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料理好きが愛用する「包丁」教えてもらいました【 #推しキッチン用品 第3回】

料理好き(プロ)が愛用するおすすめの「包丁」を紹介します。万能な三徳包丁、肉以外に野菜も切れる牛刀包丁、魚をさばくのに便利な出刃包丁、皮むきに使いやすいペティナイフなど、用途にあわせてさまざまな種類がある包丁。メーカー・ブランドによっても個性や使い勝手はバラエティに富んでおり、買い替え&買い足しをする際にどれにしようか悩みがち。今回紹介するのはGLOBAL(グローバル)の三徳&ペティーナイフ、ニトリのオールステンレス牛刀、Misonoのペティーナイフ、Hastのシェフズナイフ(牛刀)です。料理好きからはステンレスが人気の様子でした。あわせて「まな板」のおすすめとしてエピキュリアン カッティングボード、関孫六のキッチンバサミ「カーブキッチン鋏」も紹介します。ちょっと高級な包丁も、使ってみれば違いが分かるはずです。

料理好きの「推し包丁」教えてもらいました

どんな料理を作るにも欠かせない王道のキッチン用品「包丁」。どの家にもある調理器具として入り口は広く低くとも、以下のように用途によってさまざまな種類があります。買い替え&買い足しをしようと思ったときに悩む方も多いのではないでしょうか。

三徳包丁
普段使いに最適な使いやすい万能包丁。初心者にも◎
牛刀包丁
肉用として使われるイメージだが、西洋では万能包丁として扱われており、野菜や魚などもカットできる
出刃包丁
刃が厚く重量もあることから、魚の頭や骨を落としたり、三枚おろしなどに使われることが多い
ペティナイフ
牛刀を小さくしたもの。果物や野菜の皮むきなどによく使われる

ほか、パン切り包丁や野菜専用の菜切包丁などもあるほか、メーカー・ブランドによっても個性や使い勝手はバラエティに富んでいるのも、悩みどころの一つ。

そこでソレドコでおなじみ「料理&キッチン用品沼」にはまっているこちらの方々に、「推し」包丁とその魅力について聞いてみました! あわせて、包丁を使うときには欠かせない推しまな板(カッティングボード)や、「包丁やまな板を使うのすら面倒くさい……」という方向けに推しキッチンバサミも教えてもらいました。

\ご協力いただいたみなさま/

玉置標本
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。なにかを捕まえて食べる人、製麺機の人として知られている。

梅津有希子
編集者・ライター。「だし愛好家」として、書籍やWeb記事などで簡単なだしのとり方や手軽なだし料理を紹介。とにかくだしが好き。

イナダシュンスケ
南インド料理専門店「エリックサウス」をはじめとする、さまざまな飲食店の中の人。ジャンルを問わず何にでも食いつく、自称“変態料理人”および“ナチュラルボーン食いしん坊”。

ツレヅレハナコ
食と酒と旅を愛する編集者。愛しすぎてキッチンが2つある一軒家を建てる。家の中には国内外のキッチン用品がずらり。

河瀬璃菜
「りな助」の愛称で親しまれる料理家。手間をかけずに本格料理に仕上げるレシピが得意。レンチンを“神”と崇める。

ぶち猫
「趣味」として料理やお菓子作りを行うブロガーだが、そのクオリティーの高さは「趣味」のレベルを超えているという声も。

※順不同

【1】ちゃんと切れて、ちゃんと錆びない「普通」の良さ。GLOBALの三徳(玉置標本)
【2】果物だけでなく野菜もお肉も。15年愛用するGLOBALのペティーナイフ(梅津有希子)
【3】重さのバランスがしっくりきた、ニトリのオールステンレス牛刀包丁(イナダシュンスケ)
【4】小回りが効いて使い勝手よし。Misonoのペティーナイフ(ツレヅレハナコ)(ツレヅレハナコ)
【5】NY発、国内未発売のニューフェイス! 驚くほどスパスパ切れるHastの包丁(河瀬璃菜)
【番外編1】食洗機もOK。1つあると用途が広がるコンパクトなカッティングボード(ぶち猫)
【番外編2】まな板いらずでサクサクカット!切れ味抜群な関孫六のキッチンバサミ(梅津有希子)

ちなみに、本記事は料理沼の方に手持ちのキッチン用品の魅力を徹底的にヒアリングし、特にこだわりが見えたものをピックアップして紹介する「 #推しキッチン用品」連載の第3回となります。ほかの回には、

辻村哲也(ツジメシ)
プロダクトデザイナー、ときどき料理人。さまざまなメディアで「ツジムラのメシ=ツジメシ」のレシピを発信している。

も登場しますよ!

