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ほぼ年中キャンプ漬けの僕がすすめるファミリーキャンプ。「家族全員が楽しい」簡単キャンプテク

日本一周キャンプ旅の経験者・佐久間亮介(さくぽん)さんが、初心者向けにファミリーキャンプの楽しみ方を紹介します。レンタル品を活用したキャンプ道具のそろえ方、失敗しないキャンプ場の選び方、ちょっとの工夫で家族の気分が盛り上がる簡単テクニックなど、初めてのファミリーキャンプを手助けする知見やアイデアを解説します。ファミリーキャンプをはじめ、ソロキャンプ、グランピングと多様化するキャンプ。今年こそはキャンプデビューしてアウトドアを楽しみませんか?

キャンプは楽しい。今回はファミリーキャンプを紹介

2014年から2015年にかけてキャンプ場を巡りながら日本一周キャンプ旅をしていた佐久間亮介(さくぽん)といいます。今までに泊まったキャンプ場の数は300ヵ所以上で、そこで得た知識を基にキャンプ初心者向けの情報ブログをかれこれ5年間、共同運営しています。

現在はほぼ年中キャンプをしながら、キャンプにまつわるさまざまなことを仕事にしており、たまにテレビなどでキャンプの先生役として登場しているので、お目にかかったことがあるかもしれません。

僕が思うキャンプの楽しさとは、「自然の中で自由に、自分らしく楽しく遊べること」です。インターネットやスマホが普及してどんどん便利になっていますが、あまりにも世の中が便利で「つながり過ぎている」からこそ、キャンプではそれらから一旦離れて、自分だけの時間を楽しんでいます。

そんな楽しいキャンプをたくさんの人に知ってもらいたい、という思いから日々情報を発信していますが、ひとくちにキャンプと言っても種類はさまざま。近年では楽しみ方が多様化しています。

今回はその中から、GWや夏休みなど大型連休になるとよく見かける「ファミリーキャンプ」に着目。今年こそはファミリーキャンプを始めたいと考えている人に向けて、

  • ファミリーキャンプをスムーズに始めるための簡単なコツ
  • ちょっとの工夫で参加者(家族)の気分が盛り上がる方法

を紹介していきます! ※お子さんの年齢は小学校低学年を想定しています



【ステップ1】宿泊施設やレンタル品を活用して、まずは“キャンプの雰囲気”を味わってみよう

春を迎えて、これからは行楽シーズンに突入。緑豊かな自然の中で“のんびりキャンプ”が気持ちいい季節はもう間もなくです。

しかしながら、キャンプを始めるにはさまざまなハードルがあります。

・道具は何を買ったらいいの?
・そろえるとしたら総額でおおよそいくらかかるの?
・道具は実家の倉庫にあるけど、どんなキャンプ場に行ったらいいのか分からない

こんな不安の声が聞こえてきそうです。

そこで、まずは「スムーズにキャンプデビューする方法」を3つ紹介します。

1-1.コテージなどの宿泊施設に泊まってみよう

ファミリーキャンプをしよう。キャンプ場に泊まってみる

僕はキャンプを仕事にしている職業柄か、「キャンプをしたいんだけど、何から始めればいい?」「まずは道具を買えばいいのかな」と相談されることが多いです。

キャンプというとテントや寝袋などの道具が必要だと思ってしまい、インターネットやアウトドアショップで調べてみると想像以上にお金がかかりそうで断念……なんて話も聞きます。

そのような質問や相談をされた時に、僕は「キャンプの空気感を知ることが大切だから、キャンプ場に泊まってみよう」と伝えています。

「え、道具もないのに?」と思うかもしれませんが、キャンプ場にはコテージなどの宿泊施設があります。

ファミリーキャンプをしよう。キャンプ場に泊まってみる

ひと昔前まではあまりオシャレではないイメージがあったかもしれませんが、近年では個性あるコテージがたくさん。サンタクロースの家をモチーフにしたものやツリーハウス、薪ストーブがあるコテージもあり気分が上がります。

ベッドなどの寝具が備わり奇麗に管理されているので、まずはそれらを利用してみて、キャンプ場やキャンプの雰囲気を感じることから始めましょう。

1-2.テント泊をするなら道具をレンタルしよう

ファミリーキャンプをしよう。道具をレンタルするという手も

「いやいや私は最初からテント泊がしたい!」という人もいるかもしれません。そういう場合はレンタルを賢く利用してみましょう。

あまりキャンプの知識がないのにいきなり道具を買いそろえてしまうと、後々使用しなくなるケースが多いです。キャンプ道具は決して安い買い物ではありませんので、じっくり吟味してから納得のいくものを買った方が、結果的に満足度が高い買い物になります。

