『劇団雌猫』の書籍刊行イベント。

なんと自分が登壇する側で、どう考えても大勢の人間にツラを拝まれてしまうので、通常の現場よりもプレッシャーでした。

この現場のためにセレクトしたのは、こちら。テーマは「今年の春は目元もアップグレード!女度UP♪旬のふんわりアイメイクセット」とのこと。


【セット内容】

  1. マリブ アイシャドウ MEYE-201<モーブホワイト>
  2. パルガントン スキニーマスカラ<SM10 ブラック>
  3. ウィッチズポーチ シャドウフォーアイズ<SD-2 ピンクオブムーン>(アイシャドウ)
  4. ダズショップ マルチプルーフラスティングリキッドアイライナーベーシックコレクション<ダークブラウン 03>

恥ずかしながら「ビューラーもマスカラもめんどくせえ!」とお手上げして、つけまつ毛に逃亡したのち、まつ毛を着脱することすらめんどくさくなって、まつげに触れることを1年以上やめていました。

人によるとは思うのですが、私にとってマスカラってそこまでテンションが上がるアイテムではなく(わかりやすく好きな色を選べるようなアイテムではないので……)、「まあ今度でいっか」と後回しにしながら永遠に放置していたので、今回マスカラが入っていたのはとてもいい機会だったかも。


自撮りが毎度下手すぎて恐縮なのですが、リキッドアイライナーとマスカラの効果で、目力がちょっとだけ向上しているのが伝わるでしょうか……。頼む伝わってくれ。


目の周りに使用した「マリブ アイシャドウ MEYE-201<モーブホワイト>」、かなりしっかりキラキラしているアイシャドウで、メイクの最中からパーティーな気分に。手につけてみた写真です。



ドキドキの現場写真は……




「土壇場で恥ずかしくなっていかにもなオタクメガネを装着」「つねに死んだ目をしている」「人前に出ることに慣れていない表情筋の使い方」などが際立ってしまっている気もしますが、ちょっと遠距離からの撮影でも目と口の存在感がはっきりとわかるビジュアルにはなっている。ちゃんとメイクして行ってよかった!

っていうかですね、やっぱり何より「きちんとメイクしている」という認識が、いかに気持ちを強くしてくれるかを実感しました。

会場に来ていた知人からも「今日メイクと服ばっちり決まってるね!」と褒めてもらえたよ……。よかった……。

秋を先取りしたメイクであの現場へ

そしてそして、この夏わたしがもっとも狂喜乱舞したのが……



ここよみうりランドに出現したイベントスペース「HiGH&LOW THE LAND(はいあんどろー ざ・らんど)」「HiGH&LOW THE MUSEUM(はいあんどろー ざ・みゅーじあむ)」です!

high-low.jp


2016年に上映された映画「HiGH&LOW THE MOVIE(はいあんどろー ざ むーびー)」のはちゃめちゃなスケールと顔のいい男たちの大盤振る舞いにより、オタク女たちの心をわしづかみにし、2017年公開の「HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY(はいあんどろー ざ むーびー つー えんどおぶすかい)/略称:ザム2」でさらなる追撃をおこなっているLDH様鳴り物入りのプロジェクトとあって、ハイローの世界を魅了されてわざわざ電車に揺られてやってきた人間ひとりひとりを決して後悔させないクオリティーのテーマパークとなっておりました。


ザム2を鑑賞した余韻さめやらぬままのテーマパーク入りを支えてくれたのは、こちら。「ヌケ感メイク」がテーマです。


【セット内容】

  1. デコラガール クーピー柄マット口紅 <セカンドキッス>
  2. アヴァンセ ジョリ・エ ジョリ・エ パーフェクトカールマスカラ<ブラウン>
  3. ビーガーデン シーコラプラチナム トライアルセット(炭酸パック)
  4. ピアー ピグメント メイクアップ / アイシャドウ <#11塩味噌>

秋を意識した色使いのアイテムになっており、調子に乗って秋服を購入しまくってしまい、すぐに着まくってしまっている私のような人間にとっては、大変助かるラインナップでした。


メイクしてみると……こんな感じ。


ファンデーションやアイブロウなどの色は特に変えてないのですが、ボックスのアイテムを使うことによって、全体の雰囲気がかなり変わるな〜と。


ちなみに塩味噌、近くで見るとこんな色です。


おわかりだろうか……?

メイクをほどこしている間から「気分は秋!」とテンションが上がる色のため、ボックスが届いた日からずっとリピート中。名前もかわいい……。


かわいいアイシャドウとかわいいマットなリップのおかげで、ハイローランド一人旅でも、さびしくなることなく、施設を堪能することができました。


最後まで同じ角度と眉毛の剃り跡が目立つのも許してくれ……。

カップリングを自分で作り上げる楽しさがある

冒頭で申し上げた通り、自撮りが苦手すぎるアラサーオタク女の自撮り満載でお送りしたコスメ記事、どこから石が飛んでくるかわからず不安でいっぱいなのですが、いかがでしたでしょうか。私の自撮りが下手でもRAXYのことは嫌いにならないでほしい……。

自分では手に取らないアイテムに出会うことで、「こんなジャンルもあったのか!」と意外な可能性に気づける。そして、何ヶ月分かのボックスがたまっていくことで、「これとこれ組み合わせてみてもいいかも」といった、カップリングを自分で作り上げる楽しみも発生してくる。「お前の写真じゃいまいち伝わらないよ!!!!」と思ったあなた、それは全力で謝ります。すみません!!!

とはいえ友人たちから「いつも同じ顔で写真にうつってる」と指摘され続けてきた私の顔に、いい方向でバリエーションがついたことは間違いありません。いろいろな現場に日々通ったり、同じ推しとの接触に日々通ったりしているオタクにこそ、メイクのバリエーションは必要になってくるはず。何より、現場に合わせてメイクを微調整するのも、とっても楽しい。


なお、今回の記事を通して、メイクやおしゃれがさらに楽しくなった結果……


めっちゃ浪費してしまってカードの限度額をオーバーした、2017年の秋なのでした。

著者:ひらりさ(id:zerokkuma1)

ひらりさ

ゆるふわアラサー腐女子OL。酒を飲みコンテンツを摂取するかたわら、編集・ライター業もしています。サークル「劇団雌猫」として書籍『浪費図鑑』、同人誌『悪友』も発行中。

ブログ:It all depends on the liver. / note:アラサーのさらけださない日記|ひらりさ|note / サイト:http://zerokkuma.xsrv.jp/

今回使用したメイクボックス

hb.afl.rakuten.co.jp
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