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コーヒー豆の選び方と美味しい飲み方 自宅でコーヒーを楽しもう

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目覚めの一杯や食後の一杯、多くの人が愛してやまないコーヒー。ホットにアイスと、年中楽しむことができます。今回はそんなコーヒーを、自宅でおいしく味わう秘訣(ひけつ)をお届けします。コーヒーを飲みながらほっと一息ついてみませんか?


Photo by Umer Shabib

【STEP1】酸味派? 苦味派? あなた好みのコーヒーを見つけよう

コーヒーの嗜好(しこう)を表すときによく聞く「酸味」と「苦味」。この違いは「焙煎方法」と「豆の産地」から生まれます。「焙煎」とは、生豆を火でいってローストする工程のこと。浅いり・中いり・深いりの3段階に分けられ、味の変化に大きく影響します。特徴としては、浅くいった豆ほど酸味が強く、深くいるほど苦味が感じられます。喫茶店などで飲むなじみのある味は、中いりに分類される「ハイロースト」と「シティロースト」が多いので、このあたりを基準に、好みの味を見つけるのもいいかもしれません。

続いて「豆の産地」です。コーヒー豆の栽培は赤道の南北緯25度の間が盛んです。キリマンジャロ〈タンザニア〉、グァテマラ〈グァテマラ〉、ブルーマウンテン〈ジャマイカ〉、一度は耳にしたことがあっても、それぞれの特徴までは分からない……そんな方は下記のサイトに産地別の特徴が紹介されているので参考にしてみてください。

コーヒー豆の種類 酸味と苦味の好みで選びましょう | おうちカフェ.com おしゃれインテリアとレシピで楽しむライフスタイル


【STEP2】焙煎所へ豆を買いに行こう

自分好みのコーヒーが分かったら、次はコーヒー豆を購入しましょう。コーヒー豆はスーパーや輸入食材店などでも手に入りますが、おすすめしたいのが生のコーヒー豆を焙煎してくれる「焙煎所」です。中には珍しいコーヒー豆を扱っているお店も。

焙煎所でコーヒー豆を調達しよう

【緑の豆 神楽坂焙煎所】

「緑の豆 神楽坂焙煎所」には約30種類の生豆がそろいます。酸味と苦味に加えて「コク」「甘味」「香り」の5つの項目で各コーヒー豆の特徴を詳しく解説しています。

コーヒー豆通販の事なら「緑の豆 神楽坂」

【常盤珈琲焙煎所】

「常盤珈琲焙煎所」にも約30種類の生豆が並びます。抽出器具が充実しているのでコーヒー豆と一緒に買いそろえることができます。

常盤珈琲焙煎所 | スペシャルティコーヒーの通販

【北摂焙煎所】

自家焙煎したこだわりのオリジナルブレンドを買うことができる「北摂焙煎所」。腐っていたり、虫に食われていたりする「欠点豆」を手作業で取り除く作業を、生豆の状態の時と焙煎後の2回行います。また、世界にひとつのブレンドを作れる「プライベートブレンド」は、店舗・個人のいずれもオーダーが可能。コーヒーがさらにおいしくなるドリップコーヒーの入れ方やラテアートなど、コーヒー好きにはたまらない体験ものも充実しています。

大阪府箕面市にある自家焙煎コーヒー豆の専門店 : 北摂焙煎所

【心斎橋焙煎所】

「心斎橋焙煎所」では、国内トップクラスのバリスタがブレンドした自家焙煎の豆の購入が可能。さらに、併設のカフェでバリスタによる本格ラテアートを目の前で見ることもできます。

心斎橋焙煎所 | ガーデンバール&コーヒージャパン


焙煎所で豆をひいてもらおう。買った後の保管方法は?

自宅で豆をひくのもいいですが、粉の大きさにバラつきがあると満足いく風味が出ないことも。焙煎所でひいてもらえば、均一になるのでおすすめです。

豆のひき方は細びき(粉の大きさが細かい)~粗びき(粉の大きさが粗い)で5段階に分けられます。自宅で飲むときに利用することが多いペーパードリップやコーヒーメーカーは、グラニュー糖ほどの細かさです。また、粉の大きさにより抽出に使用する器具も異なるので、下記のサイトを参考にしてみてください。
挽く | おいしいコーヒーの淹れ方 | 知る・楽しむ | コーヒーはUCC上島珈琲

買った後は「密閉したうえで冷蔵庫に入れて保管」しましょう。デリケートなので直射日光が当たらないように気を付けます。
おいしいコーヒーを飲むために抑えておきたいポイント


【STEP3】自宅でコーヒーを入れてみよう

【ホットコーヒーの入れ方】

フィルターにネル布(羊毛織布)を使った入れ方や、気圧の差を利用して抽出するサイフォン式など、ホットコーヒーの入れ方はさまざまあります。その中で一般的なのは「ペーパーフィルターとドリッパーを使った入れ方」です。

入れ方

  1. コーヒーの粉は1杯あたり10gが目安、注ぐお湯の温度は90℃前後が適しています。
  2. コーヒーサーバーにドリッパーとペーパーフィルターを設置し、コーヒーの粉を入れたらお湯を注ぎます。
  3. まずは粉全体に行きわたる程度のお湯を注ぎ、20秒ほどそのままにして「蒸らし」ます。蒸らすことでコーヒーとお湯がなじみ、コーヒーの“おいしい成分”を引き出してくれます。
  4. 粉が膨らんだら、何度かに分けて円を描くようにゆっくりとお湯を入れます。
  5. 最後に抽出したコーヒーをコーヒーカップに注いで完成です。カップはあらかじめ温めておき、適温で飲めるようにしておきます。

