
洗濯が分からない。
もちろん、ひととおり洗濯はしているつもりだ。でも、それでいいのか?
ちゃんと汚れが落ちているのか、と問われれば、伏し目がちに「たぶん」と、力なく答えるしかない。
洗濯に自信がない。そんな思いは筆者だけではないはずだ。
特にこの時期、梅雨空に洗濯物を干してもすっきり乾かないことが多いし、かといって部屋干しすると、生乾きのカビ臭いニオイが出てしまわないか気になってしまう。
そこで、洗濯のことならなんでも知っている、「洗濯王子」に洗濯のコツについてお話を伺った……のだが、これが、目からウロコがボロボロ落ちる話ばかりであった。
子どもと一緒に、洗濯のコツを聞く
洗濯王子こと、中村祐一さんは、長野県伊那市のクリーニング店「芳洗舎」の3代目。現在、多くの人がしている洗濯は「洗濯風」であると説き、日本の家庭に真の「洗濯」を伝えるべく、活動をしている。
\さわやか〜!!!/

「洗濯王子」こと中村さん
そして、洗濯王子に洗濯のコツを聞くのはこの3人。

(画像左から)ライター西村、息子の太郎、友人のすばるくん
私ライターの西村、そして息子の太郎、友人のすばるくん。
子どもたちも中学生になり、洗濯物がよりいっそう増えた。自分の服ぐらいは、自分で洗濯できるようになっていただきたい。
ただ、2人とも、家の洗濯は、干したり、洗濯をたたむ程度のお手伝いしかしたことがない。
できればこれを機に、あわよくば家の洗濯をせんぶやってくれるぐらいになってくれれば……というのは虫がよすぎるだろうか。

テレビ電話方式で話を聞きました
長野県にお住まいの洗濯王子とテレビ電話でインタビューを行った。
服の黄ばみは、あぶらが原因

質問していきます
- 早速ですが……子どもたちが質問を考えてきているので、そちらからいいですか。
- もちろんです!
- シャツとか、汗をかくと襟に汚れがつくんです。それって、どうすれば取れるのでしょうか?
- これ、基本的なところだと思うんですが、白いシャツとかだと黄ばみが目立って意外と取れないんですよね……。
- 基本的に、襟のところにつく汚れは、体から出る皮脂汚れが原因なんです。スマホとかの画面って、触ると汚れますよね。それが皮脂です。要は“あぶら”なので、普通に洗濯機だけで洗うとやっぱり落ちにくいんです。「水」と「油」なので。
- では、どうすれば?
- 一つは、お湯で洗ってあげると、とてもよく落ちます。あぶらを溶かすわけですね。特に汚れが目立つ部分にだけ洗剤をちょっと塗り、もみ洗いをしてお湯で流してから洗濯機に入れるとすごくよく落ちるんです。
- お湯ですか。よくヨーロッパの方だと熱湯で洗濯することが多いようですが、日本だと水で洗いますよね。この差はいったいなんでしょう?
- 水の性質です。ヨーロッパは硬水なので、洗剤の効きが悪いから、お湯を使うんですよ。日本は軟水なので、水が冷たくても洗剤がけっこう効くんです。ただ、やはり、冷たい水より温かい水のほうが洗濯には向いています。僕は、1日1回洗濯するんですけど、お湯で洗っていますよ。実は、お湯で洗うことで洗濯の悩みは8割くらい解決するんですよ。
- えぇ!
- 要は、水だけだと皮脂が落ちきらず服に残ってしまうんですね。で、その皮脂汚れを放っておくと、酸化して黄ばみとして浮き出てしまう。そうなってしまうともう、なかなか落ちないです。だから、黄ばませないためにはお湯で洗うようにするのがいいんです。服も長持ちします。
- たしかに最近は温水洗浄ができる洗濯機も多く出ていますね。ちゃんとした理由があったのか。でも我が家の洗濯機にはそんな機能ないな……蛇口は混合栓だったと思うけど。
- うちは、洗面台から洗濯機にホースを伸ばして、お湯を出してやっています。一番手軽なのは、お風呂にお湯をはって、そこから汲み取る。
- そういえば、家の洗濯機にも汲み取り用のホースが付いていました。でも、使ったことないんですよね……。
- 説明書を見ながら設定すれば、そんなに難しくはないと思います。あとは、毎日じゃなくてもいいので、例えば週に2回「今日は汚れをしっかり落とす日」みたいにして、洗濯桶にお湯と洗剤を入れて、洗濯物をつけおき洗い(20分くらい)してから洗濯機に入れるようにするといいですよ。
- 何度ぐらいのお湯がいいんですか?
- 一番いいのは40度くらいですね。
- お風呂のお湯ぐらいだ。
ニオイの原因は、菌の“うんち”と“おしっこ”だった!
- 基本的に、体から出る汚れは落ちづらくて、その汚れが、黄ばみやニオイにつながってしまうんです。だから、梅雨時期に皆さん困るニオイの悩みも、お湯で洗うと解決することがほとんどです。
- えぇっ、いきなり答えが出ちゃった! ニオイの悩み、これから聞こうと思ってたんですよ!

