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冷凍アボカドならいつでも食べごろ&手間なし。“手軽で・美味しく・新しい”アボカドレシピのご提案

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

初めまして、アボカド料理研究家の緑川鮎香と申します。

しょうゆをかければごはんに合い、バターの代わりにパンに塗ることもできる。アボカドのポテンシャルの高さに感動し、料理における無限の可能性を日々研究し続けた結果、今まで1,000品近いアボカド料理を考案してきました。『アボカドがあればごちそうレシピ』(SBクリエイティブ)、『アボカ丼』(大泉書店)といった著書もあります。

今回は、手軽な「冷凍アボカド」の魅力を紹介しつつ、冷凍アボカドを使った「アボカドレシピ」も提案します。

冷凍アボカドを使えばとても簡単に調理できるので、普段あまりアボカドを食べないという方や、日々の自炊の手間を省きたい方におすすめなのです。

また、紹介するレシピはアボカドは大好きだけどマンネリを感じている……という方に向けて「新しくて簡単でもちろん美味しい」をテーマに考案してみましたので、ぜひ試してみてくださいね。

冷凍アボカドならいつでも食べごろで下処理いらず

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

アボカドは果物特有の甘みや酸味がなく、果肉の約2割が脂質*1で、ねっとりクリーミーな食感が特徴。栄養豊富で料理への汎用性が高いですし、果肉の鮮やかなグラデーションは食卓に彩りを添えてくれます。

と、アボカドの魅力について語り出したら止まらないのですが、一方で「食べごろが分かりにくい」「皮が綺麗にむけない」「変色するから、切ったらすぐに食べきらなくてはならない」などの難点もあります。

そのようなわずらわしさを感じている方へ、ぜひおすすめしたいのが「冷凍アボカド」です。

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

冷凍アボカドはスーパーの冷凍品売り場やネットなどで購入できます。しかし、生のアボカドはよく食べるけど、冷凍アボカドは買ったことがないという方も少なくないと思います。

冷凍アボカドには、以下のような特徴があります。

●冷凍アボカドのいいところ(1):好きなときに食べごろの状態で食べられる
皮に覆われているアボカドは中の状態が分かりづらく、皮の色や固さなどで食べごろかどうかを判断する必要があります。ちょうどよさそう!と思い切ってみたら傷んでいた、今夜食べたい! と思ってもまだ緑色で固く食べられない、ということはしばしばあると思います。

冷凍品は食べごろの状態で冷凍されているので、その心配がありません。好きな時にベストな状態のアボカドが食べられます。まれに、固めのものが入っている場合もありますが、比較的品質は安定しているように思います。

●冷凍アボカドのいいところ(2):皮むきや種を取る必要がない
生のアボカドは、半分に切って種をスプーンや包丁で取り出して、皮をむいて、と下処理が少々面倒。その点、冷凍アボカドはすでに下処理済み。

形状はどんな料理にも使いやすい「ダイス」、トーストなどに乗せやすい「スライス」、好みの形にカットできる「ハーフ」と多様です。

●冷凍アボカドのいいところ(3):長期間保存ができる
生のアボカドは変色しやすく、切るとすぐに食べきらないといけないですが、冷凍だと必要な分だけ解凍できるのでその心配がいりません。冷凍品は保存できる期間も長いので、買い置きすることもできます。

冷凍アボカドの“クセ”はちょっとした味付けの工夫でカバー

一方で、デメリットもあります。

まずは「食感や風味の違い」。

生と比べると、食感に物足りなさを感じたり、酸化防止剤など添加物による酸味や塩味などが気になったり、という場合があります。

ただ冷凍庫に常備しておけばすぐに使えるのはやはり便利ですし、何より包丁やまな板を使わずに済むというのは、日々の自炊の手間を省きたい人にとってメリットだと思います。

また、調理の際に、

  • 酸味のある食材や調味料と合わせる
    • レモン、酢、梅干し、キムチ など
  • 風味良く香りが立つものを合わせる
    • ニンニク、チーズ、みそ、ごま油、スパイス など

といった一工夫で、酸味やクセは目立たなくなります。

形が不揃いなため見栄え重視の料理には不向きなほか、メーカーや購入先の店舗にもよりますが、生の果実と比べて2~3倍ほど割高になる場合も。ただ、傷んでいて廃棄してしまうというリスクや、手軽さを考えると妥当な値段ともいえるでしょうか。

私が思う冷凍アボカドの最適な用途は、ディップやスムージーなどの食感が気にならないもの。かためのものが入っていたら、加熱調理に使います。

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「冷凍アボカド スライス」を詳しく見る
「冷凍アボカド ハーフ」を詳しく見る

冷凍アボカドをもっと美味しく食べるための「解凍のコツ」

冷凍アボカドの解凍方法は、使う時間に合わせて自然解凍するか、すぐに使いたい場合は電子レンジでもOK。温かい料理なら、解凍いらずでそのまま使うこともできます。それぞれのポイントは以下の通り。

