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電子ピアノを買ったら、娘のお歌の時間が始まった話(寄稿:吉本ユータヌキ)

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吉本ユータヌキと申します。今日は最近買った電子ピアノの話をします。

その電子ピアノがこちら。ヤマハの88鍵盤です。妻の誕生日に購入しました。

購入した電子ピアノ・ヤマハ88鍵盤

そう、妻に買ったんですけど、今ではすっかり娘も気に入って、妻が弾くピアノに合わせて毎日のように歌っています。今日はわが家に楽しい時間をもたらしてくれた電子ピアノについて振り返ってみようと思います。

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ぼくと妻の思い「子どもにも音楽好きになってほしい」

電子ピアノの話の前に、まずはぼくと妻の出会いについて。

それは13年前の専門学校時代にさかのぼります。入学してすぐ、共通の友達を通じて一緒にバンドを組むことになり、ぼくはベース、妻はキーボードを担当。学科も同じで一緒にいる機会が多く、出会って半年ほどで付き合うことになりました。

それからは同居をしていたので、練習や曲作りをするときはいつも家の中でピアノの音が響いていました。相対音感を持っている妻は聴いた曲をすぐに耳コピできるので、ピアノを弾きながら「この曲のここはこう」「あの曲の構成はここが変わってる」と、音楽の話でよく盛り上がっていたことを覚えています。

その後数年がたち、ぼくも妻もバンドをやめ、結婚を機にお互い楽器を手放すことに。やがて、家の中では楽器の音じゃなく、子どもの泣き声が響き渡るようになりました。

それでも、ぼくも妻もずっと思っていたことがあるんです。それは「子どもにも音楽好きになってほしい」ということ。

そんな思いから、妻に電子ピアノをプレゼントするよりも前に、娘に子ども用のピアノをプレゼントしたことがありました。それがこのKAWAIの赤いミニピアノです。

娘にプレゼントした子ども用のピアノ

でもピアノという認識はないようで、ガシャガシャ叩いて使うという状態……。

電子ピアノを弾く娘

ただ、このミニピアノのおかげもあってか音楽に触れるのが楽しいらしく、娘が自発的にテレビCMやNHKの曲を歌うことが多くなりました。

転職・求人サイトの『Indeed (インディード)』や、うどんスープでおなじみの『ヒガシマル醤油』のCMの歌が聞こえると、真剣なまなざしでテレビを見つめています。

電子ピアノを弾く娘

音楽好きに育っている...…かな?


子どもにちゃんと“楽器の音”に触れてほしくて電子ピアノを買った

じゃあ、どうして“妻”に電子ピアノをプレゼントしたのかというと、それは一生懸命に歌う娘を見て、テレビCMやCDではなくて、妻の弾く電子ピアノで歌ってほしいと思ったからです。

一生懸命に歌う娘

自分が楽器を演奏していたからなのか、やっぱり音源と楽器から出る音は違うように感じるし、「鍵盤を押さえることで音が鳴る!」という気づきとか喜びを知ってもらいたかったというのもあります。

もちろん音感がついたらそれに越したことはないし、楽器を演奏できれば楽しいだろうと思います。でも、教えるにはまだ早いなと……。(先ほどの通り楽器はまだ叩くしかできないので)

そこで、妻に電子ピアノを贈ることに。今では妻が弾く伴奏に合わせて、娘が意気揚々と歌っています

妻の弾く電子ピアノで歌う娘のお客さんは息子とぼく

ぼくは、その姿を見るのが大好きです。家の中でその光景を見られるだけで嬉しいんです。

将来も音楽を好きでいてくれるかな?