【この連載について】
全4回にわたり料理好きの「推しキッチン用品」を紹介する連載。思わず欲しくなる品々、そろっています。

【1】ちゃんと切れて、ちゃんと錆びない「普通」の良さ。GLOBALの三徳(玉置標本)

GLOBAL グローバル 三徳 18cm(G-46)

包丁は手入れの簡単さが正義ですよね。何本か持っているのですが、料理の6割は13年くらい前に買ったGLOBALの「三徳 18cm(G-46)」で作っています。

私の感覚だとGLOBALは3軒に1軒くらいが使っているベストセラーで、「普通に良い」という感じでしょうか。オールステンレスで扱いやすく、ちゃんと切れるし、ちゃんと錆びない。残りの3割はペティナイフ、1割は気合を入れて魚を捌くときに鋼の出刃や柳刃を使っています。

GLOBAL グローバル 三徳 18cm(G-46)

GLOBALは専用のシャープナーも販売していますが、普通の砥石で軽く研いであげれば切れ味はしっかり戻ってくれます。10年以上愛用した結果、18cmだったはずの刃渡りは17cmに縮んでしまいましたが、まだまだ現役です。そのうち刃渡り16cmの三徳(G-57)と間違われることでしょう。

GLOBALには「三徳」以外にも似た形で「牛刀」「文化」があるみたいなので、いつか使い比べてみたいです。

  • 参考価格:9,900円

コメント:玉置標本

趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

Twitter:@hyouhon ブログ:私的標本

【2】果物だけでなく野菜もお肉も。15年愛用するGLOBALのペティーナイフ(梅津有希子)

GLOBAL ペティーナイフ 13cm

現在、我が家にある包丁は3本。一人暮らしを始めた料理初心者の頃に何も考えず買った万能包丁、パン切り包丁、そして、GLOBALの「ペティーナイフ 13cm」です。ペティーナイフといえば果物を切るイメージが強いかもしれませんが、万能包丁のように野菜、果物から肉、魚まで、何にでも使っています

オールステンレスで衛生的ですし、お手入れが簡単。デザインもシンプル。気持ちいいほどスパッとよく切れ、とても気に入っています。

GLOBAL ペティーナイフ 13cm

もう15年愛用しており、たまにシャープナーでシャッシャッと研いでいます。切れ味に不満はありませんでしたが、昨年「そういえば、製造元で研ぎ直しサービスがあったなあ」と思い出し、どれだけ変わるのか試してみました。プロの手で研がれたのち、1週間ほどで戻ってきましたが、新品のような切れ味に感動……!

「梅津様の包丁の刃は、良好な状態でした」と書かれてあったので、15年間ヘビーユースしてきたのに頑丈な包丁なんだなあと、あらためて実感しました。プロの手作業による研ぎ直し、おすすめです!

とても使いやすいグローバルのペティーナイフ。これからも大切に使い続けたいと思います。

  • 参考価格:7,700円

コメント:梅津有希子

編集者・ライター、だし愛好家。書籍『もっとおいしい、だし生活。』(祥伝社)では、「だしむすび」「あごだし湯豆腐」「だし巻き卵風フレンチトースト」など、旨味たっぷりの簡単だしレシピを紹介する。 公式サイト:梅津有希子公式サイト  Twitter: @y_umetsu

【3】重さのバランスがしっくりきた、ニトリのオールステンレス牛刀包丁(イナダシュンスケ)

ニトリ 牛刀包丁(PROSPER オールステン)

オールステンレスの包丁を初めて手にした動機は「なんかカッコいいから」という雑な理由でした。ただ最初に手にしたそれはヨーロッパのメーカー製という事もあったのか、重心というか刃と握りの重さのバランスがしっくりこず、そのままほとんど使わず仕舞い。それ以来、しばらくオールステンレスの包丁を手にすることはありませんでした。

しかしある時、新店オープンの際の細々した備品の買い物に訪れたニトリで、お店に置く共用包丁として試しに一本購入してみたのが「牛刀包丁(PROSPER オールステン)」です。実際使ってみると重さのバランスが木柄の包丁と全く変わらず、違和感なく使えました

