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各界のビール通が選ぶ“夏に飲みたい”珠玉の1本はコレだ!「それどこ夏のビール大賞」開幕

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こんにちは! それどこ編集部です。今年も毎日汗だくになる季節がやってきましたね。

そんな夏だからこそ飲みたくなる飲み物と言えば……そう、ビールですよね! というわけで、今回は各界でご活躍のビール好きの方々に、それぞれ「この夏、飲みたい珠玉の1本」をテーマに、おすすめのビールを選んでいただきました。選者の方は、こちら。

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どの方も仕事でプライベートで、さまざまなスタイルのビールを飲んでこられた方ばかり!

1日中飲んでいられると噂のIPAから、発酵食品であることを強く感じさせる国産ビールまで、バラエティ豊かなラインナップがそろいました。いつもと違うビールを試したいという方、必見の内容になっています。

それでは、暑い夏を楽しく乗り越えるべく、「それどこ夏のビール大賞」スタートです!

富江弘幸が選んだのは、「オールデイIPA」

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『BEER CALENDAR』を執筆し、日本ビアジャーナリスト協会でも活動中のビアライター・富江弘幸さん。選んだのは、ゴクゴク飲めるのに、ガツンと“苦さ”もあるビールでした。

\ 富江弘幸の「推し」ポイント! /

富江弘幸

夏。どうにも暑い季節がやってきました。

24時間365日、一年中ビールシーズンの僕ですが、やはりビールがより「うまいッ!」と感じるのは夏。しかも、日本の夏って朝でも夜中でもジメジメして暑いじゃないですか。なので、夏はおはようからおやすみまでビールを飲んでいたいと思ったりしますよね。

この意見に同意していただける方には「オールデイIPA」がオススメ。アメリカ・ミシガン州のファウンダーズブルーイングが造っているビールです。

IPA(インディアペールエール:アイピーエー)とは、大量のホップを使用した苦味と香りが特徴的な最近人気のビール。一般的にアルコール度数の高いものが多いのですが、これは苦味の強いIPAの特徴を残しつつ、アルコール度数を下げたスタイル。名前の通り一日中飲んでいられるIPAなのです。

とはいえ、IPAとしてのガツンとくる強い苦味と柑橘系の香りは健在で、しっかりした飲みごたえ。それなのにドリンカブル。ゴクゴク飲めるんですけど、ライトな感じはありません。本当におはようからおやすみまで飲んでいられるビール。

そういう意味では万能ビールなんですが、あえて最高のシチュエーションを設定するならば、暑い真夏のビーチでデカいハンバーガーにかぶりつき、「オールデイIPA」をゴクゴク飲んで、

「くーッ! 苦い!」

コレですね。間違いない。どう考えても間違いない。ハンバーガーのしっかりした肉にも負けない苦味が、ハーブのような役割も果たしています。柑橘系の香りもさわやかでピッタリ。

飲みごたえとドリンカビリティが共存した奇跡の年中無休ビールですが、やはり夏が最高にうまい。苦いビールが好きな方ならぜひ。

選者:富江弘幸

主にビールについて執筆しているライター。ビールについて書いた原稿料で、またビールを飲む日々を過ごしている。著書に『BEER CALENDAR』(ワイン王国)。
ブログ:ビールと本と旅とおもしろいこと。
Twitter:@hiroyukitomie

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三代目悪人が選んだのは、「宮崎日向夏ラガー」

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『ビールを知る本』『甘いビールを知る本』など、数々のビール関連書籍を執筆・監修してきたライター・三代目悪人さん。選んだのは、両者の相性バッチリなフルーツビールでした。

\ 三代目悪人の「推し」ポイント! /

三代目悪人

フルーツを使ったビールって、果実の種類や甘み・酸味の強弱など選ぶための要素が多く、好みの味を見つけるのは結構大変。また、「まるでビールじゃないみたい!」といった感想も目にしますが、誉め言葉と理解しつつも「(それならビールである必要ないじゃない)」とも思ってしまうのが難しいところです……。

私のオススメは「宮崎日向夏ラガー」。個人的に、宮崎ひでじビールさんの作るラガーは日本一と思っていまして、その流れで飲んでみたらおいしくてビックリ!

