それどこ

オシャレはメソッドを押さえれば作れる。漫画『服を着るならこんなふうに』で知る、春の鉄板コーデ

漫画『服を着るならこんなふうに』が、春のおすすめコーディネートを解説します。クールビズ、アウトドア、小旅行……仕事とプライベートで使えるファッションを楽しみましょう。

漫画『服を着るならこんなふうに』で知る、春の鉄板コーデ

こんにちは。漫画『服を着るならこんなふうに』の監修をする、ファッションバイヤー兼ブロガーのMBです。

この漫画は、オシャレが苦手な兄の佐藤祐介に、妹の環(たまき)がファッションのコツをアドバイスするという内容です。と、言うと、「オシャレに必要なものはお金でしょ」とか「結局はセンスじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、そんなものは必要ありません!

大切なのは、視覚効果などを活用した「誰もが再現できるファッションメソッドを押さえる」だけ。ファッションはセンスなどの感覚ではなく、理屈で作ることができるのです。

オシャレが苦手だった学生時代

ここまで言い切る私ですが、その学生時代はさえないものでした……。アニメと漫画が好きで、周りのイケイケな友人がオシャレになっていくのを指をくわえて見る日々。「お前はセンスがない」なんて言われたこともしばしば……。

そんな中、理系の進学を考えていた私は、「オシャレにも必ず仕組みがあって、それを紐解けば理屈で作れるはずだ!」と信じて、ファッションに立ち向かうことを決意しました。

雑誌の研究からスタートし、徐々に興味を深めていった私は、やがてショップスタッフのバイトを開始。そこでありとあらゆる人に「オシャレとは何か」を聞き、追究することに。そうして、オシャレには「一定の法則」が存在することを自分なりに見いだしました。

そこから10年ほどかけてまとめたのが、私のファッションメソッドです。オシャレはセンスのある人だけのもの、なんてことはありません。自分には知識もセンスもない、という人も安心してください。オシャレは「知るだけ」で作ることができます。今回は、そのほんの一部を紹介します。

また、オシャレといってもいきなりハイエンドな着こなしや、ブランド品を意識する必要はありません。ファッショナブルではなく、「スタイリッシュを目指す」ところから始めましょう。デザイン性の高い服や難解な組み合わせに挑戦せずとも、すらりと奇麗で大人っぽいスタイリッシュさを作れればまずはOK。

そういう意味では、オシャレという表現より「脱ダサ」程度でいいのかもしれませんね。ぜひ、参考にしてもらえるとうれしいです!

今回のテーマは、春のおすすめコーディネート

さて長くなりましたが、今回は「『ビジネス』と『プライベート』で使える春コーデ」について、それぞれ2つずつ、計4コーデ紹介します。

春は新しい出会いが増え、外出の機会も多くなる季節。身に着ける物も新調して楽しみたいところですが、昔の私のように「何を買えばいいか分からない……」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

しかし、オシャレになろうとするから難しく感じるのであって、「ファッションメソッドを駆使すればいいだけ」と考えれば少し気が楽になってきませんか?

どれもポイントを押さえれば簡単なものばかりで、社会人の方はもちろん、社会人なりたての人や、これからなるという学生の方にも参考になると思います。漫画『服を着るならこんなふうに』の縞野先生が描く、祐介と環のマンガとともに紹介します!


【ビジネスライク】クールビズは油断禁物。台襟のあるものを選んで印象を引き締める

漫画『服を着るならこんなふうに』で知る、春の鉄板コーデ
(c)縞野やえ・MB/KADOKAWA


春から夏にかけてのビジネススタイルといえば、クールビズ。社内に限らず、社外に出向く際もクールビズで臨むことが多くなってきました。このように身近なものになりつつあるクールビズですが、油断は禁物です。

  • クールビズ、要するに私服で出社していいってことでしょ?
  • ポロシャツとスラックス合わせりゃいいのね

と思う方もいるかもしれません。ですが、そもそもビジネススーツはフォーマルウェアに近い存在であり、街着(まちぎ)のように「崩す」「ハズす」などの概念がありません。

ジャケットにスラックスにシャツに革靴、全てスラリと細身でツヤのあるものを選び、「キメ過ぎるくらいキメまくる」のがスーツの本質。

そのためクールビズは、本来キメるべきスーツを崩す行為にあたってしまうわけです。だからこそ、「これ以上崩し過ぎないように」着用アイテムは慎重に選ぶのが重要。そうすることで、見た目の印象も程よく引き締まります!