そしてオールステンの最大のメリットは何といっても清潔感。木柄だと刃の継ぎ目部分をひときわ入念に洗う必要がありますが、その必要がないオールステンはだいぶ気が楽です。

以来、お店はもちろん自宅でも愛用しています。ここぞという時は鋼の刺身包丁や小出刃を出してきますが、普段は肉も野菜も魚もこれ一本。プラス、同じシリーズのペティーナイフがあれば充分事足ります。

  • 参考価格:3,045円

コメント:イナダシュンスケ

鹿児島県出身。京都大学卒業後、食品メーカー勤務などを経て円相フードサービスを設立。多ジャンルの飲食店を経営する傍ら、食にまつわるさまざまな情報を発信している。著書に『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』(扶桑社刊)『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分!本格インドカレー』(柴田書店刊)
ブログ:食べるそして考える Twitter:@inadashunsuke

【4】小回りが効いて使い勝手よし。Misonoのペティーナイフ(ツレヅレハナコ)

hogehoge

小回りの利く「Misono」のペティーナイフ(440シリーズ No. 832 ペティナイフ130mm)を日常的に使っています。

こちらは岐阜県関市の老舗包丁メーカー・ミソノ刃物もので、シェフも愛用するプロ仕様。と聞くとハードルが高そうに思われるかもしれませんが、使い慣れると本当に便利!

野菜や果物の皮むきはもちろん、刃先を使えばスムーズに玉ねぎやトマトのヘタがとれますし、肉や魚の下処理などにも使えます。切れ味の鋭さ、パッと使える小回りの良さで出番のない日はありません。

hogehoge

もう1本、京都の老舗メーカー「有次」の洋包丁「和心」も愛用しています。この2本があればどんな料理だって作れます。

  • 参考価格:10,000円

コメント:ツレヅレハナコ

食と酒と旅を愛する編集者。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコのホムパにおいでよ!』(小学館)、『食いしん坊な台所』(河出文庫)、『女ひとり、家を建てる』(河出書房新社)など。
Instagram:@turehana1

【5】NY発、国内未発売のニューフェイス! 驚くほどスパスパ切れるHastの包丁(河瀬璃菜)

Hast シェフズナイフ

私が愛用しているのは、ニューヨーク発の「Hast」というオールステンレス包丁です。日本ではまだ未発売(クラウドファンドを通じた応援購入のみ※2020年12月現在は終了)なのですが、独自開発の鋼材を使っており、とにかく切れ味がいいのが特徴。使い続けていても、その切れ味が変わらないところが気に入っています。

固いサツマイモやカボチャなども力をそこまで入れなくても簡単に薄切りにできるので、スライサーの登場率が減りました。

包丁の柄から刃にかけて滑らかにつながるデザインで、洗いやすく清潔に保てますし、スタイリッシュでキッチンに置いてあっても見た目を損なわないのがいいですね。

Hast シェフズナイフ

「サントクナイフ」「パーリングナイフ」などさまざまな種類がありますが、私はいわゆる牛刀にあたる「シェフズナイフ」のシルバーを使っています。ブラックもカッコ良いし買っちゃおうかなあ〜とついつい思ってしまうほどには気に入っています。

  • 参考価格:10,980円

コメント:河瀬璃菜(りな助)

料理研究家・フードコーディネーター。1988年5月8日生まれ。福岡県出身。レシピ開発、商品開発、食の企画やコンサル、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わるさまざまな活動をしている。SONY XperiaのCMやKIRIN本麒麟の広告への出演などその活動は多岐にわたる。近年では地方を元気にするための6次化商品の開発に力を入れている。

ブログ:河瀬璃菜(りな助) 公式ブログ Twitter:@linasuke0508

【番外編1】食洗機もOK。1つあると用途が広がるコンパクトなカッティングボード(ぶち猫)

エピキュリアン カッティングボード S

エピキュリアン カッティングボード S」は、毎日の調理で欠かさず使う道具の一つです。メインにしている木製の大きめまな板と併用して、サブまな板として活躍しています。

天然木の繊維を合成した素材で、表面は水分の浸透がないよう加工されており、匂いや汚れが付きにくいのが特徴。一番多い使い道は、香味野菜を少しだけ刻みたいとき。また肉や魚など、木製のまな板を使うと後始末が面倒な食材を少量だけ切りたいときも気兼ねなく使えて便利です。

