読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

それどこ

【映画好きに捧ぐ!】17年続く老舗映画サイト「破壊屋」管理人が選ぶ、絶対観てほしい映画8作品

人に勧めたくなる鉄板のおもしろ映画からネタバレ映画の楽しみ方まで、17年続く老舗映画サイト「破壊屋」管理人がマジでオススメの映画を紹介します。

エンタメ 趣味 特集記事

こんにちは。「破壊屋ブログ」という2000年から続く映画サイトの管理人です。古くからやっている割には「オススメの映画」的な記事を書いたことがありませんでした。

そこで今回は私が思う面白ポイントを交えながらオススメの映画を紹介します。この週末は映画を観ませんか?

カップルで観てはいけない『ゴーン・ガール』はカップルで観よう

決してふたりでは観ないでください

「決して、ひとりでは見ないでください」はホラー映画の有名なキャッチコピーですが、『ゴーン・ガール』はその逆で「絶対にカップルで観てはいけない映画」として名高いです。何故なら夫婦間のあらゆる問題を描いたミステリー映画だから。

容赦なく描かれるダメ男の特徴

ある日突然妻が失踪する事件を描く本作品。その中で特に容赦なく描かれるのが、主人公をはじめとする「ダメな男」の特徴です。

  • 収入少ないくせに趣味には金かける
  • 変態チックなマンガを読んでいる
  • デートでフーターズ*1を選ぶ
  • 彼女が仕事していても、家事をしないでFPS*2の戦争ゲームで遊んでいる
  • 自分の地元が大好きだから、彼女を地元から引き離しても何とも思っていない
  • アダム・サンドラーの映画が好き

このように劇中では「ダメな男の特徴」がたくさん登場しますが、上記に挙げたのはその中でも私と一致している特徴です。

フーターズデートが終わって大満足して店を出たら、相手の女性から「私はこういうの苦手だから、今度から一人で行ってね」と注意されたことがあります。『ゴーン・ガール』の公開がもう3年早かったら、あんな失敗しなかったのになー。
『ゴーン・ガール』と真逆の日本映画

ちょっとここで『ゴーン・ガール』と逆のベクトルを向いた邦画を実例として挙げます。去年公開された話題作『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の設定は、ヒロインが道端で拾ったホームレスと恋に落ちるという設定です。

このホームレス(EXILE/三代目J Soul Brothers・岩田剛典)の特徴は

  • イケメン
  • 働いたお金でプレゼントをくれる
  • 毎日手紙を書いてくれる
  • 料理と家事が上手で三食すべて作ってくれる
  • 実は別の仕事で成功している

……。

こんな映画を女性と一緒に観たら見下される形で見比べられるに決まってます!

大切な女性とゴーン・ガール!

さて、

私は『ゴーン・ガール』をグループ鑑賞したのですが、鑑賞後は女性陣から「男から観るとどう感じるの?」といろいろ質問されました。その他にも『ゴーン・ガール』を観たことがある女性とは、質問攻めされる形で話が弾みます。

なので『ゴーン・ガール』を観れば相手の女性と相互理解を深めることができるはずです! ちなみに私は質問の返しでいろいろ地雷を踏んでいるのか、女性関係は上手くいってません。でも男なら地雷を恐れてはいけない。

家族で気楽に楽しむ『モンスターVSエイリアン』

胸熱映画を観よう!

「胸が熱くなる」を意味するネットスラング、胸熱。「ハラハラする」「泣ける」「楽しい」もいい感情ですが、映画を観ていて最高に気持のいい感情は‟胸熱”ですよ。

私のイチオシの胸熱映画は『モンスターVSエイリアン』。ヒロインのスーザンは結婚式の真っ最中に巨大怪物ジャイノミカに変身してしまった悲劇の女の子。早く元の体に戻って結婚生活を送りたいのに、他の怪物たちと一緒くたにされて宇宙人と戦う羽目になります。

熱い見どころ

製作途中は「環境問題を取り上げる」という意図があったらしいのですが「やっぱりやめた」そうです。おかげで安心してモンスターたちの暴れっぷりを楽しむことができます。怪獣のビジュアルやヒロインのポーズにゴジラやウルトラマンの影響があるのも嬉しいポイント。

そしてこの映画の最大の見どころは、一生元の体に戻れないのにそれでも前向きに戦うジャイノミカの姿です。少年マンガ的な胸熱展開を新婚女性が繰り広げるというのが最高です。シンプルなストーリーなので、小さいお子さんも楽しめます。

変な大統領

そんな『モンスターVSエイリアン』も奥深い要素があって、それは大統領ネタ。当時はブッシュ政権だったので、劇中で出てくるおバカで迷惑な大統領はブッシュ政権への皮肉になっているようです。その後オバマ政権が8年間続いたのでハリウッドから「悪の大統領」ネタは見かけなくなったように思います。でも今年からトランプ政権なので、ハリウッド映画の中でまた「悪の大統領」が復活するかもしれませんね。

唯一の成功例!? 美少女ロボットアニメの実写化『ロボコン』

唯一の成功例?