【自然解凍】
・20℃前後の室温で45~60分程度
・器にのせてラップをかけておく
【電子レンジ解凍】
・<50g>600w:30~40秒、<100g>600w:50~60秒
・アボカド同士が重ならないよう、電子レンジ対応の容器にのせ、ふんわりラップをかけて加熱
・加熱し過ぎると風味が損なわれてしまうので、様子を見ながら半解凍くらいにするのがおすすめ
【温かい料理ならそのままでも】
・温かいスープや汁気の多い炒め物に、解凍せずにそのまま入れる
・食感を楽しみたい場合は加熱し過ぎに注意

これらを踏まえて、続いては簡単で新しい、冷凍アボカドを使ったレシピを紹介します。

マンネリ解消&2ステップで完成。冷凍アボカドレシピ5品

今や「食卓の定番」と言っていいほど身近な食材になったアボカドですが、それゆえに「わさび醤油につけるだけ」「サラダに添えるだけ」「チーズをのせて焼くだけ」など、定番レシピばかりでマンネリ化している、という方は少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は冷凍のダイスカットアボカドと、冷蔵庫に余りがちな食材・調味料を使った2ステップで簡単に作れる新しいアボカドレシピを提案します。

🥑 “レンチン”アボカドミネストローネ

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

ミックスベジタブルやウインナーといったストック食材に冷凍アボカドをプラスした、電子レンジで作れる簡単ミネストローネ。ごはんとチーズを加えてリゾット風にして食べるのもおすすめです。

【材料(1人分)】

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ
  • 冷凍アボカド(ダイス)……50g
  • ウインナー……1本
  • ミックスベジタブル……30g
  • A)トマトジュース(無塩)……60ml
  • A)水……60ml
  • A)顆粒コンソメ……小さじ1/2
  • A)砂糖…小さじ1/2
  • 粉チーズ……適量
  • 乾燥パセリ(あれば)……適量

【作り方】

  1. 耐熱容器にAと輪切りにしたウインナー、凍ったままのアボカドとミックスベジタブルを入れ、ふんわりラップをかけて電子レンジ(600w)で3分加熱する
  2. 粉チーズと、お好みで乾燥パセリをふる

【ワンポイントアドバイス】

  • 缶詰やインスタントなど、市販のスープにアボカドを入れるだけでもOK。ミネストローネのほか、クラムチャウダーやみそ汁にも合います
  • 具の少ないスープにアボカドをちょい足しすることで、食べ応えと栄養価がアップします。アボカドには体内のナトリウムの排出に役立つカリウムも豊富に含まれているので、塩分が多くなりがちな汁物に加えるのはおすすめの食べ方です

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🥑油は少量でOK! アボカドとしらすのアヒージョ

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

アボカドの油分を生かして少ないオリーブ油で仕上げたアヒージョ。バゲットにのせて食べると絶品! ニンニクの風味が冷凍アボカドのクセをなくし、食べやすくしてくれます。

【材料(2人分)】

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ
  • 冷凍アボカド(ダイス)……50g
  • しらす……20g
  • ニンニク(みじん切り)……1/2片
  • 赤唐辛子(輪切り)……1本分
  • オリーブオイル……大さじ2~3
  • 塩……ひとつまみ

【作り方】

  1. アボカドは耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、電子レンジ(600w)で40秒加熱して解凍する
  2. ココットなどの耐熱皿に、ニンニク、唐辛子、しらす、(1)の順に入れてオリーブオイルを回しかけ、オーブントースターで7~8分加熱する。塩をふり、さっと混ぜる

【ワンポイントアドバイス】

  • ニンニクのみじん切りが面倒であれば、チューブのおろしニンニク小さじ1/2程度で代用すると、包丁を使わずに作れます
  • オーブントースターに入れる際は、油が落ちないように調理用トレー(受け皿)にのせて加熱してください

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🥑材料3つで漬けるだけ。即席アボカドピクルス

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

あと1品の副菜やおつまみにぴったりな、漬けるだけのピクルス。タルタル風のソースにアレンジすることもできます。

【材料(作りやすい分量)】

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ
  • 冷凍アボカド(ダイス)……100g
  • すし酢……大さじ4
  • オリーブオイル……大さじ1

【作り方】

  1. 小さめの保存容器にアボカドを凍ったまま入れ、すし酢とオリーブオイルを注ぐ

【ワンポイントアドバイス】

  • 漬けてから30分ほどたち、アボカドが解凍されればすぐに食べられます。オリーブオイルは冷蔵庫に入れると白く固まるので、食べる10~15分前に冷蔵庫から出しておくとよいでしょう
  • すし酢がない場合は、酢:大さじ3、砂糖:大さじ2、塩:小さじ1弱で代用できます。レンジで数十秒加熱すると、砂糖と塩が溶けてよく混ざります。酢は米酢に限らず、穀物酢でもOK
  • そのままはもちろん、タルタルソース風にアレンジするのもおすすめです

