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インパクトドライバーで簡単にDIY! 社宅暮らしでも楽しめるDIY術

こんにちは! みっつリンと申します。

2014年の結婚を機に、社宅暮らしの転勤族になりました。現在暮らしているおうちは、6畳2部屋、4畳半1部屋、全て和室の3Kです。

心地よい暮らし方を見つけるべく、日々の生活の中で「こうしたらおもしろそう」「こうやったら使いやすそうだな」と思いついたら、ちょこっとDIYしたり、いじったりしています。

我が家のDIYで欠かせないアイテムを紹介します

それはこれ! どんっ!

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インパクトドライバー!

 

あ、「本格的な道具出てきちゃった~」と思いました?

「DIYには興味あるけど、インパクトドライバーとか高そうな道具そろえてまでやる気はないかなあ、元取れそうにないし」とか。

……ですよね。わたしもそう思っていました! (^_^)/

わたしは昔から、周期的につくってみたいものを思いつきます。思いついたらわくわくが止まらず、実際につくるまで気が収まりません。

DIYにはじめて挑戦したのは、一人暮らしをしていた大学生のとき。ふと「お化粧するときに道具を置ける台座が欲しい」と思い立ち、ホームセンターから買ってきた板材を中学校の技術の授業以来のトンカチとクギで組みたて、ミニテーブルのような形の台座をつくりました。

当時はワンルームで部屋に「モノ」があふれていたので、ベランダにブルーシートを敷いてトンテンカンテン。「クギってなかなかうまく入らないんだな……時間かかるし……音も響いてるよな……」と、近所迷惑を気にしてハラハラしながら作業した覚えがあります。時間がかかったわりには強度が低く、見た目もあまりよろしくありませんでした。結局、使っていくうちに脚が壊れて処分することに……。

それ以降、木材を使ったDIYは無理してやらなくていいや! \(^o^)/と思うようになりました。「こんな棚つくりたい!」と思いついても、「時間がかかるし、うまくつくれるかわからないから」と、実行に移すことがほとんどありませんでした。

しかし、夫の伯父さんから譲り受けたインパクトドライバーとの出会いが、我が家の暮らしに変化を与えてくれたのです。

頼もしい! インパクトドライバー

インパクトドライバーは馬力があり、ボタンひとつで初心者でも女性でも簡単に作業を進められます。トンカチでクギを打つと、トンテンカンテンと何度もたたかなくちゃいけませんが、インパクトドライバーなら「ブィーン」と約1秒で終わります。汗をかかずに作業できるし、一発で決まるからズレもあまりない。音はしますが、作業にあまり時間がかからないので、短期集中で制作すればそこまで近所迷惑を気にしなくても大丈夫なはず。

「手軽」で「時短」で「失敗が少ない」

インパクトドライバーは初心者がDIYで最初にくじけがちなところをカバーしてくれる、優しく頼もしいアイテムなのです。

いままでDIYしてきたものたち

実際に、インパクトドライバーを使ってDIYしてきた我が家の作品を紹介します。

押入れクローゼット

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社宅の押入れって、普通のクローゼットと違い奥行きがあるんですよね。我が家では、スライドできる収納アイテムをインパクトドライバーで取り付けて、奥行きを生かした押入れクローゼットにしています。

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ネクタイ掛け

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後で紹介する棚で余ったパイプと、ホームセンターで買ってきたゲンコ(左右にある丸い金具で、パイプの受けとして使用)を合わせて鴨居(かもい)にビス打ちしただけのネクタイ掛け。5分くらいで完成しました。

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わたし、金属と木材の組み合わせが大好きなんです……! 丈夫だし、ちょっとだけインダストリアルデザインのような雰囲気があって……!(わたしだけ?) 流行りの黒いアイアンと木の組み合わせもかっこいいですが、銀色の金属と木の組み合わせも萌えませんか……?

キッチン棚(現在は飾り棚)

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以前の社宅で使っていた、鍋やフライパンなどを置くキッチン棚。初めて夫と一緒につくった大きめな家具です。このDIYで「DIYって意外と簡単にできるんだな」と自信を持ち、ハードルが下がった気がします。

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現在の社宅では、場所の都合で飾り棚になりました(模索中)。

キッチンカウンター

キッチンカウンターは、夫と2人でつくろうと思っていたのに、待てずに1人でつくってしまいました。女性一人でも、インパクトドライバーがあれば簡単に組み立てられます。

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IHコンロにあわせて奥行きをもたせ、中は棚板を移動できるようにしました。

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右側には100均で買った鍋蓋(なべぶた)掛けとフックを取り付けて、こまごましたものを整理しています。

耐震対策にも

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そのほか、時計をかけるために鴨居に小さいビスを打ったり、耐震対策のために本棚にL字金具を取り付けたり、思いついたときに「ちょこっとDIY」しています。もう我が家はインパクトドライバーが手放せません。