熱に強くサイズが小さいので、食洗器に入れられるのもうれしいポイント。調理中は、表面を水で流すか、布巾で拭いながら使いまわし、最後に食洗器に入れてきっちり洗えば、手間をかけず清潔に使い続けることができます。

エピキュリアン カッティングボード S

デザインが洗練されているので、見せる収納にも適しています。シンク前の壁にフックで吊り下げておくと手に取りやすく「ちょっとだけまな板を使いたい」というときに重宝します。丈夫なので、きれいな状態で長く使い続けられるところもありがたいです。

  • 参考価格:2,090円

コメント:ぶち猫

趣味として料理やお菓子作り、写真撮影を行いつつ、猫二匹などと暮らしています。ときどき旅に出ます。
ブログ:ぶち猫おかわり

【番外編2】まな板いらずでサクサクカット!切れ味抜群な関孫六のキッチンバサミ(梅津有希子)

関孫六 カーブキッチン鋏

自宅兼仕事場で働くフリーランスの私は、1日3食家で作って食べることが多く、包丁やまな板を1日に何度も洗うのがとにかくストレス。完全に使わないことは無理ですが「使わずに済むのなら、使わないに越したことはない」と思っています。そんな我が家で活躍しているのが貝印の「関孫六 カーブキッチン鋏」です。

元々キッチンバサミは使っていましたが、「より使いやすいものはないだろうか」と探して見付けたのが、これ。「関孫六」シリーズは包丁やキッチンバサミなどを展開する貝印オリジナルのブランドで、初心者向けからプロ向けまでをカバーしています。

ところで「関孫六」とはなんぞや? と調べてみると、室町時代に活躍した刀工の名前だそう。その伝統技術が家庭用刃物に受け継がれたシリーズということで、この名が冠されているようです。もう、こういうフレーズに弱いのです。形から入るタイプなもので(笑)。

特徴はカーブした長めの刃先。通常のキッチンバサミより食材をしっかりキャッチしてくれるためカットが楽で、ブロッコリーやお肉など、まな板要らずでスパッと切れます。あまりの使いやすさに、こればっかり使っています。

関孫六 カーブキッチン鋏

ぶどうの房を切り分けるときも硬い軸をがっつりホールドしてくれ、スムーズに切れます。大きくて厚い昆布もこのハサミならバキッとカット。刻み海苔もきれいに仕上がりますよ。

キッチンにぶら下げて、いつでもサッと使えるようにしています。

  • 参考価格:1,650円

コメント:梅津有希子

編集者・ライター、だし愛好家。書籍『もっとおいしい、だし生活。』(祥伝社)では、「だしむすび」「あごだし湯豆腐」「だし巻き卵風フレンチトースト」など、旨味たっぷりの簡単だしレシピを紹介する。 公式サイト:梅津有希子公式サイト  Twitter: @y_umetsu

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料理好きの間では洗いやすく衛生的なオールステンレス包丁が人気のようでした。でも手に馴染みやすい木柄の包丁も気になります……!ペティーナイフを野菜や肉・魚のカットにも使用するなど、1本あればさまざまな調理に使えるのが包丁のいいところですね。

「オールステンレス 包丁」を詳しく見る

小さなキッチンでも使いやすそうなカッティングボードや、これがあれば包丁すらいらないのでは……?と思わせてくれるキッチンバサミも登場し、財布の紐がゆるむラインナップだったのではないでしょうか。

みなさんの推し包丁もぜひ教えてください。Twitterのハッシュタグ「 #推し包丁」で報告待ってます! それでは次回の更新もお楽しみに!!

【この連載について】
全4回にわたり料理好きの「推しキッチン用品」を紹介する連載。思わず欲しくなる品々、そろっています。

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公開記事や発掘ネタなど、あれやこれやつぶやいています!

今回紹介した商品

「GLOBAL 三徳 18cm(G-46)」を詳しく見る
「GLOBAL ペティーナイフ 13cm」を詳しく見る
「Misono ペティーナイフ 440 130mm」を詳しく見る
「エピキュリアン カッティングボード S」を詳しく見る
「関孫六 カーブキッチン鋏」を詳しく見る
「オールステンレス 包丁」を詳しく見る

社会的責任[CSR]