【おまけ:タルタルアレンジ】

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

粗く潰したアボカドの即席ピクルス(50g)に、みじん切りにして軽く塩もみした玉ねぎときゅうり(各15g)、ピクルスの汁(小さじ2程度)とマヨネーズ(小さじ1)を混ぜ合わせるだけで、卵なしでもタルタル風の味わいが楽しめるソースに。

ゆで卵の手間なく作れるので、時短調理にもおすすめ。塩・こしょうで焼いただけのチキンや、ムニエルにかけたり、サンドイッチに挟んだりしても美味しく食べられます。

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🥑余りがちな焼き肉のタレで。アボカドときのこの麻婆風

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

豆腐の代わりにダイスカットの冷凍アボカドときのこを使い、余りがちな焼き肉のタレで味付けした麻婆風の炒めもの。

市販されている焼き肉のタレの多くは、しょう油や砂糖、ニンニク、豆板醤などが含まれており、手軽に麻婆風の味付けが楽しめます。

【材料(2〜3人分)】

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ
  • 冷凍アボカド(ダイス)……150g
  • 豚ひき肉……80g
  • しめじ……100g
  • 長ねぎ(みじん切り)…30g
  • 赤唐辛子(種を抜く)(お好みで)……1本
  • サラダ油……大さじ1/2
  • A)水……50ml
  • A)焼き肉のタレ……大さじ3
  • A)おろしショウガ……小さじ1/2
  • 片栗粉……小さじ2
  • ラー油(お好みで)……適量

【作り方】

  1. フライパンにサラダ油と赤唐辛子を入れて中火で熱し、豚ひき肉を炒める。肉の色が変わったらAを入れ、煮立ったら凍ったままのアボカドと手でほぐしたしめじを入れて1〜2分煮る
  2. 片栗粉を倍量の水(分量外)で溶き、(1)に回し入れてとろみをつける。仕上げにラー油を適量かける

【ワンポイントアドバイス】

  • 多めに作る場合は、市販の麻婆豆腐の素(3~4人分用)を使っても。アボカドだけで作るよりも、低カロリーかつ食感のあるきのこなどを合わせるのがおすすめ
  • 赤唐辛子や仕上げのラー油は好みで。写真では具入りのラー油をかけていますが、普通のラー油やごま油でもOK

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🥑5分で作れるアボカドとツナキムチーズのドリア風

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ

包丁&まな板いらずで作れるドリア風のごはんもの。キムチの酸味と食感、ツナの旨味が合わさり、冷凍アボカドをより美味しく食べられます。

【材料(2〜3人分)】

【冷凍アボカド活用レシピ付き】いつでも食べごろ&自炊を楽にしてくれる冷凍アボカドのススメ
  • 冷凍アボカド(ダイス)……50g
  • ツナ(水煮)……1缶(70g)
  • キムチ……50g
  • マヨネーズ……大さじ1
  • ピザ用チーズ……30g
  • ごはん……茶碗軽く1杯
  • 粗びき黒こしょう(お好みで)……適量

【作り方】

  1. 汁気を切ったツナとキムチをマヨネーズで和える
  2. 耐熱皿にごはんを平らに盛り、(1)と凍ったままのアボカド、ピザ用チーズの順にのせてふんわりラップをかけ、電子レンジ(600w)で3分加熱する。仕上げに粗びき黒こしょうをふる

【ワンポイントアドバイス】

  • 汁気がないので、トースターよりも電子レンジを使用する方がしっとり仕上がります

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私が初めてアボカドを食べたのは今から20年ほど前。お寿司が大好物だった私は「アボカドにわさび醤油をかけるとまぐろのトロの味になる」というウワサを聞き、早速試してみたところ、その風味、食感に一瞬でとりこになりました。

当時はまだ珍しかったアボカドですが、今ではどこでも普通に買えて気軽に楽しめる食材に。また、今までメインだった輸入品のほか、近年は国産のアボカドも生産されるようになりました(私もさまざまな国産品種の食べ比べを行っていたりします)。


私たちの生活に「当たり前」にある食材になったからこそ、できるだけ手軽に食べたいという方や、新しいレシピを知りたいという方も多いと思います。そういった方に、今回の記事がお役に立てれば幸いです。

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著者:緑川鮎香

アボカド料理研究家/管理栄養士・フードコーディネーター
学生時代よりアボカド研究に打ち込み、好きが高じて料理研究家の道へ。「Avocados from Mexico」主催のアボカド料理コンテストで2度の連続優勝を果たす。著書には「アボカドがあればごちそうレシピ」(SBクリエイエィブ)、「アボカ丼」(大泉書店)。レシピの他、国内のさまざまな品種のアボカドについても発信している。

公式HP:いろどり食卓(ごはん) Instagram:@ayuka_midori

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