それどこ

【そうだ おじさん、なろう】30代から始める和装のすゝめ

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
推し活をしている人が「これ良い!」と思ったものを紹介しています

和装ダンディ1

男30歳にもなれば、そろそろ大人を意識していかなければならない。いつまでも若いつもりでいてはダメなのだ。むしろダンディなおじさまを目指すべきだと思うのだ。安らぎを周りに与える、落ち着きのある大人になるのだ。

そこでまずは見かけから変えてみたいと思う。ジーンズにTシャツでは、ダンディではない。日本人のダンディなおじさまとは、和装なのだ。着物を着ることで、他を変えずともすべてダンディとなるのである。

伴わない貫禄

大人とはなんだろう、と考える。この記事を書いている私(地主と申します)は、30歳を過ぎているが、老け顔以外は年齢が伴っていないように感じる。

パーカーに、普通の長ズボン、大学生のような格好だ。20代ならいいかもしれない。しかし、こちらは30代。働いていれば、部下もできて、経験と信頼を得ていい頃合いだ。そのような風格がないのだ。

風格がないですね!

風格がないですね!

昔の文豪や偉人たちの写真を見ると、若いのに大人の風格が漂うものが多い。上記の私のように幼くはないのだ。もちろん内面から大人になることが大切だけれど、見かけが全て、という考え方もある。

見かけさえ大人の風格があれば、ダンディになれるのではないだろうか。

ということで、着物レンタルの「侘助」さんにやってきました!

ということで、着物レンタルの「侘助」さんにやってきました!

和装に挑戦

大人の風格は「和装」で生まれるのではないだろうか。文豪や偉人は和装をしていた。最近の若い人は和装をしない。スーツなどを仕立てるより差別化できる。ということで、着物をレンタルしている「侘助」にやってきたのだ。

侘助の江上さんにまずはお話を聞きました!

侘助の江上さんにまずはお話を聞きました!

いきなりですが、和装ってどうですかね?
カッコいいよ、3割増しに見えるんじゃないかな
3割増し!
着物はやっぱり日本人の体型に合わせて作っているからね、カッコよく見えるのよ
和装をしていると大人な感じもしますよね?
難しいところだね。確かに大人っぽくは見えるけど、所作を含めてなのよ。たとえば、洋服だったら足を広げて座ってもいいけど、着物だと足を揃えて座らないと着崩れする。そういう所作を含めて大人っぽく見える
なるほど、所作を含めてなんですね
白髪頭のおじいさんが着物でシャキシャキ歩いているとカッコいいでしょ? あれは所作がきちんとできているからなのよ!
カッコいいです! 着物を着ているだけじゃ、ダメなんですね……
3割増しにカッコよく見えるから大丈夫!
着るべきですね!

着物は3割増しで、男性をカッコよく見せるそうだ。ただ所作ができていないとダメらしい。座る時や階段を上る時など、洋服と着物では所作が異なるそうだ。そういう所作が大人っぽくなるのだ。ただ見た目だけでも3割増しにはなるので安心してほしい。

私も着物を着せてもらいます!

私も着物を着せてもらいます!

着物って着るのは難しいですよね?
慣れないと難しい。ネットとかで調べれば出てくるけど、慣れてないとやっぱりどこかおかしいのよ。本人たちはそれでいいのかもしれないけど、キチンとした人が見れば「なにこれ!」ってなるのよ。せっかくの和装がマイナス
着付け教室とかに通ってもダメですかね?
結局は習慣だから、忘れちゃうのよ。着物のたたみ方だってわかんないでしょ?
確かに、全然わかんないです
自分のお店を勧めるわけではないけど、キチンと着るならお店に行ったりしないとダメ。花火大会とか行くと、自分で着たんだな、と思う浴衣の人がたくさんいて、キチンと着れていないから、花火よりそっちが気になるわ!
着物難しいですね……
でもね、3割増しで見えるから!
着るべきですね!
慣れると5分くらいで着付けられるらしい!

慣れると5分くらいで着付けられるらしい!

着崩れするとカッコ悪いんですよね?
そうよ、所作ができていない証拠だし、着崩れても着物を着慣れている人は自分で直せるけど、そうでない人は直せないから、そのままなのよね
洋服と同じように動いちゃいますし、洋服は着崩れがないですからね……
洋服の習慣がついているから無意識に着崩れることをしちゃうのよ。ここまで来て着付けた後にリュックサック背負っちゃう人もいる。それ着崩れるから! 着物でリュック背負わないでしょ、普通!
着崩れのカッコよさとかないんですかね? ダメージジーンズ的な
任侠映画とかは着崩れたりしているでしょ。あれよく見てほしいのよ。上だけ着崩れていて、下はピシッとなっている。あの着崩れは着物を着慣れている証拠。あんなのはできないんだから、着崩れしない所作を学んで、キチンと着るのが大人よ
難しいですね! でも、見た目は……
3割増しで見えるから!
頑張ります!