「日向夏(ひゅうがなつ)」は、グレープフルーツに近い味わいとやわらかな酸味が特徴で、柚子に似たビターな香りが、どこか“和”を思わせるフルーツ。日向夏とビールは、果実感だけでなくフルーツによってビールのおいしさが底上げされた、まさにベストマッチな組み合わせなのです。

その味は、まさにフレッシュ!!

軽快な口当たりと清涼感のあるフルーティーな香りが鼻を抜け、口いっぱいに日向夏の甘酸っぱさと、優しい苦みが広がっていきます。

元々ラガーはさっぱりとしたビールですが、日向夏ラガーはホップの苦みと日向夏のほのかな渋味が見事に調和して、どこか日本の夏を連想させる味わいに。フルーツとビール、それぞれの長所をバランスよく生かしていますので、苦いビールが苦手な若い人だけでなく、普段からビールをお飲みの方にも満足度の高い逸品ですよ。

ちなみに日向夏は宮崎県原産で、生産量も日本一。まさに宮崎の魅力が詰まったビールで爽やかな夏を満喫しましょう!

選者:三代目悪人

お酒と食をこよなく愛するライター兼編集者。サークル「悪人酒場」として、書籍『ビールを知る本』シリーズを発行。また星海社新書「白熱ビール教室」では監修を担当。
Twitter:@sandaime

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DAIKIが選んだのは、「LUCKY CAT」

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ブログ「ネコと夜景とビール」にて、毎週のように幅広い新作ビールをレビューしているDAIKIさん。選んだのは、“和”の香りが嬉しい一風変わった逸品でした。

\ DAIKIの「推し」ポイント! /

DAIKIさん

知人から京都土産でもらったビールが日本酒の黄桜が作っていたということを知って驚いたのを覚えています。実は京都最初の地ビールを造ったのが黄桜なんだとか。そんな黄桜から出ている、かわいらしいネコのビールをご存知でしょうか。その名も「LUCKY CAT」

言われないとビールと気付かないようなかわいいデザインなのです。京都の名水に、日本酒造りで使われる山田錦を副原料に使っていて、さらには柚子と隠し味に和山椒を使ったエールタイプのビールに仕上がりました。

冷蔵庫から取り出してグラスに注げば柚子のフルーティな香りが広がります。注がれたビールは少し濁りのある、白濁のゴールド。「ゆるやかろ過製法」とあるので、少し酵母が残っているような感じ。

飲んでみると、柚子の風味の爽やかさを感じます。苦みは弱めで、それでいてフルーティ過ぎず舌触りやのど越しがなめらかに感じられます。優しくなめらかな飲み口と風味は、定番の「苦みがある」「炭酸しゅわしゅわなビール」が苦手な方にもビールの新たな魅力やおいしさを感じていただけるのではないでしょうか。

食事とあわせると、鼻の奥でひくひくっと和山椒の香りが感じられるのが面白いところ。和山椒と聞くと和食に合いそうですが、トマトソースと合わせてもいいアクセントになっていたので、ジャンルを問わず料理を引き立てながら存在感を見せてくれるビールです。

うだるような暑い夏、夏バテに負けないように食事と合わせて飲みたいビールです。柚子の爽やかな風味と和山椒の隠し味で、食欲を刺激してあげたいですね!

選者:DAIKI

1979年生まれ、東京都足立区在住。「ネコと夜景とビール」というブログを書いています。毎週のように発売される新商品ビール・限定醸造ビールを飲んではレビューしています。
ブログ:ネコと夜景とビール
twitter:@daiki_photo

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ぶち猫が選んだのは、「ディセプション・セッションIPA」

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『それどこ』では小林銅蟲先生との料理対決でもおなじみ、料理に抜群の定評があるブロガー・ぶち猫さん。選んだのは、東京に直営店ができたことでも話題の“幻”のブルワリーが作った1本でした。

\ ぶち猫の「推し」ポイント! /

ぶち猫さん

初めてミッケラーのビールを飲んだのは、2017年の夏に訪れた台北でした。

暑い日の夕暮れ、寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)に向かう道すがら休憩のつもりで立ち寄った「Mikkeller Taipei」で飲んだIPAのおいしさは、今でも忘れられない。台湾のクラフトビールを飲み歩くつもりが(もちろんそれも飲みましたが)、五日間の旅行中、二晩続けて通うことになったのでした。