404|カルディコーヒーファーム公式サイト

【アイスコーヒーの入れ方】

ホットコーヒーを冷まして飲むアイスコーヒー。ポイントは「コーヒー豆の焙煎度・コーヒーの粉の量・急冷」です。

入れ方

  1. 冷やしてもコクが出るように、豆の焙煎度はホットコーヒーを作るときに使用する豆よりも深いりのものを選びます。
  2. 最後に、抽出したコーヒーを氷が入ったグラスに注ぐので、コーヒーの粉はホットコーヒーのときよりも多くして濃いめに抽出します。目安は1杯あたり15gです。
  3. 入れ方はホットコーヒーと同じです。
  4. ゆっくり冷ますと味・香りが抜けるので、氷がたっぷりと入ったグラスに注いで急冷を心がけましょう。

http://www.1jb.jp/icecafe.htm

【水出しコーヒーの入れ方】

コーヒーをお湯ではなく「水に浸して」作る水出しコーヒー。水に浸すだけなので簡単に作ることができます。ポイントは「コーヒー豆の焙煎度・水の注ぎ方」です。

入れ方

  1. 豆の焙煎度は、アイスコーヒーと同様に深いりのものを選びます。
  2. 容器にコーヒーの粉とその粉が浸る程度の水を注いで1~2分ほど放置します。一度に注ぐと、コーヒーの油分により粉が浮いてしまうため、まずは少量の水でコーヒーの粉と水をなじませます。
  3. 残りの水を入れたら、かき混ぜずに冷蔵庫に8時間ほど入れてコーヒーの抽出を待ちます。
  4. 最後に、ペーパードリップでろ過したものを、氷が入ったグラスに注げば完成です。


ほかにお茶用のフィルターパックを使った作り方もあるので、用途に応じてぜひ試してみては?

アイスコーヒー | おいしいコーヒーの淹れ方 | 知る・楽しむ | コーヒーはUCC上島珈琲

【インスタントコーヒーやドリップコーヒーも少しの工夫でおいしく】

時間がないときに便利な粉状のインスタントコーヒーや、個装されている一杯抽出型の紙製のドリップコーヒー。これらも入れ方を工夫するとよりおいしく飲めます。いずれも、事前にコーヒーカップを温めて、適温で飲めるようにしておきます。ドリップコーヒーはホットコーヒーを入れるときと同様に、最初に少量のお湯を加えて少し「蒸らす」ことがポイントです。

http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/library/recipe_is
http://www.agf.jp/ippai/drippack.php


【応用編】アレンジを加えていつもと違うコーヒータイムを

コーヒーを入れる作業に慣れてきたら、コーヒーを使ったアレンジにも挑戦してみましょう。気分転換したいときや、ホームパーティーなどで活躍しそうです。

【オシャレな2層のアイスコーヒー】

見た目がオシャレでかわいい2層のアイスコーヒーは、「アイスコーヒー+シロップ+牛乳」で作るお手軽レシピ。牛乳に、シロップを入れて甘くしておいたアイスコーヒーを注ぐだけで完成します。急な来客にも慌てることなく作ることができます。

甘くておいしい!オシャレな2層のアイスコーヒー レシピ・作り方 by kumi-mama-|楽天レシピ

【自宅でカフェ気分? キャラメルコーヒー】

甘~いコーヒーが飲みたくなったときにぴったりなのが、キャラメルコーヒーです。ホットコーヒーに、温めておいたキャラメルソースと泡立てた牛乳を入れるだけのレシピです。

キャラメルコーヒー レシピ・作り方 by みきはうす店主|楽天レシピ

【ハートなら簡単? ラテアート】

自宅にエスプレッソマシンがある人は、ラテアートに挑戦してみては? 一見難しそうな印象を受けますが、初心者向けのラテアートの描き方も多く公開されています。

描き方

  1. エスプレッソの真ん中を目掛けてミルクを注ぎ、半分くらいになったところでミルクの注ぎ口をエスプレッソの液面ギリギリまで近づけます。
  2. 徐々にミルクの注ぎ方を細くして、ミルクが入ったピッチャーを押し出すようにゆっくり線を引きます。線を引くときは、エスプレッソの液面に対して斜め45度の角度で離しながらミルクを注ぎましょう。

ラテアートの描き方/作り方


時には外でほっと一杯。話題のサードウェーブコーヒーって?

自宅でゆっくりと味わうのもいいですが、たまには外でおいしい一杯を堪能するのも贅沢です。

最近では、コーヒー豆の素材や入れ方など、コーヒーがカップに運ばれるまでの各工程にこだわって一杯ずつ丁寧に入れる“サードウェーブ”と呼ばれるブームがコーヒー界で巻き起こっています。アメリカで大人気のコーヒーショップ「Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)」が日本に上陸したことも記憶に新しいのではないでしょうか。


年中楽しめるコーヒー。おいしさを最大限に引き出す方法を駆使して、コーヒーを片手に思い思いの時間を満喫してみてはいかがでしょう。