着物は一日してならず、ということだ。着付けてもらっても着崩れをしたらダメなのだ。頑張ろうではないか。見た目は3割増し。現に着物を着たら、大人になった気がしたのだ。

以前の私!

以前の私!

和装の私!

和装の私!

和装でなんでも大人に!

無事に和装を手に入れた。初めて和装をしたのだけれど、かなり満足している。またせっかくなのでモダンな感じをいれようと、帽子とステッキも買ってみた。
https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/2fc72398.58aefc49.2fc72399.c12cb078/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fsunyplace%2Fca6-032%2F%3Fhb.afl.rakuten.co.jp
hb.afl.rakuten.co.jp
急に昭和の文豪になった気がしてくる。これが貫禄だ。

いいですね!

いいですね!

和装の素晴らしいところは、この格好さえしていれば、大人に見えることだ。いつもの格好と同じことをしていても、和装のおかげで大人のダンディが生まれる。3割増しというのは本当だ。

いつもはこんな感じで、

いつもはこんな感じで、

車に乗っているけれど、2

車に乗っているけれど、

和装だと、

和装だと、

ダンディ!

ダンディ!

同じように車に乗っていても、こうも異なる。田舎のヤンキーのようないつもの私だけれど、和装だとお金持ちのように見える。全ては和装のおかげだ。和装が私をダンディにしているのだ。

家で本を読んでいる

家で本を読んでいるけど和装だと

文学!

文学!

自宅で本を読むだけでも、こうも違うのだ。本を読む、という行為自体は一緒だ。ただ和装の方は尊敬したくなる感じだ。ちなみにいつもの格好の方はパチスロの本で、和装の本はロシア文学。本という意味では一緒なのに、和装でこうも違うのだ。

お酒といつもの格好

お酒といつもの格好

文学!

お酒と和装!

全く異なるのがわかると思う。いつもの格好では飲んだくれていそうな雰囲気だけれど、和装では家で宴でも催すのかな、という雰囲気を醸し出している。いつもの私があれなのかもしれないけれど、基本的には和装でダンディになるのだ。

スマホを見ていてもダンディだよね!

スマホを見ていてもダンディだよね!

いつも通りでも!

先の画像はいつもの格好と、和装で少し差があったかもしれない。和装に有利な環境を作りすぎた感も否めない。

ただそうではないのだ。普通のことをしていても、和装の方がダンディなのだ。

いつもの格好で歩く

いつもの格好で歩く

和装で歩く!

和装で歩く!

いつもの格好でお釣りをあさる

いつもの格好でお釣りをあさる

和装であさる

和装であさる

今回は間違いなく同じことをしているのに、和装の方はダンディだ。海と膿ほどの違いがある。お釣りをあさっているのに、和装だと自分のお釣りを取ろうとしているように見えるのだ。もっとも、やっていることはどちらも、お釣りの取り忘れ狙いなのだけれど。

ドリンクバーも

ドリンクバーも

印象が異なる

印象が異なる

ファミレスのドリンクバーも、いつもの格好ではダチとだべってる、という感じがする。だけど和装ならば、高貴な男性が下々の生活を体験しているように見える。和装でなんでも大人のダンディになるのだ。ぜひこれを覚えておいてほしい。

駐車場を歩けば、ドンだよね!

駐車場を歩けば、領主(ドン)だよね!

和装で大人のダンディ

和装をするだけで大人の男になれることがわかったと思う。しかも手軽だ。普段の生活を変えずにダンディになれるのだ。問題は和装を買った場合、10万円くらいすること。10万はないのだ。本当のダンディは10万円持っていると思うけど、見かけだけのダンディは無理なのだ。

ただレンタルすれば安くて和装できる。大人の男は見かけだけでもダンディになるのだ。卵か先か、鶏が先か、と一緒で和装をしていれば、お金的にも本当のダンディになれるはず。そう信じて疑わないようにしている。

大人の男は和装だ。

東京都のドンみたい!

東京都の領主みたい!

【お店データ】
「男のきもの処 侘助」
住所:東京都港区六本木7-3-12 六本木インターナショナルビル5F A号室
TEL:03-6804-5887
URL:http://wabisuke.tokyo/

【撮影場所】
「江戸東京たてもの園」
住所:東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
TEL:042-388-3300(代表)
URL:江戸東京たてもの園

著者:地主恵亮

地主恵亮

1985年福岡生まれ。基本的には運だけで生きているが取材日はだいたい雨になる。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に「妄想彼女」(鉄人社)、「昔のグルメガイドで東京おのぼり観光」(アスペクト)がある。

Twitter:https://twitter.com/hitorimono
Facebookページ:https://www.facebook.com/jinushikeisuke