今や多くのキャンプ場でキャンプ道具のレンタルをやっていますし、キャンプ場によっては「初心者向けのレンタルセット」を用意しているところもあります。さらにキャンプ道具をレンタルできるWebサービスもたくさん存在します。まずはレンタルを利用して一つ一つ経験していくことが大切です。

1-3.他のキャンパーを参考にしよう

ファミリーキャンプをしよう。他のキャンパーを参考にする

キャンプ場で宿泊すると、たくさんのキャンパーを見かけることでしょう。周囲のキャンパーがどんな過ごし方をしているのか、テントの設営時間や夕食の作り方など、なんとなく雰囲気を味わって、自分がキャンプをするときの参考にしてみましょう

キャンプ場ではキャンパー同士、挨拶をすることがマナーです。「こんにちは」と声を掛けてみて、「実はこれからキャンプを始めてみようと思っていて」なんて話かけると、いろいろと教えてくれる親切なキャンパーもいるはずです。

実際にキャンプ場で過ごしてみて「うん、やっぱりキャンプがしてみたい!」「自然の中でテント泊してみたい!」と思うようであれば、そこから道具探しを始めてみましょう。それからでも遅くはありません。

【ステップ2】設備が充実したキャンプ場を選び、普段の生活とあまり変わらないように

では、コテージに泊まる場合であれ、テント泊する場合であれ、「宿泊するキャンプ場」はどうやって選べばいいのでしょうか。

ファミリーキャンプ初心者の人が、キャンプ場を選ぶ際のポイントを3つ紹介していきます。

2-1.レンタルや売店がある、施設の充実したキャンプ場を選ぼう

ファミリーキャンプデビューのためのポイント。レンタルや売店があるキャンプ場を選ぼう

「キャンプ場」と聞くと、森の中にぽつんと管理棟や炊事場、お世辞にも奇麗とは言えないトイレがあるだけの場所でしょ? と想像する人もいるかもしれません。

そういったキャンプ場もありますが、中には電源が使えたり、管理人が24時間常駐したりするキャンプ場もあります。さらに管理棟には売店が併設されていて、キャンプ道具のレンタル品が豊富にそろっている場合も。

キャンプ初心者のうちは、キャンプ道具や細かい調味料などを忘れてしまいがちです。そのため慣れないうちは、レンタル品や売店が充実したキャンプ場を探しましょう。

2-2.トイレ・シャワーなどの水回りが奇麗で、お風呂があるキャンプ場を選ぼう

ファミリーキャンプデビューのためのポイント。トイレ・シャワーなどの水回りが奇麗で、お風呂があるキャンプ場を選ぼう

「ファミリーキャンプの決定権は、嫁にあり!」というキャンパーがたくさんいます。お父さんはキャンプに行きたいけれど、アウトドア派ではない女性をキャンプに連れ出す場合はハードルがあるかもしれません。

最近のキャンプ場は、そういうハードルをできるだけ取り払うための努力をしているところがたくさんあります。快適に過ごせるように、炊事場などの水回りが奇麗に清掃されているところや、トイレにウォシュレットが付いていて、便座が暖かいところもあります。場所によっては、温泉が楽しめるキャンプ場も。

キャンプ初心者の頃は、テントに宿泊をするだけでも一大事。それ以外のところは極力普段と変わらないようにするのがおすすめです。

ちなみにレンタル品や売店の品数が豊富、電源が使える、お風呂があるなどのキャンプ場を「高規格キャンプ場」と言います。初心者のうちは、安全で、適度な便利さと自然とのバランスがとれた高規格キャンプ場からキャンプを始めることがポイントです。

2-3.自宅から2時間程度でアクセスできるキャンプ場を選ぼう

ファミリーキャンプデビューのためのポイント。自宅から2時間程度でアクセスできるキャンプ場を選ぼう

なるべく自宅から近いキャンプ場を選ぶことをおすすめしていて、その目安は「2時間程度」です。その理由は、2つあります。

まだ勝手が分かっていないうちは、キャンプ場で過ごす時間をできる限り長くするのが得策です。テントの設営に思いのほか時間がかかったり、BBQをするにしても炭火をおこすには時間がかかります。暗くなる前にテントを設営するのがキャンプでは鉄則ですので、自宅からは近い方がいいです。