ポイントは

クールビズの定番であるポロシャツは、襟が寝ているものではなく、シャツと同様にきちんと台襟(襟の土台になる帯状のパーツ)があるものを選びます。

通常のポロシャツも襟はありますが、中には襟の土台がしっかりしていないものもあり、Tシャツなどと同じような見た目になってしまいます。

台襟があるだけで印象はグッと変わり、クールビズでオシャレができている人は、必ずといっていいほど、台襟のあるポロシャツを使っています。

このようにポロシャツ一つとっても、「なるべく本来の姿であるシャツに近づける」のが鉄則。なので、襟裏にチェック柄が入ったカジュアル仕様のものもNG。ビジネスマンであればバシッと「キメ」ていきましょう。

初めてのクールビズに戸惑っている新社会人の皆さんも、ぜひ参考にしてみてください。

POINT
  • クールビズの定番・ポロシャツは、台襟があるものを選ぶ

コーディネートを再現しよう

※以下は一例なのでポイントを押さえていれば、もちろん別のブランドのものでも構いません。予算に合わせて選びましょう

【ビジネスライク】無地のクールビズが物足りないときは、ストライプもので柄の印象を程よくプラス

漫画『服を着るならこんなふうに』で知る、春の鉄板コーデ
(c)縞野やえ・MB/KADOKAWA

新メンバーが増えるこの季節は飲み会も多いですよね。鉄板の無地のポロシャツもいいですが、もう少し相手に印象付けたい! そんな人に向けて、ここではクールビズのもう一つの定番、シャツを題材にコーディネートを紹介します。

クールビズはネクタイがない分、無地のシャツではどこか寂しく感じます。だからといって、チェック柄が切り替えで入っているものだったり、ボタンの糸がレインボーカラーだったりと遊んでしまうと、先ほどのスーツの本質から離れていきます。

では、ノーネクタイのシャツは何を選ぶべきか。

もちろん無地のシャツもいいですが、寂しいと感じるようなら「ストライプ柄」をチョイスしましょう。

数ある柄の中でもストライプ柄はビジネス、ドレスのイメージが極めて強いアイテムです。街着のカジュアルにおいても、ボーダー柄とストライプ柄では、なぜかストライプの方が、少しかしこまった印象がありませんか? これはイメージの問題です。

というのも、ビジネススーツやドレスシャツにストライプが多いために、ボーダーやチェックなどに比べてややキメた印象に見えるのです。

ノーネクタイで寂しく柄が欲しいときは、ぜひストライプ柄を選んでみてください。崩し過ぎることなく柄の印象をプラスしてくれると思いますよ。

POINT
  • ノーネクタイのシャツは、ストライプ柄を選んで程よく柄の印象をプラス

【カジュアル】アウトドアコーデはドレスライクな色に統一して、“子供っぽさ” から脱却する

漫画『服を着るならこんなふうに』で知る、春の鉄板コーデ
(c)縞野やえ・MB/KADOKAWA

いきなりハードルが高いかもしれませんが、大型連休があるこの時期は、会社の人や学生時代の仲間からバーベキューの誘いが! なんてこともあるかもしれません。もしものときに備えて、メソッドを押さえておきましょう。

定番といえば、急な天候の変化に対応できる登山用のマウンテンパーカとパンツ。動きやすいようにと、スウェットなどついつい楽チンな格好になりがちです。

ですが! カジュアルに寄せ過ぎると子供っぽい印象になってしまいます。それに、リラックス感のあるラフな着こなしとなると、オシャレからは遠のいてしまう……。

そこでポイントなのが「ドレスライクな要素を入れる」ことです。

スーツなどのドレスアイテムは大人っぽさの象徴。ジャケットやシャツ、スラックスや革靴などは、男性をすらりと奇麗に大人っぽく見せてくれるアイテムです。これをカジュアル服に織り交ぜることが秘訣(ひけつ)。私はこれを「ドレスとカジュアルのバランスをとる」と表現しています。

でも、もちろんファッションはTPO。いくらドレス要素が大事と言っても、アウトドアでジャケットやスラックスを着用するわけにもいきませんよね。

そこで、せめて「色だけ」でもドレスにまとめてあげましょう。

マウンテンパーカなどの登山用ウェアは、遭難防止の意味も込めてカラフルな色展開が多いですが、今回のようなBBQであれば、アウターもパンツも「スーツに近い色」を選ぶのがおすすめです。

スーツはドレスライクの象徴とも言えるので、その色を取り入れるだけで印象がキリッとします。

あとは、インナーも白シャツなど、なるべくドレス感のあるものを取り入れれば完成。アウトドアシーンでも十分に大人っぽいオシャレが可能になりますよ!