いきなり問題解決!
- ぼくが聞こうと思っていたのは、梅雨の時期は、服の生乾きのニオイが気になるから原因と対処法を教えて欲しい、というのでした。
- そうですねー。実はこれに関してもお湯で洗ってあげると、わりと解決しちゃうんですよね(笑)。
- どうして、くさいニオイがするんですか?
- ニオイの原因って基本的に菌が原因なんです。汚れが落ちていないと、干している間に菌が増えちゃうんです。正確に言うと、菌自体がくさいわけじゃなくて、菌が皮脂やタンパク質のエサを食べて排泄するんですが、それがにおうんです。つまり、菌のうんちやおしっこみたいなものがにおっているわけですね。
- うぇー。
- だから、菌をしっかり落とすのと同時に、お湯で菌のエサである皮脂をしっかり落としてあげるといいんです。特に梅雨の時期って、食中毒が増えるじゃないですか。それと同じで、洗濯物の汚れもどんどん腐っていくし、菌も繁殖しやすくなる。だから、できるだけ早め、こまめに洗う方がいいですね。

ニオイの原因は「菌の排泄物」と聞いたときの顔
- 単純にニオイだけ落としたいのであれば、要は菌と排泄物をキレイにするだけでいいので、除菌効果のある漂白剤を入れるといいです。ただ、皮脂やタンパク質の汚れが残っていると、除菌はできてもまたにおってしまう可能性があります。根本的な解決にはならない。だからお湯洗い+漂白剤がベストですね。
- なるほど。普段洗濯では漂白剤を使っていなかったんですが、梅雨時期は積極的に使ってみます。
- それでも、もしくさいニオイがでてしまったときは、どうしたらいいですか? 洗い直すしか方法はないですか?
- そうですね……。その場しのぎであれば、消臭スプレーみたいなものでもある程度においはおさえられると思います。ですが、やっぱり菌が繁殖しやすい状態なので、洗い直した方がベターです。
部屋干しの悩みは「空気を動かす」で解決
- 梅雨の時期は部屋に洗濯物をよく干します。でも、外で干すより乾くまでに時間がかかる気がします。早く乾かすコツはありますか。
- いちばんいいのは「空気を動かす」ことです。エアコンとかの風でもいいんですけど、風を起こして洗濯物の表面の水分を飛ばすようにするといいですね。単純に風が吹くと乾燥がしやすいというか。空気が動くと乾燥しやすくなるので、サーキュレーターか扇風機で風を動かしていくのがおすすめです。
- 洗濯物と洗濯物の間ってどのくらい空ければいいんですか?
- 基本的に、「ぴたっとくっついていなきゃいい」とは言えます。もちろん、間隔が空いていれば空いているほどいいんですが……。拳一個分くらいあいていれば大丈夫です。
- ちなみに王子は部屋干ししますか?
- 僕は梅雨時期に限らず、基本的に部屋干ししています。実は衣類の洗濯表示を確認すると、陰干し表示はすごく多いです。なぜかというと、紫外線に当たると、黒っぽい服は白っぽくなったり、色柄モノは色落ちしたり、繊維ももろくなったりします。天日干しは服にあまりいい影響がないんです。ですから、部屋干しですね。お風呂に突っ張り棒をつけ物干しにして、干しています。

洗濯王子の家での洗濯物の干し方
- うちも、部屋干しするときはお風呂場に干すことが多いですねー。ただ、浴室に洗濯物が干せる浴室乾燥機能がついているってことは最近やっと気付いたんです。
- 浴室乾燥を使うときも、できればサーキュレーターなどで空気を動かしてあげると、かなり乾きが早くなります。うちも浴室乾燥はついているんですけど、基本的にはサーキュレーターの風&換気扇で乾かしています。
- そうなんですか! 乾燥モードにすると、電気代すげえだろうなって思って、毎日は使えないなと思ってたんです。
- サーキュレーターと換気扇であれば、乾燥モードよりも電気代は抑えられると思いますよ。
- ありがとうございます。これで部屋干しのハードルがずいぶん下がりました。
実際に洗濯してみよう
というわけで、洗濯王子に目からウロコがボロボロと落ちるアドバイスをもらった。このアドバイスを元に、実際に洗濯物をやってみたい。
まずは、襟元に、黄ばみが目立つこのシャツ。