『トップをねらえ!』や『サクラ大戦』のように美少女がロボットを操縦する作品にハズレはありません。でも実写で美少女がロボットを操縦していたら失敗すると思いませんか? ところが成功例があるのです! それが高等専門学校の落ちこぼれ学生たちがロボットで戦う『ロボコン』です。

公開当時も今もマイナーな映画と言われることが多いですが、出演者は豪華です。4人の落ちこぼれ学生を演じるのは長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史。落ちこぼれどころか全員この映画の出演後に大ブレイクします。

さて「ロボコン」とは実在の大会「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」です。そして劇中でロボットを操縦するのは当時15歳だった長澤まさみ。

長澤まさみが子どもたちにロボットを見せながら
お姉ちゃんたちはね、戦いに行くんだよ
と呟くところは熱い名シーンです。

迫力のロボットバトル

日本映画のクライマックスはスローモーションを多用したりBGMが過剰に流れたりしますが、『ロボコン』はそんなこと一切しません。

『ロボコン』のロボットバトルは、長澤まさみがロボットを実際に操縦して高専生たちと戦う様子をそのまま撮影しています。本当に戦っているのでセリフはみんなボソボソ喋り。そのリアリティのおかげで異様な緊張感を持つバトルが展開されます。

部活映画は日本映画の得意ジャンル

ちなみに『ロボコン』のような部活映画は日本映画の得意ジャンルで、毎年1、2本必ず作られています。有名なのは『シコふんじゃった。』と『ウォーターボーイズ』でしょうか。書道部の『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』や阿波踊りの『阿波DANCE』などニッチな題材もあります。

今話題の女優・広瀬すずは、去年が『ちはやふる』、今年は『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で、来年また『ちはやふる』が公開されるのではないかと言われており、しょっちゅう部活を変えているなぁ。

一粒で二度おいしいネタバレ映画3本

みなさんネットに映画の感想を書くときはネタバレに気をつけていますか? ネタバレしないのは当然のマナーですよね。しかし世の中には他の映画をネタバレさせる酷い映画たちがあるのです。でも、どれもオススメの映画です。一挙に3本、紹介します。

1本目 『シックス・センス』未見の人は注意『50回目のファーストキス』

『50回目のファーストキス』は交通事故で記憶が一日しか持たない女性を描いた物語です。毎日毎日『シックス・センス』を観ていて、そのたびに『シックス・センス』のオチを家族に解説するという爆笑シーンがあります。

『50回目のファーストキス』は私の映画人生で一番好きな恋愛映画なので、是非みなさんに観てもらいたいのですが『シックス・センス』を未見の人にはオススメできません

ちなみに楽天市場では『50回目のファーストキス』と『もしも昨日が選べたら』の2本パックがありましたが、両方とも『ゴーン・ガール』でダメ男の特徴の1つとして出てきたアダム・サンドラー主演の映画です。

2本目 ネタバレを観客に話す『デッドプール』

続いては2016年の傑作アメコミ映画『デッドプール』です。主人公デッドプールの特殊能力はなんと「観客に話しかけることができる」です。劇中捕まったデッドプールは映画『127時間』のラストシーンと同じ方法で逃げようとします。

そのときに黙っていればいいものをワザワザ「『127時間』観たことある? ネタバレするから気をつけて!」と観客に語りかけてきます。このシーンで目を閉じれば『127時間』のネタバレをせずに済みますが、その代わりデッドプールがどうやって脱出できたのかわかりません。

3本目 エンドクレジットでネタバレ『ホット・ショット2』

『ホット・ショット2』は、エンドクレジットの中で他の映画のネタバレを書くというとんでもないコトをやらかしています。

律儀にエンドクレジットを読んでいると、『クライング・ゲーム』のオチを書いた文章が出てきます。TwitterやFacebookでうっかりネタバレを目に入れてしまうのと同質の事故ですが、相手は個人じゃなくて映画なので文句の付けようがありません。

ちなみに『ホット・ショット2』は主役のチャーリー・シーンのキャリアが絶頂なときの傑作コメディです。その後のチャーリー・シーンは浮き沈みを繰り返しつつも沈み具合のほうが常に大きかったために2016年に破産寸前にまで落ちました。

オススメ映画は? と聞かれたら答える2本

「オススメの映画を教えてください」とはよく聞かれますが、「どんなジャンルがいいの?」と聞き返しても「特になし」と言われることがほとんどです。まあ観たいジャンルが決まっている人はわざわざ「オススメの映画」なんて聞いてこないか。