とりあえずは妻のピアノをきっかけにもっと音楽好きになってくれたらいい、と言ったものの、すみません。完全に親のエゴになってしまうんですけど、やっぱり将来は音感がついたらいいなーと思ったり、歌が上手く育ってほしいなと考えたりします。

それはぼくが音感もなければ歌もヘタで悔しい思いをたくさんしてきたからなんですけど……。

ぼくが楽器を始めたのは専門学校に通い始めてからで、何度「小さい頃から楽器をやっておけば……」と思ったことか。歌も苦手で人前で歌うことに抵抗があるので、子どもにはそんな思いはしてほしくないです。

だって、上手くて損することはないし、音感がついて楽器を演奏できれば感受性も豊かになりそうですし(と、勝手に思ってる)。

電子ピアノを弾く娘

とはいえ、大きくなって「音楽なんてイヤだ!」と言い出したら、それはそれできれいさっぱりやめて、好きなことをやってくれたらいいと考えています。やっぱり、そこは子どもの人生なので。

娘の将来の姿を思い描く父・吉本ユータヌキ

電子ピアノがもたらした娘の成長?

電子ピアノのおかげかどうかは分からないのですが、娘が変わった〈成長した〉と思うことがあります。

電子ピアノがもたらした娘の成長

1.音程が分かるようになってきた

まだ不安定ではありますが、徐々に音程が分かるようになってきた気がします。あと以前はなんとなく歌詞やリズムが「あの歌っぽいな……」ぐらいだったのが、何度も弾いて聞かせたり歌ったりしているからか、ちゃんと譜割り*1に沿って歌えるようになってきました。

2.リズムが取れるようになってきた

これも以前はむやみやたらに鍵盤を叩いていたんですが、最近では音の出るオモチャや手拍子でも一定のリズムで叩くようになり、曲に合わせて手を叩くのが上手くなりました。心なしか口ずさむ歌にも抑揚がついてきたように思います。

3.何よりも歌っている時が楽しそう

ここまで挙げた1と2いずれも、成長してるうちに勝手に身につく普通のことなのかもしれないですが、電子ピアノがあったおかげで、なかった時よりも音楽を楽しんでるように感じます。ぼくとしては大満足です。

あと、娘だけじゃなく家族にも変化が。

仕事から疲れて帰宅した時に、玄関の扉を開くと同時にピアノの音と娘の歌声が聴こえてくるとブワ~っと疲れが吹っ飛びます。気持ちの問題なんですけど、疲れた顔をせずに明るく「ただいま~」って言いたくなるといいますか。

それから、娘が妻に「あの曲弾いて~」とテレビで聞いた曲をリクエストする姿を見ると、音楽好きに育っているのかな? と嬉しくなります。妻も娘にそんなお願いされて嬉しそうに弾いています。

我が家に楽しい時間をもたらした電子ピアノ

娘に楽器の音に触れて音楽好きになってほしいという思いがきっかけでしたが、「妻に好きなことを続けてほしかった」というのも電子ピアノを買った大きな理由の一つです。

子どもが生まれて、寝ても覚めても子どもの世話。自分の時間もろくに作れず、この2年半近く黙って家事と育児をしてきてくれた妻のストレス発散にもなってほしいなと。

きっと好きなことをするのが何よりも心を楽にするだろうと信じて、昼間に子どもと一緒に電子ピアノを弾いて歌う時間が毎日30分でも作れればいいなと思っています。

ちなみに実は食器洗浄器やルンバなど家事が楽になる家電をプレゼントしようか……と悩んだのですが、電子ピアノが届いた時の妻と子どもの喜びようを見て、「これでよかった」と思わされました

電子ピアノが届いて大喜びの妻と娘

ところで、子どもが生まれるまでは張り切って「子どものためにアレやコレや費やすぞ〜」なんて思っていたんですが、いざその生活が始まると必要最低限の物で暮らしています(みなさんはどうでしょうか?)。それを考えると、子どもも妻もこんなに喜んでくれた電子ピアノは、ここ最近で買って良かった物No.1でした。

これからもこの電子ピアノで、家族の楽しい思い出が増えていけば嬉しいです。そして、欲を言えば娘がピアノを弾けるようになり、いつか自分の子どもに教えてあげるような将来になればいいなと思います!

著者:吉本ユータヌキ (id:horahareta13)

吉本ユータヌキ

1986年生まれ、大阪在住のイラストレーター兼漫画家のような活動をしている会社員。子供のことや音楽のこと、ご飯のことをよく漫画にしています。
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今回紹介した商品

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*1:音符に対しての歌詞の付き方