襟の黄ばみ

こんな感じである

洗剤を直接かけて……

お湯でもみ洗いします。この服は、しばらくお湯につけておく。
さて、太郎やすばるくんにも、自分の服やらを洗ってもらうことにした。
まずは、太郎の服。

泥汚れ!
これは、太郎が小学校の少年野球で使っていたズボンだ。「土汚れ」というありがちな汚れのズボンだ。
土汚れが付いたまま放置されていたのだが、ちょうどいい機会なので、子どもに自分で洗濯させたい。
とはいえ、土汚れの洗濯の仕方はどうすればいいのか。普通に洗濯してよいのかちょっと悩む。
そしてもう一つ。

墨汁がついたズボン
こちらも、太郎が汚したズボンだ。真っ黒いのは墨汁である。ちょっと前、学校で汚しやがったズボンである。
中学生にもなってズボンに墨汁をこぼすとか、どんだけ注意力散漫なんだと叱りたいところだったが、洗濯の記事を書くにあたって、グッドすぎるタイミングで汚しやがったので褒めたいという気持ちもある。叱りたいけど褒めたい。このアンビバレンツな気持ち。それはさておき、墨汁が、なかなか難しい汚れであるのは重々承知ではあるのだが、なにか奥の手はないものか。
土汚れのズボンとともに、洗濯王子にもう一度、洗濯のコツを聞いてみたいことが出てきた。洗濯王子に追加質問をしてみたい。最近はSNSとかメッセンジャーという便利なものがあるのだ。
王子に聞いてみた
すみません、王子。洗濯でちょっといろいろと追加質問してもよろしいですか?
どうぞ!
太郎がズボンに墨汁をこぼしてしまいました。落ちる方法はありますか? あきらめるしかありませんか?
墨汁ですかー。
墨汁は確かに落とすのが難しい汚れです。墨汁の黒い色は小さな粒子(つぶ)ですが、それが服の繊維の奥の方に入ってしまったら、取り出すのがものすごく大変です。
一応、汚れを落とす方法はあります。家庭でできるものだと、ご飯粒を少し濡らしてペースト状にして、墨汚れに洗剤と一緒にくっつけてもみ出していく。すると、墨の粒子をご飯粒が吸着してくれるんです。それをお湯で洗い流す……というやり方がありますよ。
それで、奇麗に落とせますか?
おすすめは、墨汁がついたその日に「洗濯機に入れる前にやる」ということです。墨汁がついた状態で一回洗ってしまったものだと、繊維の奥に入り込んでしまっているので、取りづらいというのが正直なところです。
あー、一回洗っちゃった……墨汁はあきらめるしかないかな。墨汁以外で落ちづらい汚れというのはどういうタイプのものがありますか?
繊維が「染まってしまうもの」は難しいです。カレーとか、ぶどうとか、つまり染料になるものですね。ただ、食べ物の汚れの場合、汚してからそんなに日にちが経ってないのであれば、食器用洗剤である程度洗ってから洗濯するといいですよ。食器用洗剤は、食べ物の汚れを落とすためのものなので、やっぱりいいんです。
なるほど。あと、ズボンについた土汚れを落とす方法を、教えて欲しいです。
基本的には、ブラシなどでこすって落としてください。それでOKです。墨汁汚れと同じ粒子の汚れなので、ブラシでかき出すイメージですね。あとは粉末洗剤でつけおき洗いが効果的です。粉末洗剤をお湯で溶かして、つけておく。一般的に、液体洗剤よりも粉末洗剤の方が洗浄力は上です。
そういえば子どもが野球をやっていたんですが、専用の粉末洗剤を買ったことがあったな……。
「ポール」ですかね。
あ、それです。
これですよね?
そうです! 「ポール」は、昔から泥汚れ、土汚れを落とすための洗剤として、野球部のお母さんから支持されているんですよ。
まさにそれで、野球部のお母さんの口コミで買ったんですが、そんなに使わなかったんです。使ってみます。
汚れに立ち向かってみる
というわけで、洗濯王子に、土汚れと墨汁汚れ、それぞれ洗い方を教わったので、改めて洗濯してみた。
まずは、土汚れの方からなんとかしたい。

野球部のママに絶大なる支持がある「ポール」パッケージのデザインがそこはかとなくアメリカン

ぬるま湯で洗剤を溶く

ある程度こすってつけおき
洗濯機で洗う前の下洗いとして、洗剤を溶かしたお湯につけおきしてみた。とくに難しいところはなく、手間としてもそんなにかからない。
続いて、墨汁汚れ。洗濯王子のアドバイス通り、米をペースト状にしてみる。

こんなものでどうだろうか?