1本目 どんなジャンルにも対応『ミッション: 8ミニッツ』

そういう場合は複数のジャンルが混ざった映画を教えています。それが『ミッション: 8ミニッツ』です。サスペンスあり、SFあり、恋愛あり、感動ありです。
延々と続く8分間
アメリカ軍人である主人公が目を覚ますと、どこかの教師と体が入れ替わっています。目の前の女性は親しげに話かけてくるけど、主人公から見れば初対面。いったい君の名は? わけもわからずにいると大爆発が起きて全員死亡。そして再び目が覚ますところからスタート。主人公の目標はテロ事件が起きる8分前の世界を延々とループし、テロ事件の謎を解くことです。
『君の名は。』が好きな人にオススメ

2016年どころか邦画興行史に残るほどの大ヒットとなった『君の名は。』ですが、これと同じような要素を持つ映画はいくつかあります。それらを『君の名は。』が気に入った人にオススメしたいのですが、だからといって「○○がオススメ!」と言ってしまいますと、『君の名は。』のネタバレになってしまうのが難しいです。

でも『ミッション: 8ミニッツ』は『君の名は。』のネタバレ要素とは被ってないので大丈夫、安心してオススメできます。ちなみに『ミッション: 8ミニッツ』の主人公は、体が入れ替わったらあの手この手でいろいろと調べます。何で『君の名は。』の主人公たちはもっと調べなかったのだろう。

2本目 鉄板で面白い映画『ギャラクシー・クエスト』

もう1本オススメの映画を紹介します。私は2000年から続く映画サイトの管理人ですが、ゼロ年代のころは毎月のように「オススメの映画を教えてください」というメールを受け取っていました。これは難しい質問です。

絶対に面白い、誰が観ても面白い映画だけど、メジャーだったら既に観られているかもしれないし、マイナーな映画だったら探してもらうのが大変。それに「こんな映画教えてくれるなんて流石ですね」って思われたいけど、よくある「オススメ映画」には登場してないような映画を教えたい。そんな条件をすべて満たす映画が『ギャラクシー・クエスト』です。
だから毎月のように「ギャラクシー・クエストはどうですか?」ってコピペした文章を返信していました。試しに当時オススメ映画を紹介しているキュレーションサイトたちを調べましたが『ギャラクシー・クエスト』を紹介しているところはなかったですね。鉄板で面白い映画なのに!
真・宇宙戦争?
『ギャラクシー・クエスト』は、架空のSFテレビドラマ「ギャラクシー・クエスト」の出演者たちが本当の宇宙戦争に巻き込まれるというSFコメディです。純朴な宇宙人たちは「ギャラクシー・クエスト」をドキュメンタリーだと勘違い。出演者たちに代わり戦ってもらおうとしますが、もちろん出演者たちは“只の人”です。
イギリスの名優アラン・リックマンがこんな役で登場
この映画で特に面白い設定なのが(去年亡くなってしまった)アラン・リックマン演じるイギリス人俳優のキャラクター。イギリスの舞台では名優だったのにアメリカに来てしょうもない役を演じている、というのがアラン・リックマンの人生に似ているようで笑わせます。でも現実のアラン・リックマンはその後、ハリーポッターシリーズのスネイプ先生役で大ブレイクするけどね。
オタク賛歌

映画のオープニングの舞台はコミコン(アメリカのコミケ)で、劇中に登場するオタクやコスプレイヤーたちは一般人からバカにされています。ところが映画の後半はオタクの夢が叶う瞬間を連発。

『ギャラクシー・クエスト』が公開されたのは1999年で、日本において『電車男』の登場でオタクへの印象が変化していく前の映画です。だからオタク賛歌の『ギャラクシー・クエスト』は新鮮でした。映画オタクにとってはあまりにも嬉しすぎる作品だったので、劇中に出て来るキメ台詞

ネバー・ギブアップ ネバー・サレンダー
 (あきらめるな、降伏するな)
は一部の映画オタクの合言葉になりました。

最後に

以上が私のオススメ映画です。ちなみに2016年は「オススメの映画は?」と聞かれるたびに「『君の名は。』と『シン・ゴジラ』だよ」という回答ばかりしていました。もちろんこの2作もいいですが、ここで思いっきり自分が好きな映画をご紹介できて楽しかったです!

著者:ギッチョ(id:hakaiya)

ギッチョ

2000年から映画サイト「破壊屋」を続けています。今は「破壊屋ブログ」がメインです。スパイダーマンスーツとスパイダーマンパーカーを10着以上持っていて、土日はプロフ画像みたいな格好でうろついています。

ブログ:破壊屋ブログ Twitter:@hakaiya

*1:アメリカ・フロリダ発のカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバー

*2:ファーストパーソン・シューティングゲーム

社会的責任[CSR]