2つ目は、自宅からキャンプ場までの時間が長いと子供が飽きてしまうから。2時間程度のところにあるキャンプ場なら、家を出てから1時間〜1時間半程でトイレ休憩や、買い出しのためにスーパーに寄ることとなります。まだキャンプに慣れていないうちは、近場がおすすめなのです。

関東でファミリーにおすすめのキャンプ場3つ

ここで僕がおすすめしたい関東のファミリーキャンプ向けのキャンプ場を紹介します。いずれも人気なので、事前に空きがあるか確認しましょう。

ケニーズ・ファミリー・ビレッジ
関東でファミリーキャンプにおすすめのキャンプ場「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」
埼玉県飯能市にあるキャンプ場。その名の通り、ファミリーを中心に、楽しくキャンプができるように運営されているキャンプ場。レンタル品や売店も充実、キャンプのインストラクターも多数在籍する人気のキャンプ場です。場内には川があるので川遊びも楽しめます。東京都内からは2時間圏内です。

大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ
関東でファミリーキャンプにおすすめのキャンプ場「大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ」
茨城県北部にあるキャンプ場。キャンプサイトはもちろんのこと、大きなコテージはファミリーだけでなく、祖父母とともに3世代で楽しむことができます。温浴施設もあり、炊事場、トイレも奇麗に清掃されていて、オムツ替えシートの台まで常設。レンタル品、売店の品揃えも豊富で安心、安全にキャンプが楽しめるキャンプ場です。

北軽井沢スウィートグラス
関東でファミリーキャンプにおすすめのキャンプ場「大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ」
群馬県北軽井沢にあるキャンプ場。壮大な浅間山をのぞむことができる自然と、奇麗なトイレや充実したコテージ、管理棟などの設備とのバランスが絶妙なキャンプ場です。GWや夏休み、週末はイベントが目白押しで子供も大人も楽しめます。

「ハンモックサイト」という、ハンモックをかけるポールが常設しているエリアもあります。ハンモック本体もキャンプ場でレンタルもしているので、ワンランクアップしてキャンプを楽しみたいときにおすすめ。標高が1,100mと高いので、初心者はGW前後〜10月上旬くらいがおすすめです。


【ステップ3】レンタル品に+αであると安心・便利なキャンプ道具をそろえよう

レンタル品だけでもキャンプを楽しむことができますが、持っておくと便利な道具があります。

3-1.最低限必要なキャンプ道具って?

「ランタン」は災害時にも活躍

レンタル用品があまりないところでのキャンプを想定し、最低限そろえるべきキャンプ道具がこちらです。

・テント
・マット
・寝袋
・テーブル
・チェア
・ランタン(LED)
・バーナー


テントはその日の寝床となるもので、マットと寝袋は布団代わりになるものです。テーブルとチェア、バーナーは食事をする際に使い、ランタンは日が落ちてから使います。

これらに加えて、食器やカトラリー、フライパン、鍋、クーラーボックスなどは、まずは家にあるもので代用しましょう。

3-2.ランタン・寝袋・マットは災害時にも活躍

「ランタン」は災害時にも活躍

ランタンは夕暮れから寝袋に入るまでの間、自分たちのキャンプサイトを照らします。ランタンがないとびっくりするくらいに真っ暗で何をするにしても大変です。自分たちが普段、いかに明るいところで生活をしているのか驚かされます。

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仮に災害が起きた場合も、そういった灯り(あかり)のない生活を送らざるを得なくなる可能性があります。

最近ではソーラー充電が可能なLEDランタンもたくさん発売されています。ソーラー発電は電気がないところでも使えるので、ファミリーキャンプのついでにその仕組みを子供に教えるのもいいのではないかなと思います。

また物によっては、非常にコンパクトに折りたたむことができ、複数持っていてもかさばりません。そのため子供がトイレなどへ行く際の「自分用ランタン」として子供に持たせるのもありです。

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「ランタン」は災害時にも活躍

寝袋やマットは、避難指示が出るなど、自宅を出なければならない場合に、自分用の寝具として大いに活躍します。避難先での滞在はもちろんのこと車中泊をする場合でも活用できるので、寝袋とマットを合わせて一人1セット、持っていてもいいんじゃないかなと思います。