洗剤をつけた上に、汚れに米をねじこむ

米を使うことに若干の抵抗を感じつつすりこむ
米ペーストは、どうも、あまり効いてないような気がする。さすが墨汁。一回何もせず洗濯してしまった上に、乾かしてしまっているので、かなり手強い。
続けていても状況は改善しないので、とりあえず、洗濯機に入れてしまおう。

ひとまず洗うぞー
洗濯機を動かすこと数十分。……洗濯物ができあがった。脱水まで終わった洗濯物を、今度は浴室に干したい。
サーキュレーターを浴室に入れる。

こんな感じでいいかな
洗濯物の間隔は、拳一個分を目安に干してみた。

拳一個分
さらに、襟など、折れている部分に関しては、上記写真のように伸ばすと乾きが早くなるらしい。

折れてるところはなるべく伸ばすと早く乾くそうです
ちなみに、天日干しする場合は、色柄モノやプリントのあるTシャツなどは裏返して乾かすと紫外線によるダメージが少し軽くなるらしい。
汚れは落ちているのか、ニオイはしないのか
さて、先ほど洗濯した洗濯物。果たして汚れは落ちているだろうか?
まずは黄ばみのあったシャツ。

どうだろう
すこし白くなったかな。というところだろうか。
黄ばみが出てから時間が経っていたのもあってか、さすがに完全に白くするのは難しいけれど、それでも気持ち白くなったのであればじゅうぶんに御の字だ。
後で王子に聞いてみたところ「黄ばんでる場合は洗剤だけだとなかなか落ちないので、漂白剤で30分ぐらいつけておく必要がありますね」とのことだった。
続いて、土汚れのズボン。

奇麗になった
白くなった。
汚れてすぐに洗濯をしたのも良かったかもしれないが、野球部御用達洗剤「ポール」の威力はあなどれない。
続いて、いちばんの問題児。墨汁汚れ。

このびくともしなさ
変化なしであった。
さすがに、墨汁で汚れてからすでに時間もかなり経過している上に、一回洗濯をしてしまっている。遅きに失した。
この汚れ、たぶん普通じゃ落ちない。専門のクリーニング店で特別料金を払っても落ちるか落ちないかわかんない。後白河法皇が、思い通りにならないものは、サイコロの目、鴨川の水、山法師、といったが、新たに墨汁汚れも付け加えたい。
この汚れをリカバリーするには、逆にズボン全体を墨汁につけて、黒いズボンとしてはくのが最善の解決方法かもしれない。
ちなみに、サーキュレーターを回して、部屋干ししたのが功を奏したのか、どの洗濯物も、ニオイは洗剤のニオイぐらいしかしなかった。それに、浴室乾燥をかけていなかったが、普段よりも早く乾いた気がする。
今回、早く乾いた上に、ニオイも発生しなかったのは、洗濯物の量が少なかった。というのもあるかもしれない。
洗濯王子は、洗濯を毎日していると言っていた。
一般的な家庭であれば、一日の洗濯物の量はそんなに多くはならないはずだ。洗濯物は大量にたまらないうちに、こまめにするというのもニオイが発生しないコツの一つかもしれない。
洗濯が好きになったかな?
わたしたちは、あまりにも洗濯に注意を払わずにいたのではないかという気がしている。
「衣食住に関して、食と住に関しては家庭にノウハウがある印象ですが、衣に関しては、そのメンテナンスや運用に関してのノウハウがあまり知られていない面がある」と、洗濯王子は言う。
確かに、食や住まいに関する情報は、世にあふれるほどにあるけれど、洗濯、つまり衣類の手入れや使い方に関してのノウハウや知見を、私たちはそんなに持ち合わせていない。
洗濯に関して話を聞いてみると、適当すぎた今までの洗濯知識が覆るような驚きの話が多すぎた。
梅雨時期の洗濯のコツを聞くという軽い気持ちでいたが、洗濯というものが、じつは深遠な問題であるということに気付かされた。
とりあえず、子どもが洗濯してくれたらあげていた小遣いを100円アップすることにした。
取材協力:中村祐一
洗濯家。1984年長野県伊那市生まれ。家業のクリーニング店「芳洗舎」の3代目。多くの人の洗濯は「洗濯風」であると説き、日本の家庭に真の「洗濯」を伝えている。「洗濯王子」の愛称でインターネットのほか、テレビをはじめ各種メディアに出演。著書に『幸せを呼ぶスマート洗濯』(ポプラ社)他多数。
著者:西村まさゆき
ライター。鳥取県出身、東京都在住。めずらしい乗り物に乗ったり、地図で気になる場所に行ったり、辞書を集めたりしています。著作『ふしぎな県境』(中央公論新社)、『ファミマ入店音の正式なタイトルは大盛況に決まりました』(笠倉出版社)ほか。移動好き。好物は海藻。
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撮影/関口佳代・はてな編集部
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