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わたしのDIYのすすめ方

わたしはいつも、行き当たりばったりでつくっているのですが、何度もDIYするうちに「すすめ方」のパターンができてきました。

  1. アイディアを練る
  2. 材料をそろえる
  3. 家で塗装をして組み立てる

わたしはいつも、この流れでDIYしています。先ほど紹介したキッチン棚のつくり方を例にあげます。

1.アイディアを練る

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メモ帳やコピー用紙に、思いついたことをざっと書き出していきます。「こうした方が使いやすいかも」「この色の方が部屋になじみそう」と考えているのが、一番楽しい時間です。ネットで画像検索するとアイディアが広がりますよ(^○^)

2.材料をそろえる

アイディアがまとまったら、ホームセンターやネット通販などで木材や塗装材、ニスなど必要なアイテムをそろえます。何度も買い足すのは面倒くさいので、必要なものはあらかじめ、まとめ買いしておきます。はじめてDIYするという方は、こんなアイテムがあると便利です。

  • 木材
  • ビス
  • 塗料(オイルステイン)
  • ニス(油性)
  • うすめ液(塗料やニスを薄めます。刷毛をさっと洗うのにも便利です)
  • ハケ
  • ヤスリ類
  • キズ対策フェルトシート(つくったものの床面に貼るとキズ対策になるほか、すべりがよくなるので移動がしやすくなります)

塗装やニスは要らない場合やヤスリがけも面倒! という人は木材とビス、インパクトドライバーがあればできちゃいます。

ちなみに、木材は自分でカットすると、曲がってしまったり誤差が出たりするので、切ってもらえる場合はお任せした方がラクです(^○^) 価格は、お店にもよりますが、直線1カット30円くらい。その場で長さを指定して切ってもらってもいいし、事前に紙に簡単なデザインを書いて持って行ってもいいと思います。大きなホームセンターに行くと専門の方がカットしてくれるので、デザインに自信がないときなど相談してみると、アドバイスをもらえたりしますよ。

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3.家で塗装をして組み立てる

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軽くヤスリがけをして、うすめ液で薄めた塗料をハケで塗り塗り。数分置いて布でふき取ります。塗り重ねの回数や薄め方で、木目を生かしたり木目を消してパキッとさせたり工夫できます。塗料が乾いたらニスを塗って、また乾燥させます。社宅でもブルーシートを敷けば塗装だってへっちゃら(^○^)

あとは組み立てるだけ!

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この棚は、ツーバイフォーと呼ばれる建築木材(安い!)に棚受けのステンレス金具を付け、棚板を組み合わせた簡単な構造です。下段には落下防止用のパイプを取り付けました。上部には、アジャスター金具を付けて突っ張るようにしています。

我が家は壁に穴が開けられないためこういった構造にしていますが、壁に取り付けできるなら棚受けと板さえあればできちゃいます。赤茶系の塗装と、ツヤ無しタイプのステンレスの組み合わせが気に入っています(*^。^*)

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DIYにはいろんな捉え方があると思います。たとえば、日曜大工のような、生活の中で実際に使える本格的な家具を制作するもの。また、小さな雑貨の装飾やエイジング加工など、あるものを自分らしくおしゃれに、というもの。

うちの場合は、その中間にあるような「自分たちの暮らしに合うような機能性+色や素材などちょっとだけこだわりを入れる」をDIYの目標にしています。「自分だけのもの感」が強いと、制作中も制作後もモチベーションになります。

工夫次第で暮らしの“不便”は解消できる

インパクトドライバーを使うようになって、DIYが手軽にできるようになったら、暮らしの心持ちが変わってきました。収納が足りなかったり、「モノ」が使いづらかったりしたら、DIYすることで「自分でできることは自分でやろう」と思うようになりました。DIYを通して、ある程度のことまでは自分たちの工夫次第で不便を解消できることがわかったからかもしれません。

それと、夫は今まで自分で「モノ」をつくったりする人ではなかったのですが、一緒にDIYをしているうちにレベルアップしたようで、この前は会社の机の下で使う収納棚を1人で作りあげていました。また、ホームセンター通いをしているうちに家庭菜園に興味を持ったようで、現在ベランダでトマトを育てています! 広い意味でのDo It Yourself! なんだか夫に先をこされたようです(笑)

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頭をひねって考えたことを、形にする達成感
達成感からくる自信
他にももっとできるかもという向上心

そういった気持ちが生活の中に加わると、おうちで過ごす時間もわくわくできます。我が家の場合は、そのきっかけがインパクトドライバーとの出会いでした。

それでも、買うには勇気がいるなあ

そんな方は、まずはインパクトドライバーを“体験”してみるのがいいと思います。今は貸し出しをしているホームセンターが多く、工作室があるところも。インパクトドライバーはミニサイズのものから本格的なものまで、いろんな種類があります。もしかしたら暮らしが変わる出会いがあるかも!?

やってみたい! に身を任せてフットワークを軽くして、社宅でも賃貸でも都会でも田舎でも、ちょっとずつ暮らしを心地よくしていってはいかがでしょうか。

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著者:みっつリンid:mittsurin

みっつリン

社宅暮らしの転勤族。絵を描いたりDIYをするのが好きです。アイディアを練りながら心地よい暮らしを目指しています。

ブログ:社宅暮らしのアイディアノート
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