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このように、ランタン、マット、寝袋は、キャンプをしない人でも有事の際に活用することができるキャンプ道具なのです。

【ステップ4】キャンプがより快適に、楽しくなる道具を導入しよう

最後に、あるともっとキャンプが快適になったり、家族の気分が盛り上がったりする道具を一挙に紹介します。これらがあるだけでキャンプが楽しくなるので、ぜひ検討してみてください。

4-1.キャンプを快適にしてくれる道具

ワイルドな外遊び用のキャンプ道具。ガスランタン・タープ・ツーバーナー

ガスランタンは、一般的にLEDなどのランタンと比べて明るく、キャンプサイト全体を照らしてくれるので夜も過ごしやすいです。

子供がいることも考えると、極力あった方がいいでしょう。ただし、本体上部が特に熱くなりますので、子供が誤って触り火傷をしないように気をつけましょう。

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ワイルドな外遊び用のキャンプ道具。タープ

夏の暑い日にキャンプをする予定であれば、タープがあると日陰を作ることができて便利です。ただし、設営の手間が増えるので、タープの設営時間も考慮して行動しましょう(人によっては、最初は1時間くらいかかることも)。

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ワイルドな外遊び用のキャンプ道具。ツーバーナー

バーナーはシングルバーナーではなく、家庭にある2口のガスコンロのようなツーバーナーの方が、日常使っているのと同じ感覚で調理できるので重宝します

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4-2.子供も大人も楽しめるキャンプ道具

ワイルドな外遊び用のキャンプ道具。ファイヤースターター

マグネシウムの棒をこすって火花を散らすファイヤースターター(火打ち石)があれば、子供と一緒に火おこし体験ができます

最近は家庭のコンロがIH化していて、生の火を見たことがない子供もいるそうです。お子さんと原始的な体験を楽しんでみませんか?

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ワイルドな外遊び用のキャンプ道具。子供用のナイフ

子供でも扱えるように工夫された子供用のナイフなどを持たせることで、子供も主体的に野外での遊びを楽しむことができます

アウトドア、キャンプは自然の中で楽しむ遊び。ナイフだけでなく火の扱いなど、多少危険なところもあるけれど、それもまた勉強の一つ。子供の成長につながると思います。

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ワイルドな外遊び用のキャンプ道具。ハンモック

ハンモックは文句なしの大人気遊び道具。ただし、木の保護などを理由にハンモックが使用できないキャンプ場もあるので、事前に確認しましょう。

木につるすタイプは設営する場所が限られてしまうので、少し大きな道具にはなってしまいますが、ハンモックスタンドを使うという手もあります。これがあればキャンプ場ではもちろん、家の中や庭でもハンモックが楽しめます。

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ワイルドな外遊び用のキャンプ道具。BBQ串&マシュマロ

極めつけはBBQ串&マシュマロ。BBQや焚き火の締めにマシュマロを串に刺してあぶり、クッキーとチョコレートと一緒に食べるスモアは、キャンプの大定番デザート。子供はもちろん、大人もテンションが上がります。マシュマロの他にも、いちごやバナナをあぶっても美味しいですよ!

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今年からファミリーキャンプを始めませんか?

ファミリーキャンプを始めよう

これからファミリーキャンプを始めてみたい! と考えている方向けに、

  1. キャンプのハードルの高いところを取っ払い
  2. 最低限必要な道具
  3. 持っていると便利な道具
  4. これがあると楽しいよ!

というものやコトを紹介してきました。

他の遊びに比べると、確かにキャンプはちょっぴりハードルが高いかもしれません……。でも、始めてみればこの魅力にハマり、一生の趣味になるかも!?

まずはコテージなどの建物に宿泊するか、レンタルのテントを利用するなどして、無理のない範囲でファミリーキャンプをぜひ始めてみてください。


著者:佐久間亮介(さくぽん)

佐久間亮介(さくぽん)

キャンプ場巡りをしながら日本一周したキャンパー。今までに泊まったキャンプ場の数は300ヵ所以上。キャンパーのための情報ブログを共同運営。月間最高80万PV。
Twitter:@sakumanx
ブログ:キャンプ初心者向け総合情報ブログ Hyper Camp Creators | キャンプ初心者に必要なキャンプ道具、キャンプの知識、キャンプ場の情報をまとめたブログです。

他にもいろいろ。キャンプに関する記事はこちらから

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