「ミッケラー」とは、2006年にデンマークのコペンハーゲンにて、高校教師であったミッケル・ボルグがキッチンで自家醸造したビールを発表したことで始まったブルワリーです。特定の醸造所を持たず、各地の醸造所に製法を提供して、次々と実験的なビールを作り出すスタイルから、「マイクロブルワリー」、「ファントム(幻影)ブルワリー」とも呼ばれています。

ミッケラーの魅力は、なんと言っても一口目を飲んだときの新鮮な驚きにあります。濃厚な旨み、複雑な味わいと豊かな香り。それでいて、飲み手の負担にならない軽やかさを兼ね備えた不思議なビール。

夏料理に合わせるなら、フルーティーな香りと爽やかな苦みが特徴の「ディセプション・セッションIPA」をお勧めしたい。特に食欲をそそるスパイシーな料理にぴったりで、夏の気分を盛り上げてくれるはずです。

ところで、ミッケラーのビールは東京渋谷にある直営店でも飲むことができます 。ラブホテル街の外れ、稲荷神社のはす向かいにあり、開け放たれた窓から街並を眺めながらビールを飲んでいると、異界の入り口に迷い込んだような不思議な感覚を覚えます。機会があれば、ぜひ訪れていただきたい場所の一つです。

選者:ぶち猫

趣味として料理やお菓子作り、写真撮影を行いつつ、猫二匹などと暮らしています。ときどき旅に出ます。
ブログ:ぶち猫おかわり

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杉村啓が選んだのは、「VEDETT EXTRA WHITE」

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『白熱日本酒教室』『白熱ビール教室』を著書に持つ、お酒全般に詳しいライター・杉村啓さん。選んだのは、ビール大国・ベルギーのさっぱりとした白ビールでした。

\ 杉村啓の「推し」ポイント! /

杉村啓さん

「VEDETT EXTRA WHITE」を推します。前々からちょくちょく飲んでいたのですが、ハマったのはここ何年かの話でして。住んでいる京都にベルギービールのバーができ、そこのマスターが「VEDETT」が好きで、常に「VEDETT」だけは樽生が、しかも安価で用意されているというお店なのです。ちょくちょく通っているうちに、すっかり私も「VEDETT」にハマったのでした。

多くのビールで使われている大麦だけではなく、小麦を使っている「ホワイトビール」です。オレンジピールとコリアンダーが加わっていて、さわやかな柑橘系の風味と、ほんのりスパイシーさを感じさせます。

でも全体的には、フルーティーな華やかな香りと、まろやかな口当たり、そして酸味と優しい甘味があるビールなので、すごく飲みやすいです。暑い夏にはキンキンに冷やして、ゴクゴク飲むのにぴったりのビールのひとつと言えます。

ジャンルとしては「ベルジャン・ホワイト」という、ベルギーのホワイトビールです。同じベルジャン・ホワイトで有名なのは、「ヒューガルデン」でしょうか。個人的には「ヒューガルデン」よりも若干苦味や渋味が控えめで、酸味が強いと思います。酸味があって後味がさっぱりとするので、揚げ物料理などにもよく合います。「ヒューガルデン」が好きな人には是非とも飲み比べをしてもらいたいところです。

また、一般的なピルスナーよりも苦味が少ないので、ちょっとビールの苦味が苦手だなーという人には是非とも味わってもらいたいと思います。

選者:杉村啓

お酒や醤油についてあれこれ書いていたら、いつの間にかお酒全般、調味料全般へと徐々に興味の幅が拡大しているライターです。グルメ漫画の研究もしているのですが、研究成果を発表するとともに、最近は漫画原作も手掛けるようになりました。漫画版『白熱日本酒教室』よろしくお願いします! あと、ビール漫画のお手伝いも始めました。もうすぐ連載開始されるはずです。主著に『白熱ビール教室』『白熱日本酒教室』『白熱洋酒教室』『グルメ漫画50年史』(星海社新書)、『醤油手帖』(河出書房新社)など。