POINT
  • ファッションは「ドレスとカジュアルのバランス」が重要
  • アウトドアシーンなどでは「色だけ」でもドレスに

【カジュアル】旅行の着回しで悩んだら、顔周りの印象が変わりやすいパーカを選ぶ

漫画『服を着るならこんなふうに』で知る、春の鉄板コーデ
(c)縞野やえ・MB/KADOKAWA

GWは旅行に出掛ける人も多いのではないでしょうか。そして旅行で悩むことといえば、着回し。同じ服を着ている、と思われないようにするには「顔周り」がポイントです。

私たちの体は立体です。均一に視線が行き届く平面と異なり、立体は必ず「視線が止まる箇所」が存在します。

では、体において視線はどこに集まりやすいのか。

それは、顔周りです。想像してみてください。会話する時や人を認識する時って、顔周りに目が行きやすいですよね。だからこそ、ここに変化を加えてあげれば、あとは同じ服を選んでも実は印象が変化しやすいのです。

そこでおすすめなのが、パーカです。フードがあることで顔周りの印象が変わりやすく、旅行の着回しに便利。例えばフードのないカットソーと、フードのあるパーカとでは顔周りの印象はガラリと変わります。仮に同じパンツとコートでも変化を感じさせ、同じような服というイメージを持たれないでしょう。

そして旅行のもう一つの悩みといえば、持って行く服の量です。かさばらないようにしたいけど、天候も分からないし、汚れるかもしれないから着替えは必要だし……。難しい事この上ありません!

でも、最近は便利なアイテムがたくさん出ています。

例えば、このコート。驚くことにポケッタブル仕様です。ポケッタブルとは、ポケット状に小さく折りたたんで持ち運べることを意味します。

コートなのに小さくたたんでバッグの中に収納できる。暑ければ脱げばいいし、寒ければ出せばいい。ナイロン系の素材で撥水性があるので、急な天候の変化に対応する雨具としても使える!

しかもシワがつきにくい素材なので、ぐしゃぐしゃとカバンの中で揉まれても心配無用。コートなのにマシンウォッシャブル(家庭用洗濯機で洗うことが可能)だから、クリーニングの手間もなし! これほど便利で旅行向きなアイテムもないのでは……。

ポケッタブルのアイテムとなると、どうしてもアウトドア系のカジュアルウェアが多いですが、これはコート風のカッチリとした印象。旅先で少し洒落(しゃれ)たお店に行くときも、問題なく使えます。

さらにパンツも撥水性が高くシワになりにくいものを選べば、パンツとコートは2日間連続で使っても何の問題もありません。あとはインナーを持って行くだけ。わずかな荷物で着回しが可能ですよ!

POINT
  • 顔周りを変化させれば印象は変わる
  • ポケッタブルや撥水生地などのアイテム選びで持ち物を最低限に

コーディネートを再現しよう

<2日目>

以上がこの春おすすめのコーディネートでした。こうしたメソッドを知ると、洋服を選ぶ指針が生まれます。ここで紹介した服や、もしくは自分のタンスの中にある服を活用して、ぜひ着こなしを作ってみてくださいね!

著者:MB

MB

アパレル店舗のスタッフから、店長、マネージメント、バイヤー、コンサルティング、EC運営など多岐にわたる経験を持つ。自身が監修を務めるメンズファッション漫画「服を着るならこんなふうに」(KADOKAWA刊)は2018年現在累計70万部突破した。
ブログ:最も早くオシャレになる方法KnowerMag
Twitter:@MBKnowerMag

著者:縞野やえ(シマノヤエ)

縞野やえ

メンズファッション漫画「服を着るならこんなふうに」(KADOKAWA刊)の著者。無料オンラインマガジン「ヤングエースUP」にて好評連載中!
サイト:しましまの
Twitter:@shimano_yae

関連リンク

学生なら、今回紹介している服・小物を買ってポイント2倍!

楽天学割|お得な特典で学生を徹底応援!
社会的責任[CSR]