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酒井由実が選んだのは、「ピンキースウェアー」

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ビール好きの女性に向けたウェブマガジン『ビール女子』編集長を務める、酒井由実さん。選んだのは、見た目にもかわいいピンク色のビールでした。

\ 酒井由実の「推し」ポイント! /

酒井由実さん

バラエティの豊かさが魅力のクラフトビール。種類が多過ぎて迷ったときは、パッケージで選んでみるのも、ありだと思うのです。

ピンク色のかわいいパッケージが特徴の「ピンキースウェアー」は、酒屋をふらついていたときに「これだ!」と一目惚れして即購入。アメリカ東海岸・ロードアイランド州にあるリバイバル醸造所によるビールです。

「ベルリナーヴァイス」というスタイルで、ラズベリーとブルーベリーをたっぷりと使用しています。ただ、意外にもアルコール度数はさほど高くなく、いちごのようなほのかな甘い香り、ほどよい酸味が心地よく喉を通り抜けます。ごくごくと飲めてしまう軽やかな味わいは、夏に合わないわけがありません。晴れた日の午後、プシュっとプルタブを引いて禁断の昼ビールなんていかが?

一緒におつまみを楽しむとしたら、酸っぱ〜いピクルスを合わせるのがおすすめです。ビールの控えめな酸味がマッチして、爽やかさが増すはず。

キュートな缶デザインと軽やかな味わいは、ビール特有の苦味が苦手な人にはもちろん、いつものビールに飽きた! なんて人にはぜひ試してほしい一本です。

同じようにラズベリーを使ったミッケラー醸造所「ミッケラー スポンタン・ベルリナー・チェリー」もおすすめです。

選者:酒井由実

WEBマガジン&コミュニティ『ビール女子』編集長。93年三重県生まれのビアソムリエ。大学ではビールの嗜好とマッチョカルチャー(男性的概念)の因果関係について研究し、現在はビール女子編集長として、ビールの多様性を世の女性に伝えるべく日々活動しています。

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在華坊が選んだのは、「ゴールデンケルシュ」

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出張ついでに日本全国を飲み歩く、美食家としても知られるブロガー・在華坊さん。選んだのは、その“濁り”からビールの原点を思い出させてくれるビールでした。

\ 在華坊の「推し」ポイント! /

在華坊さん

鮒ずしなどの発酵食品が大好き。世の中においしいものは数あれど、優れた発酵食品に出会うと、その複雑で深みのある味は、脳内のシナプスが新たにつながりまくるような、目の前に新しい世界がぱあっと拡がるような、そんな圧倒的多幸感があります。未知の芸術に出会ったときの喜びに近い。

日本酒やビールも、もちろん、発酵食品。普段、ビールを飲むときにそれが発酵食品であることはあまり意識しませんが、改めて発酵しているぞ! と感じさせてくれるのが、新潟麦酒の「ゴールデン・ケルシュ」

日本で初めて「ビン内発酵」に取り組んだと言われるこのビール、同じ新潟麦酒の「ヨーロピアン・ケルシュ」をさらに7度まで度数を高めた琥珀色。ビンを開けた瞬間から香るホップがグラスに注ぐとさらにわっと拡がり、濁りを含んだ液体が、まだこのビールは進化中だと教えてくれる。酸味、苦味、甘味、そしてフルーティさ、一言では言い表せない深くて複雑な味わいは、まさに発酵食品の喜び。グビグビ飲むビールではなく、赤ワインに合わせるようなつまみと一緒に、ゆっくりじっくり味わってほしいビールなのです。

最近はIPA流行りで国産クラフトビールでもIPA系のラインナップが増えていますが、そして自分もIPAは好きだけれど、「ゴールデン・ケルシュ」は、日本にもこんなビールがあったんだ! と声を大にして言えるようなビールです。夏ですが、あえて3杯目くらいにこんなビールを落ち着いて味わってほしい。

選者:在華坊

在華坊。1978年生まれ。横浜、野毛の坂の上在住。出張ついでに飲み歩くことと美術館巡りが楽しみな会社員。
ブログ:日毎に敵と懶惰に戦う

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いかがでしたでしょうか? うだるようなこの季節には、いつもと違うビールを手に取り、気分を変えてみることをおすすめします。以上、「それどこ夏のビール大賞」でした。

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